R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。
いつもとは違うことを父は確実に気付いていた。
快感に流されて体を震わすことはあっても、何かに脅えて夢中で行為にのめり込もうとすることはこれまでなかった。
その原因までも、たぶん、父は見透かしていたのだろう。
いつもよりもずっと丁寧な愛撫だった。
海斗をここから逃さないように…、他の何を知っても、戻ってくるように…。
奪われないように、と隠れた嫉妬…。
そう感じてしまうのはうぬぼれだろうか…?
舐められたせいで胸の蕾は硬くなっていた。
少しでも触れれば痛いと思うくらい。だけど、そのじんじんとした痛さが快感に変わる。
指先が腹の上を撫で、舌先がくびれた脇腹やへこむヘソを丹念に舐め上げる。
「…ぅん、ふぅ…あぁ…」
ゆっくりと下へ下へと降りていく父の動きを、じれったく思いながら、でもその快感に酔いしれた。
立てた膝裏をとられ、左右に大きく開かされる。
なにもかもを曝け出した体位は今更恥ずかしがることもないはずなのに…。
わきたつ思いは海斗の内心から焦がしていくようだ。
余計に官能を煽る。
足の付け根に湿った舌先が当てられた。
そのまま勃ちあがった性器に沿うように動いて、反対の足の付け根へと移動する。
まるで円を描くように、秘めた蕾まで降りた舌先は、やはりゆっくりとした仕草で、足の付け根へと戻り、また性器に絡んで、同じ動きを繰り返した。
じれったいという行為に値した。
「ね…、とぅ…さん…、…」
「ここがぴくぴくしている」
まだゆるくはなっていない後孔の上を自分で舐めた指先で何度か押された。
しばらくつかっていないことが分かるくらい、硬く閉ざした場所だ。
父は海斗の性格を良く分かっていた。
こんなになるほどまで、体を許さなかったのには、深い理由があることも、もう理解している。
改めてその場所を見てしまえば、この先に進んでしまっていいのだろうか。
「海斗…」
耳に響いてくる声音が気持ち良い。
閉ざされた箇所を柔らかく広げようと蠢く舌先や指の動きが懐かしさを感じる。
屹立した肉棒の端から零れる体液と、絡んでくる指先、そして舐め上げる舌の動きやかき回すような指。
くちゅくちゅと厭らしい音をたてて、更なる羞恥を生みだしながら、海斗は行為に溺れていった。
…気持ちがいい…
浅ましい行為であることは充分なほど理解している。
若い男子が溜め込むことはないと父は海斗に教えてくれたけど、結ばれない相手とこういうことを繰り返すのもありなのだろうか。
海斗の心は葛藤していた。
差もなく父を想いはする気持ちと、鳥羽へと傾きかけている心。
開き直って、そのうえ、海斗自身を包んでくれる有馬。
そのどれも失いたくないと思うのは我が儘なのだろうか。
父の逞しく育った性器を見つめた。
自分を相手に、これほどまで凶暴な雄に生まれ変わる。
嬉しいのに悲しい。
包まれるだけでなく、突き放してくれたら、新しい恋に進めたのだろうか。
決して叶わない、『父』との秘めた恋ではなく…。
どちらにしても、陽をあびることはできないだろうが、すこしだけ後ろめたさはなくなる気がした。
…母に、顔を見てもらうためにも…。
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週末更新はない予定です。なーんにも浮かんでいません。書けていません。ゴミ置き場が満杯になりそうだし…。
でも書けたらいいなぁ。期待しないで待っていてください。
いつもとは違うことを父は確実に気付いていた。
快感に流されて体を震わすことはあっても、何かに脅えて夢中で行為にのめり込もうとすることはこれまでなかった。
その原因までも、たぶん、父は見透かしていたのだろう。
いつもよりもずっと丁寧な愛撫だった。
海斗をここから逃さないように…、他の何を知っても、戻ってくるように…。
奪われないように、と隠れた嫉妬…。
そう感じてしまうのはうぬぼれだろうか…?
舐められたせいで胸の蕾は硬くなっていた。
少しでも触れれば痛いと思うくらい。だけど、そのじんじんとした痛さが快感に変わる。
指先が腹の上を撫で、舌先がくびれた脇腹やへこむヘソを丹念に舐め上げる。
「…ぅん、ふぅ…あぁ…」
ゆっくりと下へ下へと降りていく父の動きを、じれったく思いながら、でもその快感に酔いしれた。
立てた膝裏をとられ、左右に大きく開かされる。
なにもかもを曝け出した体位は今更恥ずかしがることもないはずなのに…。
わきたつ思いは海斗の内心から焦がしていくようだ。
余計に官能を煽る。
足の付け根に湿った舌先が当てられた。
そのまま勃ちあがった性器に沿うように動いて、反対の足の付け根へと移動する。
まるで円を描くように、秘めた蕾まで降りた舌先は、やはりゆっくりとした仕草で、足の付け根へと戻り、また性器に絡んで、同じ動きを繰り返した。
じれったいという行為に値した。
「ね…、とぅ…さん…、…」
「ここがぴくぴくしている」
まだゆるくはなっていない後孔の上を自分で舐めた指先で何度か押された。
しばらくつかっていないことが分かるくらい、硬く閉ざした場所だ。
父は海斗の性格を良く分かっていた。
こんなになるほどまで、体を許さなかったのには、深い理由があることも、もう理解している。
改めてその場所を見てしまえば、この先に進んでしまっていいのだろうか。
「海斗…」
耳に響いてくる声音が気持ち良い。
閉ざされた箇所を柔らかく広げようと蠢く舌先や指の動きが懐かしさを感じる。
屹立した肉棒の端から零れる体液と、絡んでくる指先、そして舐め上げる舌の動きやかき回すような指。
くちゅくちゅと厭らしい音をたてて、更なる羞恥を生みだしながら、海斗は行為に溺れていった。
…気持ちがいい…
浅ましい行為であることは充分なほど理解している。
若い男子が溜め込むことはないと父は海斗に教えてくれたけど、結ばれない相手とこういうことを繰り返すのもありなのだろうか。
海斗の心は葛藤していた。
差もなく父を想いはする気持ちと、鳥羽へと傾きかけている心。
開き直って、そのうえ、海斗自身を包んでくれる有馬。
そのどれも失いたくないと思うのは我が儘なのだろうか。
父の逞しく育った性器を見つめた。
自分を相手に、これほどまで凶暴な雄に生まれ変わる。
嬉しいのに悲しい。
包まれるだけでなく、突き放してくれたら、新しい恋に進めたのだろうか。
決して叶わない、『父』との秘めた恋ではなく…。
どちらにしても、陽をあびることはできないだろうが、すこしだけ後ろめたさはなくなる気がした。
…母に、顔を見てもらうためにも…。
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感想コメは、続く...
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海斗くんいけないこととはわかったいても
ここでこうすることで癒され満たされていくことを
やめられないんですね
それって、今までちゃんと恋愛して
心から愛する人と付き合っていないから
絶対に傷つけたり裏切ったりしないと信じている義父に
縋ってしまうんだということに気がつかないと
イケナイ関係は解消できないのでしょうね
ここでこうすることで癒され満たされていくことを
やめられないんですね
それって、今までちゃんと恋愛して
心から愛する人と付き合っていないから
絶対に傷つけたり裏切ったりしないと信じている義父に
縋ってしまうんだということに気がつかないと
イケナイ関係は解消できないのでしょうね
甲斐様
おはようございます。
> 海斗くんいけないこととはわかったいても
> ここでこうすることで癒され満たされていくことを
> やめられないんですね
たとえ意識しなくても、こうやって優しくされていた環境に知らずと溺れていました。
ぬるま湯の中が気持ちよくて、抜け出せないままでここまできて…。
> 絶対に傷つけたり裏切ったりしないと信じている義父に
> 縋ってしまうんだということに気がつかないと
> イケナイ関係は解消できないのでしょうね
今日upの分で少し成長(?)しているかも?な海斗です。
が、一歩間違えたら、また違った方向に進んでしまいそうで…。
しばらく心の整理なんてできないでいるのでしょう。
コメントありがとうございました。
おはようございます。
> 海斗くんいけないこととはわかったいても
> ここでこうすることで癒され満たされていくことを
> やめられないんですね
たとえ意識しなくても、こうやって優しくされていた環境に知らずと溺れていました。
ぬるま湯の中が気持ちよくて、抜け出せないままでここまできて…。
> 絶対に傷つけたり裏切ったりしないと信じている義父に
> 縋ってしまうんだということに気がつかないと
> イケナイ関係は解消できないのでしょうね
今日upの分で少し成長(?)しているかも?な海斗です。
が、一歩間違えたら、また違った方向に進んでしまいそうで…。
しばらく心の整理なんてできないでいるのでしょう。
コメントありがとうございました。
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