期待しているのか?と問われて、全く思っていないわけでもなく、ただ、どんなふうに振舞ったらいいのかが想像できないでいる。
どうしたって恥ずかしいし、映画とかビデオとか見て学習でもしたほうがいいのかと考えた時もあったが、自分が映像の中の人間と似たようなことができるとは到底思えなかった。
変に知識だけがある、厭らしい人間と安住に思われたくもない。
「昼から何の話をするのかと思えば…」
「初夜だよ?慣れないところで一人淋しくめそめそしそうな一葉ちゃんを一人で寝かせるの?」
「誠、黙りなさい」
安住が止めるのは、こういった話題に安住が抵抗を感じる性格なのか、一葉を気遣っているからなのか…。
めそめそすることはないが、どっちにしても緊張で眠れそうにない今夜だ。
咎める口調で安住が中條を制した。
怒ったりとか機嫌が悪くなったりとかではなさそうだ。
「フツーさぁ、『やっと一緒になれたね』とか『今日から毎日可愛がってあげられるね』とか『君は僕のものだよ』とか睦言を交わしながら両手で…」
「誠っ!!」
今度はキツイ口調で中條の言葉を遮った。
聞いているだけで一葉の顔は益々赤くなっていく。
そんなことを実際に安住の口から言われた日には自分はどうなってしまうのだろう…。
心臓はドクドクと激しく動くばかりだし、二人の顔など見られたものではない。
怒られようが何をされようが懲りることなどない中條がまだ言葉を続けるのかと不安になった。
だが予想外に中條は口を閉じてくれた。
「はいはい。まぁ犯罪は犯さないだろう弁護士さんだからね。でも考えてあげなきゃ」
肩を竦めた中條は「やってられないよ」という態度で、まだ車に積まれたままの荷物を取りに下へと降りていってしまった。
家財道具などはすでにこの家にあるのでほぼ全てが処分されていて、一葉の荷物など少ないものだった。
こんな状況では安住と一緒にいるのも気まずくなる。
一葉は安住とどんな会話をして良いのかも見つけられず、また顔も見られず、俯きながら胸の前で人差し指の先を合わせた。
中條の台詞を聞いて安住は何を思っているのだろう。
どう感じているのだろう…。
目の前で安住が軽く腰をかがめて一葉をのぞくように見た。
少し、戸惑いがあるような雰囲気がうかがえる。
「一葉ちゃん、僕はね…」
言いかけた言葉が一旦切れた。
何を言われるのか、期待と恐怖が一緒に襲ってきた。
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遅くなりました~。全然読み返していないからあとで修正が入るかもしれません。
たぶん一葉は1週間くらいお休みになると思います。
もうひとつはあと2、3話はストックがあるのですが、連休に入るため、パソに向かえるかどうか…。
どうしたって恥ずかしいし、映画とかビデオとか見て学習でもしたほうがいいのかと考えた時もあったが、自分が映像の中の人間と似たようなことができるとは到底思えなかった。
変に知識だけがある、厭らしい人間と安住に思われたくもない。
「昼から何の話をするのかと思えば…」
「初夜だよ?慣れないところで一人淋しくめそめそしそうな一葉ちゃんを一人で寝かせるの?」
「誠、黙りなさい」
安住が止めるのは、こういった話題に安住が抵抗を感じる性格なのか、一葉を気遣っているからなのか…。
めそめそすることはないが、どっちにしても緊張で眠れそうにない今夜だ。
咎める口調で安住が中條を制した。
怒ったりとか機嫌が悪くなったりとかではなさそうだ。
「フツーさぁ、『やっと一緒になれたね』とか『今日から毎日可愛がってあげられるね』とか『君は僕のものだよ』とか睦言を交わしながら両手で…」
「誠っ!!」
今度はキツイ口調で中條の言葉を遮った。
聞いているだけで一葉の顔は益々赤くなっていく。
そんなことを実際に安住の口から言われた日には自分はどうなってしまうのだろう…。
心臓はドクドクと激しく動くばかりだし、二人の顔など見られたものではない。
怒られようが何をされようが懲りることなどない中條がまだ言葉を続けるのかと不安になった。
だが予想外に中條は口を閉じてくれた。
「はいはい。まぁ犯罪は犯さないだろう弁護士さんだからね。でも考えてあげなきゃ」
肩を竦めた中條は「やってられないよ」という態度で、まだ車に積まれたままの荷物を取りに下へと降りていってしまった。
家財道具などはすでにこの家にあるのでほぼ全てが処分されていて、一葉の荷物など少ないものだった。
こんな状況では安住と一緒にいるのも気まずくなる。
一葉は安住とどんな会話をして良いのかも見つけられず、また顔も見られず、俯きながら胸の前で人差し指の先を合わせた。
中條の台詞を聞いて安住は何を思っているのだろう。
どう感じているのだろう…。
目の前で安住が軽く腰をかがめて一葉をのぞくように見た。
少し、戸惑いがあるような雰囲気がうかがえる。
「一葉ちゃん、僕はね…」
言いかけた言葉が一旦切れた。
何を言われるのか、期待と恐怖が一緒に襲ってきた。
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遅くなりました~。全然読み返していないからあとで修正が入るかもしれません。
たぶん一葉は1週間くらいお休みになると思います。
もうひとつはあと2、3話はストックがあるのですが、連休に入るため、パソに向かえるかどうか…。
中條さーん、うるさいです。
早く気をきかせて帰ってください。
「僕はね…」っでお休みとはまた酷なことを。
気になっておちおち休んでられないじゃないですか。
一葉ちゃんがこの夜どう過ごすことになるのかドキドキです。
早く気をきかせて帰ってください。
「僕はね…」っでお休みとはまた酷なことを。
気になっておちおち休んでられないじゃないですか。
一葉ちゃんがこの夜どう過ごすことになるのかドキドキです。
甲斐様
こんにちは。
お天気が良いので、洗濯する~とか部屋の掃除する~とか庭の花の植え替え~とか理由つけて粗大ゴミをごみ置き場に出した合間にパソ開いてます。
> 中條さーん、うるさいです。
> 早く気をきかせて帰ってください。
手伝いしに来ているんだか邪魔しに来ているんだか…。
口よりも手を動かしましょうね。
> 「僕はね…」っでお休みとはまた酷なことを。
> 気になっておちおち休んでられないじゃないですか。
> 一葉ちゃんがこの夜どう過ごすことになるのかドキドキです。
1週間も間を置かずになんとか書けたらいいんですけど…。
難産なんですよ、こっちは…。
先行き長いし。
GW明けには終わるかも、なんて以前言っていたんですけど、全くその気配が見えません(汗
お付き合いくだされば光栄なんですが…。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
お天気が良いので、洗濯する~とか部屋の掃除する~とか庭の花の植え替え~とか理由つけて粗大ゴミをごみ置き場に出した合間にパソ開いてます。
> 中條さーん、うるさいです。
> 早く気をきかせて帰ってください。
手伝いしに来ているんだか邪魔しに来ているんだか…。
口よりも手を動かしましょうね。
> 「僕はね…」っでお休みとはまた酷なことを。
> 気になっておちおち休んでられないじゃないですか。
> 一葉ちゃんがこの夜どう過ごすことになるのかドキドキです。
1週間も間を置かずになんとか書けたらいいんですけど…。
難産なんですよ、こっちは…。
先行き長いし。
GW明けには終わるかも、なんて以前言っていたんですけど、全くその気配が見えません(汗
お付き合いくだされば光栄なんですが…。
コメントありがとうございました。
きえ | URL | 2010-05-01-Sat 09:59 [編集]
K様
こんにちは。
またご来店(?)ありがとうございます。
>「一葉ちゃん、僕はね…」の次 安住さん 何て言いたかったんだろう?そしてこの後二人は?う~ん 気になります!連休明け 仕事復帰は 億劫だけど また一葉や安住さんに会えると思うと ブルーな気持ちも 吹っ飛びそうですo(^-^)o
すごいところで切ってしまってすみません…。
連休中に1話でも上げられればいいなって考えてはいるんですけど。
(進まないんだなぁ、これが)
安住と一葉がこのあとどんな会話をするのか、頭ひねっています(今頃?!)
5月病にかかっちゃいそうですよね~。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
またご来店(?)ありがとうございます。
>「一葉ちゃん、僕はね…」の次 安住さん 何て言いたかったんだろう?そしてこの後二人は?う~ん 気になります!連休明け 仕事復帰は 億劫だけど また一葉や安住さんに会えると思うと ブルーな気持ちも 吹っ飛びそうですo(^-^)o
すごいところで切ってしまってすみません…。
連休中に1話でも上げられればいいなって考えてはいるんですけど。
(進まないんだなぁ、これが)
安住と一葉がこのあとどんな会話をするのか、頭ひねっています(今頃?!)
5月病にかかっちゃいそうですよね~。
コメントありがとうございました。
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