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BLの丘
かけがいのない日々のはじまり 6
2010-01-31-Sun  CATEGORY: かけがえのない日々
R18です。性描写があります。閲覧にはご注意ください。
予約ができるくらいは残せたので…。またただのえっちで終わる二人です。


…ヤバイっ…マジでクる…これ…。

神戸を慰めてやりたいだけで始まった行為は、しっかりと日野を虜にしていた。
酔いの上に、激しい運動とも取れる行動で神戸の意識は現実の世界から切り離されていったようだ。
「あぁぁぁっ!んっ、いいっっ!!」
神戸の仕草はもっと大胆になっていった。
日野に合わせるように動く腰や、自ら触れる昂り。

肉の叩きつけられる音が数度繰り返されると、きゅうっと締まる孔があった。
絞り取られるとはまさにこのことを言うのだと思う。
抜き差しを繰り返せば繰り返すほど、射精感は抑えられなくなって、だからといって自分だけが先に爆ぜるのはプライドが許さない。
神戸の屹立に添える手を日野の手に変え、自分の動きと共に扱いてやると抱えた足がぶるぶると震えた。
「でちゃ…」
「イって…。俺もちょっともう無理そう…」

自慰はしたことがあるから手の動きはどうにか想像がつく。あとは神戸の体内に収めてしまった自分の息子をどうするかだ…。
「あまり触れないで」と言われたアノ場所がたぶん快楽を与えるための最短の道なのだろうとはなんとなく分かった。
ぐりぐりと擦りつけたら一気に神戸の肌が戦慄いた。
「んっあぁぁぁっっ!!」
一層の締め付けが日野を襲い、日野の理性ももう飛んだ。
握り締めた股間がピクピクと脈を打って神戸の腹から胸へと白濁が飛び散る。
神戸が果てると同時にぎゅっと締まった孔の狭さには日野も耐えることができなかった。
コンドームという薄い壁に守られながらも、神戸の中で弾ける日野の性器があった。


ぐったりと何をすることもなく、神戸は眠りの世界へと落ちていった。
日野はこの世界を恐ろしいと思った。
まるで妖怪にとりつかれたようなあやしさがあった。
ずるりと引き出した分身からコンドームを取り去り、神戸の汚れた肌も拭ってやる。
神戸は全く目覚めることがなかった。

どこか憂いを帯びた表情はこれまでにも何度か見たことがあったが、今夜の酔い方は尋常ではなかった。
余程の何かがあったのだろう。
日野は客の愚痴を聞くことはあっても問うことはない。
人は時折壊れるような時間を持ってもいいと思う。その手助けを自分ができるかは疑問だが…。
目が覚めた時に神戸が後悔しないことだけを祈った。

そして自分を誘った言葉…。
普段であれば客の誘いに乗ることなどない日野だが、何故か放っておけなかった。
店のカウンターでことりと額を落とした身体を、帰す場所がなかったというのもあるかもしれない。
こんなふうに酔い潰れる客などあの店ではいないから、他の客ならどうしていたのかも分からない。

だが、濡れたこの行為を、他の男とまでするようにはならないだろうと何故か感じた。
静かな寝息を立てる神戸の額から汗で湿った髪を梳いてやる。
他の男に対してどう思うかはともかく、この男には惹き寄せられて襲われるような魔性が潜んでいた。
「俺の人生、変えられちゃったよ…」
小さく呟いた言葉は神戸には聞こえていないだろう。


知らなかった世界。

『おしえてあげる…』

始まりに神戸が囁いた言葉は、本当に”悪魔のささやき”だった。

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一応これで終わりです…。
すみません。ただのえっちで…m(__)m
ポチがあったらもしかしたら続きが?!(もういらない???)


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かけがえのない日々の訪れ 1
2010-02-02-Tue  CATEGORY: かけがえのない日々
(またもや予想外な続き?!すみません。妄想激しく止まらなくなった…)

酔いにまかせて初めて身体を繋いだ夜から、何度か神戸とは触れ合う機会があった。
触れる場所は掌ごときにおさまらなかった。
夜の関係で触れる場所といえば…アソコだ。

誘われれば断ることもなく、ホテルへとなだれ込む…という感じだった。
日野はくせになっていたといっていい。
忘れられない夜が、ずっと続いていた。
あの時ほど神戸は酔うこともなかった。だから意識はしっかりとしていたのだと思う。

いつも日野は寝転がって、上から被さってくる神戸の温かさを感じた。
途中で体位を返しても神戸は何も言わなかったし、それを望んでいるようなところもある。
獰猛な獣のように日野が豹変しても、神戸は受け入れてくれた。

いつものように一度目の放出をお互いが終えて、互いに乱れた呼吸を整えていた時、滅多に続きを求めない神戸が日野の力を失った性器に舌を寄せた。
「神戸さん?」
一晩に二度三度の繋がりを持ったことはあったが、ほとんどは日野の意思だった。

「ねぇ、たまには違う刺激を受けてみない?」
悪魔のような微笑みと囁きが耳に響いてくる。

今度教えられるものはなんだろう…?

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(なんだ、この短さは…????しかもまだ続いているらしい、このふたり…
っていうか…つづきがあるのか?????悪魔のささやきをもっと聞きたい方はぽちっとしておいてください。
いつかささやかれます。いつか…)


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かけがえのない日々の訪れ 2
2010-02-03-Wed  CATEGORY: かけがえのない日々
R15…いや、必要ありません。私の描写だと…。

寝転がった日野の両足がそっと開かれる。
恥ずかしい部分を晒すようで抵抗があったが、神戸の魅惑と言っていい笑みが日野の動きを封じた。
神戸の表情を追い続ければ、彼の視線が日野の股関節に落ちるのがわかる。そして、普段絶対に人目に晒すことのない場所へと向けられていく…。
細くてしなやかな指が日野の性器をたどり、蟻の門渡りを撫でて後ろへと流れ込んだ。
「ちょっ…っ!?」
「大丈夫。ちゃんと解してあげるから…」

まるで注射を嫌がる子供を宥めるかのような静かな神戸の言葉だったが、神戸が何をしようとしているのかは咄嗟に分かった。
いつも自分が神戸にしていることだ。
『解す…』

その言葉の意味は、今となっては充分なほど理解できるものだった。

日野の硬くなる身体に、神戸の唇が落ちてくる。
首筋から鎖骨へ。一度耳朶を噛まれて鼓膜には淫靡な水音が響いた。
視覚と聴覚、そして嗅覚までもが研ぎ澄まされるようだった。
自らが発する雄の香りと、神戸から放たれる優美なエロス。

男から愛撫など受けたことのない日野にとって、肌を触れる男は神戸が最初だった。
この世界の男が全てこれほどの腕前をもっているのかは知らないが、感じる場所を的確に攻めてくるところは感心すらする。
同じように神戸の性器に触れる時は日野の気持ちいいところを思い浮かべながら攻めていて、それで反応をもらうのだからお互いに分かり切っているような気すらする。
それでも、体内のある一点を掠めた時にいつも狂うように乱れる神戸を知っている。
自分がどうなるのかは日野には分からない。
そもそもそんな場所が本当に日野にも存在するのかと疑心暗鬼だった。
それに神戸のように柔らかくなって受け入れられるのだろうか…?

日野にとっては未知の世界と言っていい。恐怖と不安しかなかった。

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本当に気まぐれであちこち飛ぶ連載です。
ご迷惑をいっぱいおかけいたします。
申し訳ございませんっ!!
あっちかこっちかどっちかに絞ってくれっ!!と言う方もいらっしゃるようですが…。
私の頭の都合なので…。
あくまでも私の趣味の世界と割り切ってください。


(うげーっ!!なんだかまた間違えて上げたっぽいっ!!)
また残す始末になりました…(/_;)
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かけがえのない日々の訪れ 3
2010-02-06-Sat  CATEGORY: かけがえのない日々
R18 性描写があります。ご注意ください。

初めて神戸からフェラを受けた時、快感とも恐怖ともいえる世界がそこにあった。
道端で拾った女から幾度もしてもらったおざなりなものとは雲泥の差があった。
一舐めごとに興奮がつのり、昂った自身は今にも吐き出してしまいそうな舌使いに幾度も息を止めた。
他の人間に同じ行為をしてもらった時に、果たして感じるのだろうかと思ってしまうくらい…。
それが分かるから、施される愛撫もある意味で脅威だった。

両膝を抱えあげられて、一層秘部が空気に晒される。
その冷たさにピクリと身体が揺れたが、意外と力のあった神戸に、興奮をまとった自分の身体は抵抗の意思を見せなかった。
だけど、ただのフェラだけだと思っていた舌先が会陰をなぞった時、日野は言いようのない快感の波に襲われた。
そして辿り着いた後孔の上を舐められる。

「えっ?!ちょっ!!ちょっと、神戸さんっ?!」
そんな場所を人目に晒すことはもちろん、舐められたことなどない日野は驚愕に腰を引いた。
「なにしてっ…っ!?」
日野の手に顔を上げさせられた神戸が、少し不服そうに日野の腿を軽く叩いた。
「大人しくしていて。悪いようにはしないから」
「だからってそんなところ…」
「たまには僕の好きにさせてよ」

神戸から誘われる夜の逢瀬とはいえ、最終的には日野の感情が突っ走るような状況ばかりだった。
“たまには”と言われてしまえば返す言葉もない。

それでもやはり抵抗はあったし、「ハイ、わかりました」と素直に開ける場所でもない。
実際、日野はいまだに神戸の性器に触れたことはあっても唇を寄せたことはない。
神戸に失礼だと思いながらも最後の砦を崩すことができないままで、神戸はそんな日野に文句の一つも零してなどこない。
日野が出来ないでいることを飛び越え、更に奥地へと潜り込まれた時には、密林の奥深さにめまいを起こしそうだった。

「心の準備はできた?君は何もしなくていいからね。ただ身体の力を抜いていて」
諭すような神戸の声が聞こえる。
逃げ腰だった日野の腰を掴み寄せ、神戸の口腔へと日野の中心が飲み込まれていく。
一番大事な部分をねっとりとした口の中に咥えられて、ぬちゃぬちゃとした音が立ち始めれば、日野はもう逃げ場のない自分の身体を知った。
だってもうこれは、言葉にできない気持ち良さ…。

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こいつらはえっちしかないような気がしてきた…。
↑たまにはぽちっとしていってね。↓
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かけがえのない日々の訪れ 4
2010-02-08-Mon  CATEGORY: かけがえのない日々
R18 性描写があります。ご注意ください。

「…あ…、んっ…」
思わず息を止めた。
神戸から施される口淫はしつこいくらいで、日野はしっかりと勃ちきった息子を爆発させないように耐えていた。
いつも神戸はこれほど執拗に攻めてはこない。
口淫はもちろん丁寧で巧みだったが、ある程度のところで口を離してくれた。だから日野にも余裕が生まれた。
それが今は…。

「か、神戸さんっ、ちょっ…っ!…も…」
このままであれば自分の忍耐力が持続できるとはとても思えない。
限界だという声を上げても、神戸は聞こえているのか聞いていないのか、日野のモノから口を離そうとはしなかった。
次から次へと溢れ出てくる先走りをぺろぺろと舐められ、ピクピクと性器が脈打つのが触れていなくても分かる。
神戸の唇や舌が触れたのは性器だけではなかった。
時折後孔まで舐められ、感じたことのない気持ち良さに酔おうとすればそらされてまた中心の先端へと戻る。
思わず、もっと…と強請ってしまいそうなむず痒さがあった。

それを何度も繰り返され、窄められた舌先で裏筋を舐め上げられて、もうこのまま耐えずに、快感の波に流されてしまおうと覚悟を決めた。
あともう少しで…というところで刺激が止まった。
今となれば、このまま放置されるほうがもっと辛い。

神戸がローションを手にするために日野の身体から離れた。
その時に恥も外聞もなく自らの性器に手を伸ばそうとして咎められた。
「触っちゃダメ。これで満足させようなんて思ってないから」
触れかけた手を軽くパシと叩かれる。
それからフッと笑みを浮かべて「いい子だからもう少し我慢してね」と囁くような声が聞こえた。

散々弄られて嬲られて、男のプライドにかけて耐え続ければ、果てさせてもらえないもっと辛い現実が待っていた。
全てを分かり切りながら計ったように事を進めるのだから、『意地悪』としか言いようがない。

…悪魔だ…

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