美琴が覆いかぶさっている姿勢も、あまりいただけなかったが、布団のようにくるまれるものがあるわけではないので仕方がない。
しかも完全に瑛佑の体に乗っかっている状態で、これではマットレス代わりにしているのも同然だった。
自分から横になろうと提案したのに、結局は瑛佑の負担になっているようで体を引こうとしたのだが、しっかりホールドされた美琴は頭を上げることすらままならなくなっていた。
この態勢はいかがなものか…。しばらく考えて、やはり…と起きあがろうとして、足を挟みこまれ、背にまわされた腕に力が込められて、後頭部を押さえつけられた。
「えぃ…」
言いかけた言葉は瑛佑に唇を重ねられて飲みこまれる。
優しく啄ばむような、先ほどまでのキスとは違って、明らかな熱を注がれているのを感じないはずがない。
差しこまれた舌先が美琴の性感帯を刺激してくる。
口腔内ひとつをとっても、どこが弱点かを熟知した男は、美琴の快感を引き出すのもあっという間だった。
互いの想いを確認しあった後だからこそ、存在の大切さ、そばにいてくれることの安心感を噛みしめて、もっと…と求めたくなる。
後頭部に回された瑛佑の手の力が緩むと、美琴は少しだけ顔をあげた。
唾液の糸がふたりを繋ぎ、滴となった球が瑛佑の口端に落ちる。
赤い舌を出した瑛佑が、ぺろりとそれを舐めとった。
「今日の美琴さん、すごく可愛いよね」
「なっ、なにを…っ」
もう一度チュッとくちびるを合わせてまっすぐに視線をからませてきた。
「いや、ほんとに。他の人がいない時ってこんなふうになるのかな~ってずっと思わされてた。人を頼らない一匹狼みたいな強さの塊の反面で、ちょっとひとりぼっちにしただけで泣きそうな顔して脅えてるし。強がって見せる割に本音は態度に出てくる…。自然の中にいるから美琴さんも解放されるのかな。家でふたりきりの時とも少し違っている。新しい一面を見られたようですごく嬉しいんだけど」
それは美琴も同じく感じることだったが…。
非日常の世界に潜った時、期待していた相手とのギャップに継続していくことの難しさを知る人もいる。
『成田離婚』なんて言われる人たちがいれば、美琴と瑛佑のように絆を深めあう人もいるだろう。
新たに知っていくことはどれをとっても嫌う要素にはならないふたりだった。
背中を撫でてくれていた手が、美琴の薄い尻に下がっていった。
重なった身体の奥から疼いてくるものがあり、擦りつけられた腰が瑛佑の熱を伝えてくる。
普段から、美琴の仕事の忙しさを思うのか、生活時間のズレからか、瑛佑は無茶な欲求を押し通してくることはなかった。
もともと美琴自身が性生活に対して淡白だったのもあるのだが、一つ屋根の下で暮らす瑛佑にとっては、我慢を強いられているようなものかもしれない。
そこにきてこの週末を『ハイキング』というものに宛がったために、早寝早起きの実に健全な週末のスタートを切ってしまった。
更に密着した体…。
誰もやってこない…。下界と隔たれたような環境が、ふたりしかいないことを強調して、縛られていた日常から解放してしまう。
耳朶をくすぐる吐息や鼓膜に直接響いてくる舌の動きの隠微な音に、これまで苦労をかけた瑛佑に対して拒む意思など激しく降る雨と一緒に洗い流されてしまっていた。
与えられるくちづけに応え、服の裾から潜り込んだ瑛佑の指の冷たさに、一瞬ビクンとなるが、それすらも刺激となって美琴の肌を昂らせてしまう。
瑛佑から与えられる熱情、外気に晒されては意識がはっきりしても、また手管に乱れていく。
簡単に姿勢を逆転され、組み敷かれた美琴は、かろうじて衣類で体を覆っていたが、それは下半身だけを露出するという、ひどく卑猥な格好になってしまった。
丁寧な愛撫を受け、足首に負担がかからないように慎重に秘部を広げられる。
外はもう、闇の訪れを、今か今かと待ち、届けられる明かりも薄くなっていく。
はっきりと表情が見られないことは良いことかもしれないけれど、触れられる温かさがひとりではない安心感を持たせてくれた。
美琴から縋るように腕を伸ばして抱き寄せて、フッと笑う吐息が瑛佑の表情と動きを連想させる。
意外性に富んだ旅になってしまったのか…。
「朝まで時間ありすぎだね…。美琴さんの体力、持つかな。でも強化合宿みたいで楽しいかも」
「な…っ、…あっ、あぁ…っ」
反論しようとした言葉は、宛がわれた瑛佑の熱い楔によってかき消された。
たった一時間ほどのハイキングでも膝が笑いだして不祥事を披露したばかり。
帰るに帰れないこの状況を『強化合宿』と名付けるのはどうかと思うが、『愛の営み』で消耗する体力強化は瑛佑にとって必要事項に位置付けられているのかもしれない。
「どうせ美琴さん、明日は自分では歩けないんだから、口実なんて考えなくていいよ」
思考が回り出す前に、瑛佑自身が美琴を攻略し始めていた。
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しかも完全に瑛佑の体に乗っかっている状態で、これではマットレス代わりにしているのも同然だった。
自分から横になろうと提案したのに、結局は瑛佑の負担になっているようで体を引こうとしたのだが、しっかりホールドされた美琴は頭を上げることすらままならなくなっていた。
この態勢はいかがなものか…。しばらく考えて、やはり…と起きあがろうとして、足を挟みこまれ、背にまわされた腕に力が込められて、後頭部を押さえつけられた。
「えぃ…」
言いかけた言葉は瑛佑に唇を重ねられて飲みこまれる。
優しく啄ばむような、先ほどまでのキスとは違って、明らかな熱を注がれているのを感じないはずがない。
差しこまれた舌先が美琴の性感帯を刺激してくる。
口腔内ひとつをとっても、どこが弱点かを熟知した男は、美琴の快感を引き出すのもあっという間だった。
互いの想いを確認しあった後だからこそ、存在の大切さ、そばにいてくれることの安心感を噛みしめて、もっと…と求めたくなる。
後頭部に回された瑛佑の手の力が緩むと、美琴は少しだけ顔をあげた。
唾液の糸がふたりを繋ぎ、滴となった球が瑛佑の口端に落ちる。
赤い舌を出した瑛佑が、ぺろりとそれを舐めとった。
「今日の美琴さん、すごく可愛いよね」
「なっ、なにを…っ」
もう一度チュッとくちびるを合わせてまっすぐに視線をからませてきた。
「いや、ほんとに。他の人がいない時ってこんなふうになるのかな~ってずっと思わされてた。人を頼らない一匹狼みたいな強さの塊の反面で、ちょっとひとりぼっちにしただけで泣きそうな顔して脅えてるし。強がって見せる割に本音は態度に出てくる…。自然の中にいるから美琴さんも解放されるのかな。家でふたりきりの時とも少し違っている。新しい一面を見られたようですごく嬉しいんだけど」
それは美琴も同じく感じることだったが…。
非日常の世界に潜った時、期待していた相手とのギャップに継続していくことの難しさを知る人もいる。
『成田離婚』なんて言われる人たちがいれば、美琴と瑛佑のように絆を深めあう人もいるだろう。
新たに知っていくことはどれをとっても嫌う要素にはならないふたりだった。
背中を撫でてくれていた手が、美琴の薄い尻に下がっていった。
重なった身体の奥から疼いてくるものがあり、擦りつけられた腰が瑛佑の熱を伝えてくる。
普段から、美琴の仕事の忙しさを思うのか、生活時間のズレからか、瑛佑は無茶な欲求を押し通してくることはなかった。
もともと美琴自身が性生活に対して淡白だったのもあるのだが、一つ屋根の下で暮らす瑛佑にとっては、我慢を強いられているようなものかもしれない。
そこにきてこの週末を『ハイキング』というものに宛がったために、早寝早起きの実に健全な週末のスタートを切ってしまった。
更に密着した体…。
誰もやってこない…。下界と隔たれたような環境が、ふたりしかいないことを強調して、縛られていた日常から解放してしまう。
耳朶をくすぐる吐息や鼓膜に直接響いてくる舌の動きの隠微な音に、これまで苦労をかけた瑛佑に対して拒む意思など激しく降る雨と一緒に洗い流されてしまっていた。
与えられるくちづけに応え、服の裾から潜り込んだ瑛佑の指の冷たさに、一瞬ビクンとなるが、それすらも刺激となって美琴の肌を昂らせてしまう。
瑛佑から与えられる熱情、外気に晒されては意識がはっきりしても、また手管に乱れていく。
簡単に姿勢を逆転され、組み敷かれた美琴は、かろうじて衣類で体を覆っていたが、それは下半身だけを露出するという、ひどく卑猥な格好になってしまった。
丁寧な愛撫を受け、足首に負担がかからないように慎重に秘部を広げられる。
外はもう、闇の訪れを、今か今かと待ち、届けられる明かりも薄くなっていく。
はっきりと表情が見られないことは良いことかもしれないけれど、触れられる温かさがひとりではない安心感を持たせてくれた。
美琴から縋るように腕を伸ばして抱き寄せて、フッと笑う吐息が瑛佑の表情と動きを連想させる。
意外性に富んだ旅になってしまったのか…。
「朝まで時間ありすぎだね…。美琴さんの体力、持つかな。でも強化合宿みたいで楽しいかも」
「な…っ、…あっ、あぁ…っ」
反論しようとした言葉は、宛がわれた瑛佑の熱い楔によってかき消された。
たった一時間ほどのハイキングでも膝が笑いだして不祥事を披露したばかり。
帰るに帰れないこの状況を『強化合宿』と名付けるのはどうかと思うが、『愛の営み』で消耗する体力強化は瑛佑にとって必要事項に位置付けられているのかもしれない。
「どうせ美琴さん、明日は自分では歩けないんだから、口実なんて考えなくていいよ」
思考が回り出す前に、瑛佑自身が美琴を攻略し始めていた。
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美琴も 自然の中では いつもの天邪鬼さんも 鳴りを潜めて 素直になってる!
瑛佑が言う様に 可愛いね~♪(○ゝз・)b⌒☆
しかし この場所で 始めちゃうんですか、お二人さん!?
ほんと 心を素直に解放させる 自然って偉大だね~ヾ(@▼ω▼@)イヒヒ・・
瑛佑が言う様に 可愛いね~♪(○ゝз・)b⌒☆
しかし この場所で 始めちゃうんですか、お二人さん!?
ほんと 心を素直に解放させる 自然って偉大だね~ヾ(@▼ω▼@)イヒヒ・・
自然の生理かしら。。。(コレ必須でう) 危険知己の時 人は素直なれるってあったような。。。 美琴さんの素直な接し方が? 過去問題色々あったのでような。。。物語の役者もきえちんの描く妄想で成長・心の変化するのかな
本当に天候に疲れました 近畿・西日本の方はとくに大変ですよね
部屋に居るのに暑くって 点滴しました
みんな様 水分補給 大事です けいったん師匠 ますますあちさに
ばてませんようにね ご自愛くださいね
本当に天候に疲れました 近畿・西日本の方はとくに大変ですよね
部屋に居るのに暑くって 点滴しました
みんな様 水分補給 大事です けいったん師匠 ますますあちさに
ばてませんようにね ご自愛くださいね
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