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BLの丘
ラベンダーのまやかし 4
2010-05-23-Sun  CATEGORY: 淋しい夜
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。

何故入浴剤などを使うのかと問えば、千城の不機嫌さを感じ取った英人が、答えに窮していた。
つまり、発言したくない”理由”から使い始めたのだとは簡単に判断出来た。
だから余計に苛立つ。
どんな理由にしろ、聞き出して英人を納得させたかった。
英人はいつも勝手に自身で判断をして間違った道を選んでいる。

自分の灼熱を英人の中に埋め込み、流したお湯の滴で滑る身体を数度抱きなおせば、その振動だけで英人の身体が悲鳴を上げるように千城を咥えこんだ。
「あぁぁっ!!…っ、揺す、振らないでっ!!」
単純に抱き抱えているだけのつもりでも、千城の灼熱は英人の一番ヨイところを擦っている。

1分1秒でもバスルームに居たくなかった千城は、英人を抱えたまま、身体の水滴をふき取ることもせず、ベッドルームへと向かった。
ダイレクトに響く振動のせいか、英人の後ろはしっかりと締まっていたし、腰に絡みつく脚も千城が英人の尾てい骨を抱えているせいでなんとか保たれている。
苦し紛れの吐息が首筋に絡みついた腕の間から聞こえてくる。

ベッドルームに辿り着くと、千城は自分だけがベッドの端に腰かけた。
抱いていた英人への力を抜けば、英人自身の重みでもっと深いところへと繋がっていく。

「ぁあぁぁぁっ!!」
背後へ崩れようとする背を抱きなおし、スプリングの揺れを利用して腰を上下させれば、より一層英人から嬌声があがった。
ここまで運んでくる間だけで、綺麗にしたはずの双方の腹は、英人が悦ぶ体液で滑りを帯びていた。
だからといって、このまま、こんなもので絶頂を迎えさせる気のない千城だった。

「俺が英人をどこのだれよりも愛しているのはすでに知っていることだろう?一番愛したい週末に、こんな香りを漂わせられたらいくら英人に甘い俺だって我慢の限界がくる。何故入れたんだ?」
再度問い詰めれば、答えを聞かない限り欲求の先を与えられないことを知った英人が諦めたように涙目で心情を吐露した。
「だって…おれは、千城より汚い感じがするから…。せめてこれで…。いい香りを…」
あまりのことに呆れ返った千城は腰を動かすことすら忘れた。
だが、萎えるどころか、英人の中で最大限にまで膨らんだ自身が英人を攻めた。

どうやって教え込ませたらいいのだろう…。
『汚い』だと?!
世の中に生息する全ての中からたった一種の生物でも、そんなことを言うものがいれば、間違いなく抹殺するだろう。
…たとえ、言葉を持たない植物も動物も、全て…。

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お待たせいたしました。
いろいろ事情があって今パソに向かっています。
貴重な時間です。
短いですし、後で直すかもしれません。
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コメント

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千城さんお怒り!
コメント甲斐 | URL | 2010-05-23-Sun 01:25 [編集]
お?アップしたて!

英人君の中に根深く蔓延った病巣ですね。
どうしてくれましょうか、千城さん。
では、お注射を・・・
じゃなくて、
じっくり話を聞く
あるいは
カラダに言い聞かせる

ちなみにボディーソープは無香料でしょうか。
Re: 千城さんお怒り!
コメントきえ | URL | 2010-05-23-Sun 11:34 [編集]
甲斐様
こんにちは。
またお時間が重なったようですね♪

> では、お注射を・・・
> じゃなくて、
> じっくり話を聞く
> あるいは
> カラダに言い聞かせる

お注射されてます。(え?!そっちじゃなくて?!)
話を聞く千城さん…でしょうか…。
怒っている時の千城さんを宥められる人間ってどこにいます?!(←聞くなって…)

> ちなみにボディーソープは無香料でしょうか。

無香料無添加低刺激…
生まれたての赤ちゃんでも使えるようなそんなものが常備されていることと思います。
だって英人坊やの肌はとてもとても…。

コメントありがとうございました。
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