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BLの丘
週末の夜 7 (策略SS)
2009-08-27-Thu  CATEGORY: 策略はどこまでも
R18でお願いします。

久志の肩幅は広かったので、否応が無く両足が広げさせられる。閉じることを許されなかった下半身が興奮と怯えの狭間で揺れた。
「いいから。続き、して」
腰だけを引き寄せたので、那智の目の前には久志の昂ぶりが鎮座している。
口から離れてしまった分身を再び弄るように伝えれば、那智は羞恥の中でも諦めたように、久志の屹立を手にした。
同時に久志も濡れそぼった那智自身に手をかけた。
僅かではあるにしろ、滴を浮かせた下半身を放ったらかしにしたことを申し訳なく思う。

長い舌で零れ落ちそうな滴を掬い上げ、根元から先端までを一気に舐め上げる。那智の戸惑いを気にすることなく、自らの術を那智の分身に与えれば、悶えるような那智の足の指が丸まった。
「は…ぁあ…ん…」

再び那智の口から分身が零れ落ちた。
久志は口の中に溜めた唾液を鎮まりにあてがい、窄めた舌先で中を開くように弄ってやる。
なんとか久志の興奮を口内に収めようとする那智の努力は見られたが、実行されることはなかった。
閉じることを忘れたような口からぽたぽたと唾液が落ち、熱い息が吐きかけられた。時折きゅっと握られる分身に痛痒いような刺激が走る。
「那智、もう無理? 気持ちよくさせてあげるから離して」
口で行われる奉仕に那智の限界を感じた久志は、無理をさせずに顔を上げさせた。
細い那智の腰を掴み上げ、自分と向かい合わせにしてから、ゆっくりと自分の屹立の上へと持って行く。
まるで久志の腰の上を跨るような体勢に、那智の羞恥心が沸騰した。
「あ、…いや…」
浅ましい姿を披露させられている気分になる。
久志の手や口によって昂ぶられた分身がしどしどと濃密な液体を垂れ流している。
窄んでいたはずの後ろの孔が、待ち構えていたように、宛がわれた久志自身を飲み込もうとぱっくりと開いた。

「ん、アァ…ぁぁぁっ…」

足に力を入れることなどできず、自分の重みで久志自身を飲み込んだ後孔が悦びに疼いているのが分かった。
「あぁぁぁっっっ…」
引き裂かれるような痛みがあったのは束の間だった。
幾度も繰り返された愛撫に、那智の全身が戦慄き、解放を求めて一つの出口を目指していた。
「ひ、さ…、ヒサっ…」

思わず久志の首を那智の両腕が絡め取る。
密着した体を更に深く繋げるように、久志は那智の両膝を掬いあげた。支えるのはもはや、久志の屹立だけだった。
「あ、ぁぁっっ!!」

より一層深く潜り込んだ久志自身を感じて、那智は悶えるように首を振る。一番感じる場所を、これでもかと攻め立てる久志が恨めしいくらいだ。
久志はベッドのスプリングを利用して小さな揺れで那智の中をかきまわした。
「ん…っ!…っだめっ…、いっちゃう…」
ビクビクと膨れ上がる那智の分身が、吐き出したい欲望を湛えて久志に訴えかけた。
「いいよ、イッて。那智いっぱい弄ってくれたから、ご褒美あげる」
そう言って久志は那智の猛るモノを掬いあげながら、腰を動かして体内の僅かな膨らみを攻めた。
「はっ!…っっ!んっっ!…だめぇ…」

ほんの一瞬のことだった。那智の内部を攻めた久志自身が激しく蠢くと共に、那智の前立腺をこれでもかと擦り上げる。
「…あァ…ア…ぁぁぁん…っっ!」
堪え切れなかった白濁が久志の腹の上に零れ落ちた。
それと同時に、締め上げた那智の内部で久志が果てるのが分かる。

だが、久志の肉芯は力を失うことはなかった。

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