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BLの丘
かけがえのない日々の訪れ 2
2010-02-03-Wed  CATEGORY: かけがえのない日々
R15…いや、必要ありません。私の描写だと…。

寝転がった日野の両足がそっと開かれる。
恥ずかしい部分を晒すようで抵抗があったが、神戸の魅惑と言っていい笑みが日野の動きを封じた。
神戸の表情を追い続ければ、彼の視線が日野の股関節に落ちるのがわかる。そして、普段絶対に人目に晒すことのない場所へと向けられていく…。
細くてしなやかな指が日野の性器をたどり、蟻の門渡りを撫でて後ろへと流れ込んだ。
「ちょっ…っ!?」
「大丈夫。ちゃんと解してあげるから…」

まるで注射を嫌がる子供を宥めるかのような静かな神戸の言葉だったが、神戸が何をしようとしているのかは咄嗟に分かった。
いつも自分が神戸にしていることだ。
『解す…』

その言葉の意味は、今となっては充分なほど理解できるものだった。

日野の硬くなる身体に、神戸の唇が落ちてくる。
首筋から鎖骨へ。一度耳朶を噛まれて鼓膜には淫靡な水音が響いた。
視覚と聴覚、そして嗅覚までもが研ぎ澄まされるようだった。
自らが発する雄の香りと、神戸から放たれる優美なエロス。

男から愛撫など受けたことのない日野にとって、肌を触れる男は神戸が最初だった。
この世界の男が全てこれほどの腕前をもっているのかは知らないが、感じる場所を的確に攻めてくるところは感心すらする。
同じように神戸の性器に触れる時は日野の気持ちいいところを思い浮かべながら攻めていて、それで反応をもらうのだからお互いに分かり切っているような気すらする。
それでも、体内のある一点を掠めた時にいつも狂うように乱れる神戸を知っている。
自分がどうなるのかは日野には分からない。
そもそもそんな場所が本当に日野にも存在するのかと疑心暗鬼だった。
それに神戸のように柔らかくなって受け入れられるのだろうか…?

日野にとっては未知の世界と言っていい。恐怖と不安しかなかった。

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本当に気まぐれであちこち飛ぶ連載です。
ご迷惑をいっぱいおかけいたします。
申し訳ございませんっ!!
あっちかこっちかどっちかに絞ってくれっ!!と言う方もいらっしゃるようですが…。
私の頭の都合なので…。
あくまでも私の趣味の世界と割り切ってください。


(うげーっ!!なんだかまた間違えて上げたっぽいっ!!)
また残す始末になりました…(/_;)
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