R18 ほんのちょびっとだけ性描写があります。閲覧にはご注意ください。
食事の後の入浴を、一緒に…と促せば当然のように抗った慎弥がいたが…。
それでも少し強引に、これくらいは…いうニュアンスを含ませると、大人しくなる。
慎弥に『普通のこと』と思わせるのは、騙しているような気がしなくもなかったが、少しくらい皆野にとって都合の良いようにしてもバチは当たらないだろう。
皆野が堂々としているのを見ては、慎弥は慣れなければいけないこと、と解釈したようだ。
「温泉とか銭湯とか行くでしょう?変わらないよ」
「それとは違う気がする…」
交互に体を洗い、大人二人で入るには狭いバスタブに浸かった。
隅に縮こまろうとする慎弥を力ずくで膝の上に引き上げ、慎弥の背を預けさせる。恥ずかしいのか俯いてしまい顔を上げようとしない。
逃げ出しはしないだろうが…と、腹の前に回した皆野の両腕に、すっかり諦めた様子だ。
身じろぎ一つしなかった。
「いつまで小さくなってるの?」
夕食前に大胆にもキスをしかけてきた姿とは一変している。そのギャップは楽しくもあるが…。
皆野が項に唇を這わせながら問いかけると、ビクッと首をすくませた。
「ぁ、ね…、やぁ…」
か細い抗いの声が聞こえ、湯で温まっただけではない肌の赤みが増す。
本気で嫌がっているわけではないのだろうが、明らかに分かる抵抗は肌を通して伝わってきた。
そのことが少しだけ皆野に暗い影を落とす。
「慎弥?」
顔を覗きこんでも振り返ってくるはずがなく、視線は常に合わされないようにと逃げ惑われた。
体を起こし皆野の腕を掴んで、拘束された体を離そうとしていた。
「慎弥?」
「や、やっぱ、俺、出るっ。皆野、一人でゆっくり入って…っ」
羞恥で真っ赤になった横顔だけが見えた。
大人しく従っていたかと思えば、この変貌ぶりは、またどうしたというのだろう…。
それでも自由にはさせず、それどころか胸元に掌を当てては起き上がった体を元に戻した。
「何?どうしたの?」
慎弥の顔が真横に来た状態だ。もがいて暴れようとする慎弥を宥めるが、明確な返事は聞かれない。
夕刻の大胆ぶりは、今は微塵もなかった。
「そんなに嫌?」
本気で嫌われては元も子もないので、皆野は質問を変えた。
どうしても嫌だと言われればこの先、無理強いする気はないと含める。皆野としては毎晩でも歓迎したいことだったけれど…。
その雰囲気が伝わったのかシュンと大人しくなった慎弥だった。
だけど体の強張りはとけていない。
その態度で心底嫌がっているのではないのも感じ取れて、皆野も少しホッとした。
慎弥は視線を彷徨わせたまま、「だって…」と小さく声をあげる。
「なに?」
先を促すようにそっと体を撫でてやると、またビクンっと震えた。
「ゃぁ…」と言っては体を捩ろうとする。
…もしかして…。
皆野の脳内に一つの思いが浮かぶ。
皆野は掌をそっと、慎弥の肉芯に触れてみた。
「皆野っ!!」
同時に慎弥から悲鳴のような声があがって響いた。
慎弥のソコは勃ちあがりかけていた。
それを感じて皆野もズクンとくるものがあったけれど。
顔を染めていたのは裸を見られることだけではなかったのかと妙に納得してしまった。
この変化を知られたくなかったのか…。
途端に皆野にニヤリとした笑みが浮かんでしまう。これを知って大人しくしていられるはずがないというものだ。
「慎弥」
呼んで振り返るはずがない慎弥の顎先をつかまえてこちらを向かせる。
唇を食むと最初だけ逃げを打ったがすぐに静かになった。
見つめていても恥ずかしがるだけだ。だったら自分も同じ場所に堕ちてしまえば慎弥も安心する。
舌を差し込むと応えてくる。
水音と吐息がバスルームに反響した。
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食事の後の入浴を、一緒に…と促せば当然のように抗った慎弥がいたが…。
それでも少し強引に、これくらいは…いうニュアンスを含ませると、大人しくなる。
慎弥に『普通のこと』と思わせるのは、騙しているような気がしなくもなかったが、少しくらい皆野にとって都合の良いようにしてもバチは当たらないだろう。
皆野が堂々としているのを見ては、慎弥は慣れなければいけないこと、と解釈したようだ。
「温泉とか銭湯とか行くでしょう?変わらないよ」
「それとは違う気がする…」
交互に体を洗い、大人二人で入るには狭いバスタブに浸かった。
隅に縮こまろうとする慎弥を力ずくで膝の上に引き上げ、慎弥の背を預けさせる。恥ずかしいのか俯いてしまい顔を上げようとしない。
逃げ出しはしないだろうが…と、腹の前に回した皆野の両腕に、すっかり諦めた様子だ。
身じろぎ一つしなかった。
「いつまで小さくなってるの?」
夕食前に大胆にもキスをしかけてきた姿とは一変している。そのギャップは楽しくもあるが…。
皆野が項に唇を這わせながら問いかけると、ビクッと首をすくませた。
「ぁ、ね…、やぁ…」
か細い抗いの声が聞こえ、湯で温まっただけではない肌の赤みが増す。
本気で嫌がっているわけではないのだろうが、明らかに分かる抵抗は肌を通して伝わってきた。
そのことが少しだけ皆野に暗い影を落とす。
「慎弥?」
顔を覗きこんでも振り返ってくるはずがなく、視線は常に合わされないようにと逃げ惑われた。
体を起こし皆野の腕を掴んで、拘束された体を離そうとしていた。
「慎弥?」
「や、やっぱ、俺、出るっ。皆野、一人でゆっくり入って…っ」
羞恥で真っ赤になった横顔だけが見えた。
大人しく従っていたかと思えば、この変貌ぶりは、またどうしたというのだろう…。
それでも自由にはさせず、それどころか胸元に掌を当てては起き上がった体を元に戻した。
「何?どうしたの?」
慎弥の顔が真横に来た状態だ。もがいて暴れようとする慎弥を宥めるが、明確な返事は聞かれない。
夕刻の大胆ぶりは、今は微塵もなかった。
「そんなに嫌?」
本気で嫌われては元も子もないので、皆野は質問を変えた。
どうしても嫌だと言われればこの先、無理強いする気はないと含める。皆野としては毎晩でも歓迎したいことだったけれど…。
その雰囲気が伝わったのかシュンと大人しくなった慎弥だった。
だけど体の強張りはとけていない。
その態度で心底嫌がっているのではないのも感じ取れて、皆野も少しホッとした。
慎弥は視線を彷徨わせたまま、「だって…」と小さく声をあげる。
「なに?」
先を促すようにそっと体を撫でてやると、またビクンっと震えた。
「ゃぁ…」と言っては体を捩ろうとする。
…もしかして…。
皆野の脳内に一つの思いが浮かぶ。
皆野は掌をそっと、慎弥の肉芯に触れてみた。
「皆野っ!!」
同時に慎弥から悲鳴のような声があがって響いた。
慎弥のソコは勃ちあがりかけていた。
それを感じて皆野もズクンとくるものがあったけれど。
顔を染めていたのは裸を見られることだけではなかったのかと妙に納得してしまった。
この変化を知られたくなかったのか…。
途端に皆野にニヤリとした笑みが浮かんでしまう。これを知って大人しくしていられるはずがないというものだ。
「慎弥」
呼んで振り返るはずがない慎弥の顎先をつかまえてこちらを向かせる。
唇を食むと最初だけ逃げを打ったがすぐに静かになった。
見つめていても恥ずかしがるだけだ。だったら自分も同じ場所に堕ちてしまえば慎弥も安心する。
舌を差し込むと応えてくる。
水音と吐息がバスルームに反響した。
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K様
こんにちは。
お盆ですね~。色々とありはするのですが、合間を縫って書きつづってます。
> きえ様 お盆の忙しい最中の up ありがとうございますm(_ _)m
> 慎弥くんたら 奔放にしてるかと思えば うぶなところがあり 皆野さん ますます萌えちゃいますね。しかも それが皆野さんを煽ってることに 気づいてないという なんとも可愛い 慎弥くん。
> この後 どんなめに合うのやら… ふふ 期待してます(^w^)
慎弥の姿にすっかりメロメロ(←死語?)な皆野です。
慎弥は煽ってるなんて全然分かってないから奔放に振る舞うし、それがまた皆野を刺激しているし。
ハイ、もう勝手にやってくれ~と投げ出したい作者です。
でもそうやってお互いを感じあっていけるのでしょう。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
お盆ですね~。色々とありはするのですが、合間を縫って書きつづってます。
> きえ様 お盆の忙しい最中の up ありがとうございますm(_ _)m
> 慎弥くんたら 奔放にしてるかと思えば うぶなところがあり 皆野さん ますます萌えちゃいますね。しかも それが皆野さんを煽ってることに 気づいてないという なんとも可愛い 慎弥くん。
> この後 どんなめに合うのやら… ふふ 期待してます(^w^)
慎弥の姿にすっかりメロメロ(←死語?)な皆野です。
慎弥は煽ってるなんて全然分かってないから奔放に振る舞うし、それがまた皆野を刺激しているし。
ハイ、もう勝手にやってくれ~と投げ出したい作者です。
でもそうやってお互いを感じあっていけるのでしょう。
コメントありがとうございました。
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