R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。
使い慣れた家の中へと足を踏み入れる。
望の希望通り真っ先にバスルームへと向かい、佳史の手も借りて衣類を脱ぎ捨てた。
今更目の前で裸になることに躊躇いもなかったが、昂った性器を視界に入れられるのに抵抗が生まれる。
佳史の手を通して感じさせてもらったのなら構わないが、今はいきなり見せつける状態だ。
「一人で、いい…」
「何言っているの」
望は入った洗い場ですぐに膝をついて蹲ってしまった。体内に渦巻く熱が込み上がって来ていて、直に触れられる今、醜態を晒しそうである。
望の正面に立った佳史が洗い流そうとシャワーをかけてきた。肌を這う全てが刺激になる。
「ダメ…っ、…さわら…ないで…っ」
「望、いいから。耐えなくていい。俺がいる」
佳史の優しさが伝わってくる。掌で直接触れてくることで、感じさせているのが自分なのだと意識をすり替えようとしていた。
蹲った体を抱き起こされ、その胸に寄りかからせられる。
医師としての日々の労働があるせいか、見た目以上に逞しい筋肉に覆われた体だった。多くの人の命を救い、また望のことも常に気にかけてくれる。
いつも支えてくれる人…。
啄ばむようなくちづけを額や頬、唇へと落としながら、下肢に潜り込んできた掌に握りこまれて、それだけで籠っていた熱が放出した。
「っ…っんっ…っ」
こんな簡単に射精するものなのか、と思ったくらいだ。膝をついていたからいいようなものの、体はガクガクだった。
それでも尚、湧きあがってくるものがあり、性器は萎えることがない。
「あぁ…っ…」
「大丈夫だから…。望、ずっと我慢していたんだろう。好きなだけ甘えればいい…」
「よしふ…」
流れ続けるお湯で白濁はすぐに消えた。
くちづけられて、口腔内を貪られる。絡み合う舌が再び望を快感の渦へと誘った。
はっきりと付き合うようになってからしか、佳史とは唇を合わせたことがなかった。
この行為が酷く官能を呼ぶものだと知ったのは、それからになる。佳史のくちづけは常に食い尽されそうな勢いがあった。
強く吸われる舌が…、唇が、佳史の思いを表しているようで、自分に向けられることに痛みすら受け入れたかった。
「あ…、ん…」
「ここじゃ逆上せるね。簡単に洗ってベッドへ行こう」
掌で泡立てたボディソープをそのまま塗り込められてゾクゾクとする。
今イったばかりなのに、体の回復を待つより勝手に体が反応し苛んでくるといった感じだ。
佳史の膝の上に対面で座らされて、背中に回った指が後孔を解した頃にはもう一度吐精したい状況になっていた。
両腕を佳史の肩に回し、抱きついた。中心が擦られたくて腰が揺れた。
そういった敏感なことに、佳史は良く気付く。いや…、この状況なら当然のことであるのか…。
嫌がられることもない。包んでくれる腕の温かさが望を翻弄する。
「もう一回、イっとく?」
「でも、よし…」
「これくらいじゃ望も枯れないだろ。このあと、俺もがんばらせてもらいますから覚悟してて」
ニコリと笑った姿は何もかもを受け入れてくれている。
望を楽にさせてやりたい、ただその優しさだけが見える。
佳史の中では、望が襲われたことはすでにない話になっていて、こんなふうに望を極めさせられるのは自分だけという考えだ。
迂闊な行動をとった望を責めることも、哀れに思うこともない。
佳史の性器も形を成しているというのに、優先されたのは望の解放だけ。
泡のぬめりの中で、二度目の絶頂もすぐだった。
それらをざっと流され、バスルームから連れ出される。フラフラな体は立っているのも歩くのも辛かった。
タオルで水滴を吸い取られた後、「おんぶがいい?抱っこがいい?」などとからかわれる。
丸裸の状態で、ましてやこの歳になって、おんぶも抱っこもできることなら避けたい。
「歩けるよ…」
「そう」
ふふふ、と笑った佳史だが、きちんと望の体を支えながら寝室まで歩いてくれた。
この後の行為が分かっているとはいえ、家の中を真っ裸の男二人が歩く…というのも奇妙な光景だな…とふと脳裏を過っていく。
そのあたりの羞恥心を失ってしまっているのも、年齢を重ねたせいか、完全に相手に委ねてしまっているからなのか…。
ベッドに倒れ込むように横になる。
一度寝室を出た佳史が水と錠剤を持って戻ってきた。
「胃薬、念のため飲んでおく?」
何を飲ませられたのかもはっきりしないが、佳史にはこの手の薬物の知識もあるのだろう。
良いと思う行動をとってくれるのはありがたいことでしかない。
頷き、起き上がりかけた肩を止められる。
寝転がったままの口の中にポトリと錠剤を落とされ、口に水を含んだ佳史の唇が重なった。
ゆっくりと流れ込んでくる冷たい水が、熱くなった体を冷やしてくれるようでもある。だけど直後には、佳史の溢れんばかりの熱情を注がれていた。
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使い慣れた家の中へと足を踏み入れる。
望の希望通り真っ先にバスルームへと向かい、佳史の手も借りて衣類を脱ぎ捨てた。
今更目の前で裸になることに躊躇いもなかったが、昂った性器を視界に入れられるのに抵抗が生まれる。
佳史の手を通して感じさせてもらったのなら構わないが、今はいきなり見せつける状態だ。
「一人で、いい…」
「何言っているの」
望は入った洗い場ですぐに膝をついて蹲ってしまった。体内に渦巻く熱が込み上がって来ていて、直に触れられる今、醜態を晒しそうである。
望の正面に立った佳史が洗い流そうとシャワーをかけてきた。肌を這う全てが刺激になる。
「ダメ…っ、…さわら…ないで…っ」
「望、いいから。耐えなくていい。俺がいる」
佳史の優しさが伝わってくる。掌で直接触れてくることで、感じさせているのが自分なのだと意識をすり替えようとしていた。
蹲った体を抱き起こされ、その胸に寄りかからせられる。
医師としての日々の労働があるせいか、見た目以上に逞しい筋肉に覆われた体だった。多くの人の命を救い、また望のことも常に気にかけてくれる。
いつも支えてくれる人…。
啄ばむようなくちづけを額や頬、唇へと落としながら、下肢に潜り込んできた掌に握りこまれて、それだけで籠っていた熱が放出した。
「っ…っんっ…っ」
こんな簡単に射精するものなのか、と思ったくらいだ。膝をついていたからいいようなものの、体はガクガクだった。
それでも尚、湧きあがってくるものがあり、性器は萎えることがない。
「あぁ…っ…」
「大丈夫だから…。望、ずっと我慢していたんだろう。好きなだけ甘えればいい…」
「よしふ…」
流れ続けるお湯で白濁はすぐに消えた。
くちづけられて、口腔内を貪られる。絡み合う舌が再び望を快感の渦へと誘った。
はっきりと付き合うようになってからしか、佳史とは唇を合わせたことがなかった。
この行為が酷く官能を呼ぶものだと知ったのは、それからになる。佳史のくちづけは常に食い尽されそうな勢いがあった。
強く吸われる舌が…、唇が、佳史の思いを表しているようで、自分に向けられることに痛みすら受け入れたかった。
「あ…、ん…」
「ここじゃ逆上せるね。簡単に洗ってベッドへ行こう」
掌で泡立てたボディソープをそのまま塗り込められてゾクゾクとする。
今イったばかりなのに、体の回復を待つより勝手に体が反応し苛んでくるといった感じだ。
佳史の膝の上に対面で座らされて、背中に回った指が後孔を解した頃にはもう一度吐精したい状況になっていた。
両腕を佳史の肩に回し、抱きついた。中心が擦られたくて腰が揺れた。
そういった敏感なことに、佳史は良く気付く。いや…、この状況なら当然のことであるのか…。
嫌がられることもない。包んでくれる腕の温かさが望を翻弄する。
「もう一回、イっとく?」
「でも、よし…」
「これくらいじゃ望も枯れないだろ。このあと、俺もがんばらせてもらいますから覚悟してて」
ニコリと笑った姿は何もかもを受け入れてくれている。
望を楽にさせてやりたい、ただその優しさだけが見える。
佳史の中では、望が襲われたことはすでにない話になっていて、こんなふうに望を極めさせられるのは自分だけという考えだ。
迂闊な行動をとった望を責めることも、哀れに思うこともない。
佳史の性器も形を成しているというのに、優先されたのは望の解放だけ。
泡のぬめりの中で、二度目の絶頂もすぐだった。
それらをざっと流され、バスルームから連れ出される。フラフラな体は立っているのも歩くのも辛かった。
タオルで水滴を吸い取られた後、「おんぶがいい?抱っこがいい?」などとからかわれる。
丸裸の状態で、ましてやこの歳になって、おんぶも抱っこもできることなら避けたい。
「歩けるよ…」
「そう」
ふふふ、と笑った佳史だが、きちんと望の体を支えながら寝室まで歩いてくれた。
この後の行為が分かっているとはいえ、家の中を真っ裸の男二人が歩く…というのも奇妙な光景だな…とふと脳裏を過っていく。
そのあたりの羞恥心を失ってしまっているのも、年齢を重ねたせいか、完全に相手に委ねてしまっているからなのか…。
ベッドに倒れ込むように横になる。
一度寝室を出た佳史が水と錠剤を持って戻ってきた。
「胃薬、念のため飲んでおく?」
何を飲ませられたのかもはっきりしないが、佳史にはこの手の薬物の知識もあるのだろう。
良いと思う行動をとってくれるのはありがたいことでしかない。
頷き、起き上がりかけた肩を止められる。
寝転がったままの口の中にポトリと錠剤を落とされ、口に水を含んだ佳史の唇が重なった。
ゆっくりと流れ込んでくる冷たい水が、熱くなった体を冷やしてくれるようでもある。だけど直後には、佳史の溢れんばかりの熱情を注がれていた。
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江嶋のやつめー
何勘違いしてるんでしょう
誠実だけど気弱な男のふりして優しさにつけ込むなんて
許せないぞ
とりあえず未遂ってことで済んだので
ここはまず消毒してもらってから
心と身体のケアもよろしく佳史さん
何勘違いしてるんでしょう
誠実だけど気弱な男のふりして優しさにつけ込むなんて
許せないぞ
とりあえず未遂ってことで済んだので
ここはまず消毒してもらってから
心と身体のケアもよろしく佳史さん
甲斐様
こんばんは。
> 江嶋のやつめー
> 何勘違いしてるんでしょう
> 誠実だけど気弱な男のふりして優しさにつけ込むなんて
> 許せないぞ
許せない男です。
でもきっと譲原はかばった(弁護した)からなんとなく、許してしまいそうです。
自分から好奇心で近づいたこと、気にしてもいるんですよね。
> とりあえず未遂ってことで済んだので
> ここはまず消毒してもらってから
> 心と身体のケアもよろしく佳史さん
未遂で済んだのは良かったことです。
後はダーリンにおまかせして。
頑張って、センセー。
色々な意味で癒していただきたいものです。
コメントありがとうございました。
こんばんは。
> 江嶋のやつめー
> 何勘違いしてるんでしょう
> 誠実だけど気弱な男のふりして優しさにつけ込むなんて
> 許せないぞ
許せない男です。
でもきっと譲原はかばった(弁護した)からなんとなく、許してしまいそうです。
自分から好奇心で近づいたこと、気にしてもいるんですよね。
> とりあえず未遂ってことで済んだので
> ここはまず消毒してもらってから
> 心と身体のケアもよろしく佳史さん
未遂で済んだのは良かったことです。
後はダーリンにおまかせして。
頑張って、センセー。
色々な意味で癒していただきたいものです。
コメントありがとうございました。
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