R18(15?)でお願いします。
あまりにもたどたどしい動きではあるにしろ、那智の手が触れているというだけで久志は興奮を覚えていた。
気持ちいいというところまではたどり着かなかったが、拒絶や抵抗といった雰囲気が見当たらないだけで充分だった。
動かし方をレクチャーするのはまだ先の話でいい。とにかく今は那智が積極的に動いてくれたことが単純に嬉しかった。
久志の腕の中でモゾモゾする那智に気付いて、抱え込んでいた腕の力を緩める。
覗き込んだ先、また那智は睫毛を幾度か瞬かせて伏せるようにしながら、何かを言いたそうだった。
「どうした? やっぱり嫌だった?」
責める口調ではなく、どちらかといえばそれが普通だと言わんばかりに那智を宥めようとしたのだが、那智は小さく首を振っただけで何も言わなかった。しかし、戸惑いを見せる表情が読めるだけに久志は心配になる。
「無理しなくていいから。那智が嫌わないでいてくれるだけでいいから」
安心させるように耳元で囁けば、違うと那智は一瞬だけ久志と視線を絡めた。
「…あの、…ちょっと手、離して」
抱きかかえていた手を離せと言われれば、やはり何か嫌う部分があったのだろうか。
言葉を続けるのも躊躇われ、久志は上体を起こして那智の隣、シーツの上に腰をずらした。
同時に起き上がった那智がスーッと体を足元の方へ移動させ、蹲るような体勢を取ると、久志の昂ぶりに手を添え、徐にそれを口に含んだ。
「えっ?! ちょっ…っ! 那智っ?!」
突然のことに、那智の肩を押さえ、久志は腰を引いた。久志の分身がプルンと揺れながら那智の口から抜け出る。一瞬のことであったにしろ、那智の口の中で絡んだ透明な唾液も一緒に引き出され、那智の赤い唇を照らした。
那智は濡れた唇の上を無造作に手の甲で拭う。それから驚きに目を見張る久志を真っ赤な顔で見据えた。
「ごめ…、…ヤだった…?」
何をどう思ってこんな行為をしようと思ったのだろうか。
『嫌だ』などという思いはどこにも在らず。むしろ歓迎すらできそうな行為だったのだが、久志にはまだどこか無理をさせている感が拭えずにいた。
先程まで嫌味や意地悪を言ってしまったことが悔やまれていた。
上の空とかではなく、考えあぐねて及ばれた行為とは簡単に想像がつき、自分が那智を困らせる発言をしてしまった果てにこのような動作をされたのかと後悔の念すら浮かぶ…
無理矢理こんなことをさせたかったわけではない。
「那智、嫌じゃないの? 無理しなくていいから」
柔らかな髪を撫でると那智は大きく首を振った。
「ちがうの…。ヒサ、…いつも、してくれるから…」
にほんブログ村
実家の母が入院することになりまして…
独居老人父もいるので、頻繁にパソ子と出会えなくなりました。
なるべく更新していきたいのですが…
不定期更新になると思います。ご容赦ください。
あまりにもたどたどしい動きではあるにしろ、那智の手が触れているというだけで久志は興奮を覚えていた。
気持ちいいというところまではたどり着かなかったが、拒絶や抵抗といった雰囲気が見当たらないだけで充分だった。
動かし方をレクチャーするのはまだ先の話でいい。とにかく今は那智が積極的に動いてくれたことが単純に嬉しかった。
久志の腕の中でモゾモゾする那智に気付いて、抱え込んでいた腕の力を緩める。
覗き込んだ先、また那智は睫毛を幾度か瞬かせて伏せるようにしながら、何かを言いたそうだった。
「どうした? やっぱり嫌だった?」
責める口調ではなく、どちらかといえばそれが普通だと言わんばかりに那智を宥めようとしたのだが、那智は小さく首を振っただけで何も言わなかった。しかし、戸惑いを見せる表情が読めるだけに久志は心配になる。
「無理しなくていいから。那智が嫌わないでいてくれるだけでいいから」
安心させるように耳元で囁けば、違うと那智は一瞬だけ久志と視線を絡めた。
「…あの、…ちょっと手、離して」
抱きかかえていた手を離せと言われれば、やはり何か嫌う部分があったのだろうか。
言葉を続けるのも躊躇われ、久志は上体を起こして那智の隣、シーツの上に腰をずらした。
同時に起き上がった那智がスーッと体を足元の方へ移動させ、蹲るような体勢を取ると、久志の昂ぶりに手を添え、徐にそれを口に含んだ。
「えっ?! ちょっ…っ! 那智っ?!」
突然のことに、那智の肩を押さえ、久志は腰を引いた。久志の分身がプルンと揺れながら那智の口から抜け出る。一瞬のことであったにしろ、那智の口の中で絡んだ透明な唾液も一緒に引き出され、那智の赤い唇を照らした。
那智は濡れた唇の上を無造作に手の甲で拭う。それから驚きに目を見張る久志を真っ赤な顔で見据えた。
「ごめ…、…ヤだった…?」
何をどう思ってこんな行為をしようと思ったのだろうか。
『嫌だ』などという思いはどこにも在らず。むしろ歓迎すらできそうな行為だったのだが、久志にはまだどこか無理をさせている感が拭えずにいた。
先程まで嫌味や意地悪を言ってしまったことが悔やまれていた。
上の空とかではなく、考えあぐねて及ばれた行為とは簡単に想像がつき、自分が那智を困らせる発言をしてしまった果てにこのような動作をされたのかと後悔の念すら浮かぶ…
無理矢理こんなことをさせたかったわけではない。
「那智、嫌じゃないの? 無理しなくていいから」
柔らかな髪を撫でると那智は大きく首を振った。
「ちがうの…。ヒサ、…いつも、してくれるから…」
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実家の母が入院することになりまして…
独居老人父もいるので、頻繁にパソ子と出会えなくなりました。
なるべく更新していきたいのですが…
不定期更新になると思います。ご容赦ください。
こんにちわ。
お母様お大事にしてあげてください☆
きえさんも無理なさらないように・・・
なっちの行動に戸惑うヒサが可愛かったです♪
お母様お大事にしてあげてください☆
きえさんも無理なさらないように・・・
なっちの行動に戸惑うヒサが可愛かったです♪
メグミ様
レス遅くなり申し訳ございませんm(__)m
母の心配までしていただきありがとうございます。
入院といっても検査入院なので週末には戻るんですけどね。
結果次第では手術とかいうのであまり安心できないでいますが…。
> なっちの行動に戸惑うヒサが可愛かったです♪
ヒサにしてみれば予想外のことだったんでしょうね。
ただ触りたいだけと思っていたら咥えられちゃった…みたいな…。
かなり焦ってます、こいつ。
テンパッてるヒサをみるのも一興(by なち)
コメントありがとうございましたっ!
レス遅くなり申し訳ございませんm(__)m
母の心配までしていただきありがとうございます。
入院といっても検査入院なので週末には戻るんですけどね。
結果次第では手術とかいうのであまり安心できないでいますが…。
> なっちの行動に戸惑うヒサが可愛かったです♪
ヒサにしてみれば予想外のことだったんでしょうね。
ただ触りたいだけと思っていたら咥えられちゃった…みたいな…。
かなり焦ってます、こいつ。
テンパッてるヒサをみるのも一興(by なち)
コメントありがとうございましたっ!
きえ | URL | 2009-08-26-Wed 00:07 [編集]
p様
コメントありがとうございます。
レス、遅くなり申し訳ございません。
先日はうちのなっちぃがp様のツボに入ってご迷惑をおかけしたようで…
たまぁに爆弾発言をするのでヒサも戸惑い中です。
私も困ってます…。
無垢という世間知らずは手に負えん…。
またニヤニヤさせられたらいいなって思ってます。
コメントありがとうございました。
コメントありがとうございます。
レス、遅くなり申し訳ございません。
先日はうちのなっちぃがp様のツボに入ってご迷惑をおかけしたようで…
たまぁに爆弾発言をするのでヒサも戸惑い中です。
私も困ってます…。
無垢という世間知らずは手に負えん…。
またニヤニヤさせられたらいいなって思ってます。
コメントありがとうございました。
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