ぬるいR18くらいあります。
時間的に言えば、1日半しかないような榛名との『休暇』。2日目の午前中は、英人はベッドから起き上がることができなかった。
昨夜繰り返された激しい行為に身体が悲鳴を上げてしまったことが最大の原因だが、どこに出掛けるよりもここで榛名の肌の温かさと匂いを感じていたいと思う気持ちがあったからだ。
外に出れば簡単に触れられなくなる。もっとも榛名は気にしていなかったようだが…。
昨日、ロビーで泣き出してしまった英人をその場で何のためらいもなく抱き締めた姿を思い返せば、街のどこででも榛名に『恋人』として扱われるような気がした。
それは嬉しいことでもあったが、世間の目の厳しさも英人は良く知っていた。
だが、時が過ぎるごとに、二人で旅行したという思い出をどうしても作りたかった英人は、その気持ちを素直に打ち明け、ベッドの中だけで過ごすパリだけは嫌、とためらう榛名を午後には外に出した。
無理なスケジュールを組ませて異国の地まで来た榛名を、ホテルに留めることになった現状を申し訳なく思ったこともある。榛名は「むしろこの方がいい」と言ったくらいだが…。 (←おまえが原因だろ???)
榛名は見飽きていたらしいし、英人もすでに見てしまった凱旋門やエッフェル塔などの名所を二人でもう一度回った。あまり歩くことを勧めない榛名とのんびりとカフェのテラス席で談笑もした。
何事に対しても動きまわることを良く感じていない榛名に「せっかくパリにいるのに…せっかく二人一緒なのに…せっかく…」と我が儘を言えば渋々でも承諾してくれる。英人はこれまで遠慮していたが、自分が甘えることが何よりも榛名を喜ばせるものだと今頃になって知った。だってその先には榛名の特別に満足したような笑みがあったから…。
地図を持たなくても迷子になることもなく、英人は束の間の至福の時間を堪能した。
夕食は榛名が「おすすめがある」と言うのでいつものように正装した。
連れられるがまま辿り着いた場所はセーヌ川にある桟橋だった。
まさかディナークルーズとは思ってもいなかった英人は目を見開き長い睫毛をパシパシと瞬かせたが、榛名に「せっかくだから」と口角をあげて言われれば返す言葉もない。
穏やかな流れの上をゆったりと船は進み始めた。薄紫色から濃紺へとグラデーションを奏でる空と、ライトアップをされた違った風景。
その光景は新たな感動を生みだしてもいた。
船上という初めての体験は英人をいつも以上に身を強張らせたが、難なくリードする榛名の落ち付いた姿勢にいつしか英人の緊張もほぐれた。
テーブルは各グループやカップルごとに別れていて、観光客ばかりが乗り込んだ中に日本人と思われる人はいなかった。
不思議と二人だけの世界が広がってくる気がした。
聞こえてくる他のテーブルでの会話も、流れるBGMと同じにしかならない。
英人は小、中、高校で習った英語だってまともに理解していなかったから、他人の声など耳に入りもしなかった。
榛名の囁きかけるような甘い言葉だけが耳に届いた。
異国の地で会えた榛名との二日目の夜が終わろうとしている。さすがに今夜は英人に無理をさせたくないと榛名は自重したが、また一週間も離れてしまうことを思えば英人の方が榛名を追い求めた。
明日一緒に居られる時間は夕刻までで、それも地中海側に移動する英人を榛名が送る空港内が限界だった。
ほとんど変わらない時刻に榛名も日本に向けて飛び立つ。
やめろという榛名の言葉を無視して、榛名の下肢に顔を埋めた英人は、蜜を零す榛名の分身に舌を這わせた。
自分の後孔が使えないのであれば、せめて口で…と思う。
英人の身体の疼きは止められそうになかったが、榛名が満足してくれるのであれば耐えられそうな気がした。
「うっ」と小さく榛名から吐息が漏れた。
「だめだ。おまえのソレは刺激が強過ぎる」
強引に熱を引き抜かれ、英人の顔が持ち上げられて頬を榛名の胸の上へと落とされた。
バクバクという心臓の音が聞こえてくる。
英人の白濁は平気で飲み干すくせに、全く出してくれない榛名が恨めしい。
「いいから…」
滴でぬめった唇を赤い舌を出して舐めとりながら英人が続きをしたがる。
かつて何人の男の熱を口に咥えたか分からない。色々なことを教えられてきた。教えられたことで榛名を攻めるのはあまり気持ちの良いものではなかったが、榛名が満足してくれるのであれば知る限りの手法を施してやりたかった。
それに…一度は榛名の味を知りたい…。
頭を抑え込む榛名の手を振りほどき、再び潜り込もうとした英人を榛名は離さなかった。
「英人も…」
クルッと英人が寝転ぶように体勢を返されると、すでに反り立ってしまった英人の股関節、太腿の付け根の間に榛名の分身をあてがった。
「ここでいい」
榛名の両脚で太腿を閉じられ、二つに割れた丸みのある球の間をゆっくりと滑られる。
太腿の間を孔に見立てて擦りながら、英人の分身も優しく包み込んだ。
うっとりとした息を榛名が吐き出した時、こんな場所でも良いのかと英人は申し訳なく思ってしまった。
だけど屹立した自身を温かな手で包みこまれてしまえば力の入れようもなく、あとは榛名に流されるままだった。
榛名の動きに全てが合わせられた。普段は冷たいと感じる掌も熱を帯びてキュッと英人を絞り上げる。
「ふッ…んっ」
英人が甘い吐息を奏でるのを鋭いはずの瞳が満足そうに喜んだ。
勢いを付けた榛名の腰が前後に動き、太腿の間に熱い液が迸るのと同時に英人の腹の上にも自分の体液が飛び散った。
榛名は英人の液を自分の手で受け止める余裕がなかったことを詫びたが、それほどまでに愛され夢中になってくれたことに英人のほうが悦びを感じた。
…あと何時間あるの…? 英人の頭は漠然と離れるまでのカウントダウンを始めた。
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時間的に言えば、1日半しかないような榛名との『休暇』。2日目の午前中は、英人はベッドから起き上がることができなかった。
昨夜繰り返された激しい行為に身体が悲鳴を上げてしまったことが最大の原因だが、どこに出掛けるよりもここで榛名の肌の温かさと匂いを感じていたいと思う気持ちがあったからだ。
外に出れば簡単に触れられなくなる。もっとも榛名は気にしていなかったようだが…。
昨日、ロビーで泣き出してしまった英人をその場で何のためらいもなく抱き締めた姿を思い返せば、街のどこででも榛名に『恋人』として扱われるような気がした。
それは嬉しいことでもあったが、世間の目の厳しさも英人は良く知っていた。
だが、時が過ぎるごとに、二人で旅行したという思い出をどうしても作りたかった英人は、その気持ちを素直に打ち明け、ベッドの中だけで過ごすパリだけは嫌、とためらう榛名を午後には外に出した。
無理なスケジュールを組ませて異国の地まで来た榛名を、ホテルに留めることになった現状を申し訳なく思ったこともある。榛名は「むしろこの方がいい」と言ったくらいだが…。 (←おまえが原因だろ???)
榛名は見飽きていたらしいし、英人もすでに見てしまった凱旋門やエッフェル塔などの名所を二人でもう一度回った。あまり歩くことを勧めない榛名とのんびりとカフェのテラス席で談笑もした。
何事に対しても動きまわることを良く感じていない榛名に「せっかくパリにいるのに…せっかく二人一緒なのに…せっかく…」と我が儘を言えば渋々でも承諾してくれる。英人はこれまで遠慮していたが、自分が甘えることが何よりも榛名を喜ばせるものだと今頃になって知った。だってその先には榛名の特別に満足したような笑みがあったから…。
地図を持たなくても迷子になることもなく、英人は束の間の至福の時間を堪能した。
夕食は榛名が「おすすめがある」と言うのでいつものように正装した。
連れられるがまま辿り着いた場所はセーヌ川にある桟橋だった。
まさかディナークルーズとは思ってもいなかった英人は目を見開き長い睫毛をパシパシと瞬かせたが、榛名に「せっかくだから」と口角をあげて言われれば返す言葉もない。
穏やかな流れの上をゆったりと船は進み始めた。薄紫色から濃紺へとグラデーションを奏でる空と、ライトアップをされた違った風景。
その光景は新たな感動を生みだしてもいた。
船上という初めての体験は英人をいつも以上に身を強張らせたが、難なくリードする榛名の落ち付いた姿勢にいつしか英人の緊張もほぐれた。
テーブルは各グループやカップルごとに別れていて、観光客ばかりが乗り込んだ中に日本人と思われる人はいなかった。
不思議と二人だけの世界が広がってくる気がした。
聞こえてくる他のテーブルでの会話も、流れるBGMと同じにしかならない。
英人は小、中、高校で習った英語だってまともに理解していなかったから、他人の声など耳に入りもしなかった。
榛名の囁きかけるような甘い言葉だけが耳に届いた。
異国の地で会えた榛名との二日目の夜が終わろうとしている。さすがに今夜は英人に無理をさせたくないと榛名は自重したが、また一週間も離れてしまうことを思えば英人の方が榛名を追い求めた。
明日一緒に居られる時間は夕刻までで、それも地中海側に移動する英人を榛名が送る空港内が限界だった。
ほとんど変わらない時刻に榛名も日本に向けて飛び立つ。
やめろという榛名の言葉を無視して、榛名の下肢に顔を埋めた英人は、蜜を零す榛名の分身に舌を這わせた。
自分の後孔が使えないのであれば、せめて口で…と思う。
英人の身体の疼きは止められそうになかったが、榛名が満足してくれるのであれば耐えられそうな気がした。
「うっ」と小さく榛名から吐息が漏れた。
「だめだ。おまえのソレは刺激が強過ぎる」
強引に熱を引き抜かれ、英人の顔が持ち上げられて頬を榛名の胸の上へと落とされた。
バクバクという心臓の音が聞こえてくる。
英人の白濁は平気で飲み干すくせに、全く出してくれない榛名が恨めしい。
「いいから…」
滴でぬめった唇を赤い舌を出して舐めとりながら英人が続きをしたがる。
かつて何人の男の熱を口に咥えたか分からない。色々なことを教えられてきた。教えられたことで榛名を攻めるのはあまり気持ちの良いものではなかったが、榛名が満足してくれるのであれば知る限りの手法を施してやりたかった。
それに…一度は榛名の味を知りたい…。
頭を抑え込む榛名の手を振りほどき、再び潜り込もうとした英人を榛名は離さなかった。
「英人も…」
クルッと英人が寝転ぶように体勢を返されると、すでに反り立ってしまった英人の股関節、太腿の付け根の間に榛名の分身をあてがった。
「ここでいい」
榛名の両脚で太腿を閉じられ、二つに割れた丸みのある球の間をゆっくりと滑られる。
太腿の間を孔に見立てて擦りながら、英人の分身も優しく包み込んだ。
うっとりとした息を榛名が吐き出した時、こんな場所でも良いのかと英人は申し訳なく思ってしまった。
だけど屹立した自身を温かな手で包みこまれてしまえば力の入れようもなく、あとは榛名に流されるままだった。
榛名の動きに全てが合わせられた。普段は冷たいと感じる掌も熱を帯びてキュッと英人を絞り上げる。
「ふッ…んっ」
英人が甘い吐息を奏でるのを鋭いはずの瞳が満足そうに喜んだ。
勢いを付けた榛名の腰が前後に動き、太腿の間に熱い液が迸るのと同時に英人の腹の上にも自分の体液が飛び散った。
榛名は英人の液を自分の手で受け止める余裕がなかったことを詫びたが、それほどまでに愛され夢中になってくれたことに英人のほうが悦びを感じた。
…あと何時間あるの…? 英人の頭は漠然と離れるまでのカウントダウンを始めた。
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恋人達にゆるされたわずかな時間に思い出を作りたい、という英人のかわいらしいわがままを聞くうれしそうな千城さんの顔は、きっと知っている人が見たら別人かと思うくらいにやけていたりするんでしょうね。
さみしん坊のうえ、幸せ慣れしていないから又すぐあえるって分っていても、なんだか刹那的になってしまうのは仕方がありません。
この続きは今度会うときにってことで・・・。
さみしん坊のうえ、幸せ慣れしていないから又すぐあえるって分っていても、なんだか刹那的になってしまうのは仕方がありません。
この続きは今度会うときにってことで・・・。
甲斐様
こんにちは。うちの方はお天気が良くて大喜びの私です。
> 恋人達にゆるされたわずかな時間に思い出を作りたい、という英人のかわいらしいわがままを聞くうれしそうな千城さんの顔は、きっと知っている人が見たら別人かと思うくらいにやけていたりするんでしょうね。
していますね。間違いなくデレデレ。鼻の下伸ばしっぱなし。
英人も今回の旅行で多くのことを学ぶと思います。
ただそれを書けるかは…疑問の私…(汗)
> さみしん坊のうえ、幸せ慣れしていないから又すぐあえるって分っていても、なんだか刹那的になってしまうのは仕方がありません。
> この続きは今度会うときにってことで・・・。
最後の最後でバカンスが待っていますから…。
榛名氏にも期待を持たせて耐えてもらっております。
今回の旅行で英人もちょっとは我慢強い、精神的にも大きくなってくれたらなぁ……
コメントありがとうございました。
こんにちは。うちの方はお天気が良くて大喜びの私です。
> 恋人達にゆるされたわずかな時間に思い出を作りたい、という英人のかわいらしいわがままを聞くうれしそうな千城さんの顔は、きっと知っている人が見たら別人かと思うくらいにやけていたりするんでしょうね。
していますね。間違いなくデレデレ。鼻の下伸ばしっぱなし。
英人も今回の旅行で多くのことを学ぶと思います。
ただそれを書けるかは…疑問の私…(汗)
> さみしん坊のうえ、幸せ慣れしていないから又すぐあえるって分っていても、なんだか刹那的になってしまうのは仕方がありません。
> この続きは今度会うときにってことで・・・。
最後の最後でバカンスが待っていますから…。
榛名氏にも期待を持たせて耐えてもらっております。
今回の旅行で英人もちょっとは我慢強い、精神的にも大きくなってくれたらなぁ……
コメントありがとうございました。
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