R18でお願いします。
久志のために…と思って臨んだ行為であったはずなのに、拒否されるかのように腰を引かれて、那智は困惑した。
自分ではだめなのだろうか…。
上体を起こした久志が那智の髪を優しく撫でながら不安に溺れる那智を抱きしめてくれる。
「嬉しいけど、那智が少しでも嫌だって思うなら何もしなくていいから」
「そ、じゃなくて…。嫌なんて思ってないし。…その…、しちゃだめ?」
顔を上げられずに、腕の中に収まりながら、手放してしまった久志の性器に再び手を伸ばしてみた。
不思議なことに、一度触れてしまえば、離れてしまったことがひどく残念な気にすらなっていた。
相手の大事な場所に触れたいとか思う自分はどこかおかしくなってしまったのだろうか。好奇心のような、心をざわざわとする気持ちが沸き上がってきた。
確かに久志の言うように、男の自分が手にしたいと思うようなものではないはずだ。久志が心配する気持ちも分からなくもないが、今は自分で感じる久志を実感したかった。
硬く猛ったものが手の中に包まれると、観念したような久志の低い声が聞こえた。
「ん。分かった。でも嫌悪感があるならすぐやめて。那智に辛いこと、させたくない」
そんなものあるわけない、と内心で思うのだが、言葉にすることもなく素直に頷けば、久志は那智の唇にキスを落としてから、那智の体を離した。
ベッドヘッドに枕を寄せて背を預ける。
『しちゃだめ?』などと囁かれてこれ以上躊躇う理由などありもせず、久志は自分の懸念が杞憂だったと感じた。
久志自身の昂ぶりを手にした那智が、頬を紅く染めながら戸惑いがちに唇を寄せる。嫌々しているのではないのは、その表情を見ても分かることだったが、うっとりと何かに陶酔したような那智は、はっきりいって目の毒だった。
ぷっくらとした唇の奥から赤い舌が差しだされ、先端を舐めた後、いきなり咥えこまれた。
順序ややり方など、特に定めのあるものでもないが、久志の今の状況で、突然のこの行為は一気に昂ぶられるものがあった。
湿り気のある那智の口腔内がネットリと絡みついてくる。
技など何も持たないぎこちなさではあっても、時折、『これでいい?』と確認されるような上目遣いの視線が投げられれば、視覚で犯されるといった感じで、那智の口の中で質量が増す。
…これ、やばいって…
全てを口に含むなど到底無理なことで、半分ほどを口に入れただけで、那智は緩やかな動きを繰り返した。
焦れったさはあっても、どうしろなどとはとても口に出す気になれず、為すがままにさせていたのだが、ふと久志の視界に淋しげな那智の下半身が飛び込んできた。
いつもなら、那智に与えるだけの快楽だった。それが今日は、まだ何もしてあげていないような気がする。
「那智、こっち来て」
口から久志自身を離そうとしない那智が、不思議そうに久志を見上げた。
上体を起こした久志は、ほとんど強引に那智の腰を掴むと自分の方へと手繰り寄せ、顔の上に跨らせた。
「え!?ヒサっっ?!」
突然取らされた体勢に那智からは羞恥と驚愕の声が上がったが、久志は気にしなかった。
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久志のために…と思って臨んだ行為であったはずなのに、拒否されるかのように腰を引かれて、那智は困惑した。
自分ではだめなのだろうか…。
上体を起こした久志が那智の髪を優しく撫でながら不安に溺れる那智を抱きしめてくれる。
「嬉しいけど、那智が少しでも嫌だって思うなら何もしなくていいから」
「そ、じゃなくて…。嫌なんて思ってないし。…その…、しちゃだめ?」
顔を上げられずに、腕の中に収まりながら、手放してしまった久志の性器に再び手を伸ばしてみた。
不思議なことに、一度触れてしまえば、離れてしまったことがひどく残念な気にすらなっていた。
相手の大事な場所に触れたいとか思う自分はどこかおかしくなってしまったのだろうか。好奇心のような、心をざわざわとする気持ちが沸き上がってきた。
確かに久志の言うように、男の自分が手にしたいと思うようなものではないはずだ。久志が心配する気持ちも分からなくもないが、今は自分で感じる久志を実感したかった。
硬く猛ったものが手の中に包まれると、観念したような久志の低い声が聞こえた。
「ん。分かった。でも嫌悪感があるならすぐやめて。那智に辛いこと、させたくない」
そんなものあるわけない、と内心で思うのだが、言葉にすることもなく素直に頷けば、久志は那智の唇にキスを落としてから、那智の体を離した。
ベッドヘッドに枕を寄せて背を預ける。
『しちゃだめ?』などと囁かれてこれ以上躊躇う理由などありもせず、久志は自分の懸念が杞憂だったと感じた。
久志自身の昂ぶりを手にした那智が、頬を紅く染めながら戸惑いがちに唇を寄せる。嫌々しているのではないのは、その表情を見ても分かることだったが、うっとりと何かに陶酔したような那智は、はっきりいって目の毒だった。
ぷっくらとした唇の奥から赤い舌が差しだされ、先端を舐めた後、いきなり咥えこまれた。
順序ややり方など、特に定めのあるものでもないが、久志の今の状況で、突然のこの行為は一気に昂ぶられるものがあった。
湿り気のある那智の口腔内がネットリと絡みついてくる。
技など何も持たないぎこちなさではあっても、時折、『これでいい?』と確認されるような上目遣いの視線が投げられれば、視覚で犯されるといった感じで、那智の口の中で質量が増す。
…これ、やばいって…
全てを口に含むなど到底無理なことで、半分ほどを口に入れただけで、那智は緩やかな動きを繰り返した。
焦れったさはあっても、どうしろなどとはとても口に出す気になれず、為すがままにさせていたのだが、ふと久志の視界に淋しげな那智の下半身が飛び込んできた。
いつもなら、那智に与えるだけの快楽だった。それが今日は、まだ何もしてあげていないような気がする。
「那智、こっち来て」
口から久志自身を離そうとしない那智が、不思議そうに久志を見上げた。
上体を起こした久志は、ほとんど強引に那智の腰を掴むと自分の方へと手繰り寄せ、顔の上に跨らせた。
「え!?ヒサっっ?!」
突然取らされた体勢に那智からは羞恥と驚愕の声が上がったが、久志は気にしなかった。
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