R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。
『理性』という言葉はどこに存在しているのか…。
突き上げる動きに慎弥は震え、そんな中でも確実に快楽を貪っている。萎えていかない性器が語るように、慎弥は完全に皆野を受け入れていた。
これは悦び以外の何物でもないだろう。
「あ、うんっっ…」
幾度も漏れる嬌声を吐き出し、反面で皆野自身を飲みこんでいく。
「あんっ、やぁ…っ」
か細く漏れてくる声が拒絶ではないのだとは、『勘』というものが知らせてくる。慎弥も感じている。それが分かることが幸せだった。
「慎弥…」
耳元に囁く声に慎弥の小さな唇が近付く。
寄り添ったのか、寄り添われたのか…。
一層強く絡みついてくる腕に、慎弥の思いを感じて鼓動が高鳴る。
「そ、か…さん……」
「『みなの』って言って…」
「みなの…?」
「そう、『みなの』…」
より、近付いたのだと思わせる言葉…。まだ他人行儀を残した二人。もっと近付きたいと、皆野は続く欲求を述べてしまう。
慎弥はやはり逆らわなかった。当然のように何もかもを受け止めたという態度で『みなの』と繰り返す。
自分の名前を呼ばれることがこれほどまでに有り難いものだと思ったことがあっただろうか…。
二人を繋ぐ呼び名に躊躇いは見えない。
「慎弥…」
「皆野…」
お互いの何もかもを手に入れることができたと思えた瞬間だった。
重なる体が激しく流動して闇に堕ちていく。
「はぁぁんっ、…みなの…ぉ…」
響いてくる声が気持ち良い。締め付けてくる肉壁が、離さない、と言ってくるようでさらにそこに押し込んだ。
絞りとられてもいい。その全てを守ってやろう…。
慎弥の快感を引き出して満たしてやる方が先か、自分の欲求を吐き出し癒される方が先か…。
弱い部分を責め続けるせいで慎弥は我を忘れている。
「あんっ、だめ…っ、みな、みなの…っ!!!」
その声がより皆野を煽って来ると知らずに、慎弥は呼び続けてくれた。
縋るものはただ一つ、と言うように…。
選択しようにもあまりにも時間がない時の中で、慎弥の嬌声が高く響くのと震える体が同時だった。
滾る思いが精液と共に慎弥の中に注がれていく。
最後に響いた、内腿を叩く音が、慎弥の悲鳴にちかい喘ぎと混じり合った。
達せたときの悦びが声にならない。こんなにも愛おしいのに。こんなにも近くにいるのに。
脱力感が全身を襲う。共に充実感で覆われた。
「慎弥…」
掌に吐き出された慎弥の精液を舌を出して舐めてみた。指先から消えていく白い液体に何かを言いたそうだったが、羞恥にまみれたように伏せてしまう。
ふれても「やっ」と身を捩られた。
快楽を貪ったその様を見せつけられるようで嫌なのだろうか…。
濡れた手をティッシュで拭い、そっと肌を重ねる。
まだ繋がったままの接合部分が、一度の熱を吐き出したにも関わらず、再び芯を宿す。
これだけの痴態と貪欲さを見せられて、ここで終わりにしろというほうが無理な話。
いや、落ち着きのなかった自分に冷静さが戻ったと言うべきだろうか…。
一度吐き出したから余計…。何を見てもどこを触っても、全ての反応が可愛過ぎて愛おしくてたまらなかった。
あまりにも冷静さを欠いた自分に、内心で苦笑が浮かぶ皆野だ…。
そして気遣いながらも2度目の強請りを入れた時、慎弥はやはり拒絶してこなかった。
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慎弥ぼっちゃま~。小悪魔なのに、もっとすごい悪魔につかまった感じです…。
『理性』という言葉はどこに存在しているのか…。
突き上げる動きに慎弥は震え、そんな中でも確実に快楽を貪っている。萎えていかない性器が語るように、慎弥は完全に皆野を受け入れていた。
これは悦び以外の何物でもないだろう。
「あ、うんっっ…」
幾度も漏れる嬌声を吐き出し、反面で皆野自身を飲みこんでいく。
「あんっ、やぁ…っ」
か細く漏れてくる声が拒絶ではないのだとは、『勘』というものが知らせてくる。慎弥も感じている。それが分かることが幸せだった。
「慎弥…」
耳元に囁く声に慎弥の小さな唇が近付く。
寄り添ったのか、寄り添われたのか…。
一層強く絡みついてくる腕に、慎弥の思いを感じて鼓動が高鳴る。
「そ、か…さん……」
「『みなの』って言って…」
「みなの…?」
「そう、『みなの』…」
より、近付いたのだと思わせる言葉…。まだ他人行儀を残した二人。もっと近付きたいと、皆野は続く欲求を述べてしまう。
慎弥はやはり逆らわなかった。当然のように何もかもを受け止めたという態度で『みなの』と繰り返す。
自分の名前を呼ばれることがこれほどまでに有り難いものだと思ったことがあっただろうか…。
二人を繋ぐ呼び名に躊躇いは見えない。
「慎弥…」
「皆野…」
お互いの何もかもを手に入れることができたと思えた瞬間だった。
重なる体が激しく流動して闇に堕ちていく。
「はぁぁんっ、…みなの…ぉ…」
響いてくる声が気持ち良い。締め付けてくる肉壁が、離さない、と言ってくるようでさらにそこに押し込んだ。
絞りとられてもいい。その全てを守ってやろう…。
慎弥の快感を引き出して満たしてやる方が先か、自分の欲求を吐き出し癒される方が先か…。
弱い部分を責め続けるせいで慎弥は我を忘れている。
「あんっ、だめ…っ、みな、みなの…っ!!!」
その声がより皆野を煽って来ると知らずに、慎弥は呼び続けてくれた。
縋るものはただ一つ、と言うように…。
選択しようにもあまりにも時間がない時の中で、慎弥の嬌声が高く響くのと震える体が同時だった。
滾る思いが精液と共に慎弥の中に注がれていく。
最後に響いた、内腿を叩く音が、慎弥の悲鳴にちかい喘ぎと混じり合った。
達せたときの悦びが声にならない。こんなにも愛おしいのに。こんなにも近くにいるのに。
脱力感が全身を襲う。共に充実感で覆われた。
「慎弥…」
掌に吐き出された慎弥の精液を舌を出して舐めてみた。指先から消えていく白い液体に何かを言いたそうだったが、羞恥にまみれたように伏せてしまう。
ふれても「やっ」と身を捩られた。
快楽を貪ったその様を見せつけられるようで嫌なのだろうか…。
濡れた手をティッシュで拭い、そっと肌を重ねる。
まだ繋がったままの接合部分が、一度の熱を吐き出したにも関わらず、再び芯を宿す。
これだけの痴態と貪欲さを見せられて、ここで終わりにしろというほうが無理な話。
いや、落ち着きのなかった自分に冷静さが戻ったと言うべきだろうか…。
一度吐き出したから余計…。何を見てもどこを触っても、全ての反応が可愛過ぎて愛おしくてたまらなかった。
あまりにも冷静さを欠いた自分に、内心で苦笑が浮かぶ皆野だ…。
そして気遣いながらも2度目の強請りを入れた時、慎弥はやはり拒絶してこなかった。
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慎弥ぼっちゃま~。小悪魔なのに、もっとすごい悪魔につかまった感じです…。
一ラウンド終わって冷静になって次はもっと・・・なんて皆野サンたら~
1度しちゃったらますます感度上がっちゃうしんちゃんだし
悪魔と小悪魔ですね
いいカップルってことですよね
きえさま
18禁エリアに突入してから
筆が乗ってる感じです
皆野サンもしんちゃんも喜んでることでしょう
1度しちゃったらますます感度上がっちゃうしんちゃんだし
悪魔と小悪魔ですね
いいカップルってことですよね
きえさま
18禁エリアに突入してから
筆が乗ってる感じです
皆野サンもしんちゃんも喜んでることでしょう
甲斐様
こんにちは。
> 一ラウンド終わって冷静になって次はもっと・・・なんて皆野サンたら~
> 1度しちゃったらますます感度上がっちゃうしんちゃんだし
> 悪魔と小悪魔ですね
> いいカップルってことですよね
悪魔カップル(o´艸`o)
ちょっと怖いですけどね―――。
一ラウンドで落着きました。皆野、どこまで暴走していたんだ―――。
> きえさま
> 18禁エリアに突入してから
> 筆が乗ってる感じです
> 皆野サンもしんちゃんも喜んでることでしょう
全然ノリノリじゃないですよ―――。
書けなくて悩んでいます。
二人はエチ真っ最中で喜んでいるでしょうが…(←母は難産でヒーヒーです)
でも乗っている感じにみてもらえたらうれしいです。
苦労して書いたかいがあった…。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
> 一ラウンド終わって冷静になって次はもっと・・・なんて皆野サンたら~
> 1度しちゃったらますます感度上がっちゃうしんちゃんだし
> 悪魔と小悪魔ですね
> いいカップルってことですよね
悪魔カップル(o´艸`o)
ちょっと怖いですけどね―――。
一ラウンドで落着きました。皆野、どこまで暴走していたんだ―――。
> きえさま
> 18禁エリアに突入してから
> 筆が乗ってる感じです
> 皆野サンもしんちゃんも喜んでることでしょう
全然ノリノリじゃないですよ―――。
書けなくて悩んでいます。
二人はエチ真っ最中で喜んでいるでしょうが…(←母は難産でヒーヒーです)
でも乗っている感じにみてもらえたらうれしいです。
苦労して書いたかいがあった…。
コメントありがとうございました。
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