2ntブログ
ご訪問いただきありがとうございます。大人の女性向け、オリジナルのBL小説を書いています。興味のない方、18歳未満の方はご遠慮ください。
BLの丘
秋の遠足 3
2010-10-02-Sat  CATEGORY: 『想』―sou―
豪快なカレーを食した後、「よーい、ドンをしよう」という、また英人の誘いに一葉と那智が「どこからどこまで走るの?」と首を傾げた。
木の棒で土にラインを引いた英人は、「あそこの木まで」とゴール地点に野崎を立たせた。
3人が食後の運動をするのをその他大勢が見守っている。

英人「最初にタッチした人、ちゃんと見ててね」
ヒサ「一番は分からないけど、最後は確定しているようなものじゃん」
安住「一葉はすぐに転ぶから…(怪我をしないか心配)」
一葉「俺、ゲビっ子なの?(走る前から勝負は決まっている)」
英人「サッカーボール、持ってくればよかったかなぁ」
雅臣「積んであります!」
千城「さすがだな」
那智「またヒサと龍太さんにボール取られちゃうんだ…」(←ヤギ牧場で振りまわされた)
神戸「とにかく一回走ってみればいいじゃん。ゲビっ子には『可哀想賞』で僕が撫で撫でしてあげるよ」
日野「長流が言うと卑猥にしか聞こえない…」
安住「一葉には触らせません」
ヒサ「やっぱ、確定してるんだ…」

何を考えているのかわからない見学者の前で、ミニ運動会が開催された。
3回走って3回とも一番は那智だった。(営業の意地か若い相手(ヒサ)の体力の違いか)
ビリ一等賞は当然一葉で、安住の腕の中でしくしくと泣いている。
安住「一葉はがんばったんだよ。転ばなかったのは偉かったね」
褒めているところがなんだか違う…と聞いていた人は思っていたが、弁護士に口応えする者もいなかった。

秋の夕日はあっという間に近付いてくる。
千城が「疲れた体を早く休めよう」ともっともらしい理由を述べて雅臣に手配させた旅館へと急がせた。
湖のほとりにある、由緒あるお屋敷のようだった。
龍太「ここ、旅館?」
雅臣「そうだよ。天皇も泊まられている老舗。知らないの?」
馬鹿にされているような気がした龍太だが、雅臣の知識の広さには返す言葉もない。
案内をして、またもや立ち去ろうとした雅臣と龍太に千城が声をかける。
千城「おまえたち、どこに行く気だ?」
雅臣「え?だって俺たち、泊まれるような身分じゃないし…」
実際、雅臣が押さえた部屋数は5室である。
自分たちの部屋が含まれているわけがない。
神戸「千城が全部支払うし。泊まって行きなよ」
英人「お父さん役、疲れちゃった。今度は龍太さんがお父さんで雅臣さんがお母さんっていうのは?」(←おまえ、何もやっていないだろっ)
日野「ナイスアイディア」
ヒサ「(ままごとはまだ続くのか…????)」
宮原「(お父さんお母さんっていうより、下僕が何人?って気がしなくもない……)」
百合子ママがいないだけ、まだマシだ…とか思っていた3人(←あいつらです)以外だった。

にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村
レ様にアイディアを頂いてちびっこ運動会を開催してみました。
入浴シーンに辿りつかないなぁ…
最近、『牧場』とか『乳搾り』とかのキーワードで来てくださる方が多いんですけど。
覗いてくださった方、大丈夫かなぁ。

→4
関連記事
トラックバック0 コメント2
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
管理人のみ閲覧できます
コメント | | 2010-10-02-Sat 22:58 [編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: タイトルなし
コメントきえ | URL | 2010-10-03-Sun 11:02 [編集]
レ様
こんにちは。

> きゃー、運動会が取り入れられてる~!!

アイディアを頂きましてありがとうございました。
人にネタを頼んで書いている私…(書き手とは言えないなぁ)

> やっぱり一葉がビリなんですね(笑
> 私が想像してたのは障害物競走の網くぐりだったんです。
> (でもバーベキューではムリ。ていうかどこでもムリ!)
> 網の中で園児達がもがいてて、最後まで出られないのが一葉。
> えぇ、そこは変わりません(爆

一番どんくさいキャラですからね、一葉は。
網くぐりかぁ。
絶対に出てこられないでしょうね。
変に動いて雁字搦めになっているのが関の山です。
安住が慌てて中止していそうですね。
コメントありがとうございました。
トラックバック
TB*URL
<< 2024/04 >>
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -


Copyright © 2024 BLの丘. all rights reserved.