子供が『お絵描きをしたい』という日は、決まって追い出される保護者である。
今更描いているところを見られてもいいのではないか、と思う大人族なのであるが、「「「やぁだぁ～」」」という三重奏に逆らうことも出来ず、飼育員に任せて避難所へと向かうのだった。
水谷をはじめ、千城と神戸、宮原は、昼間からアルコールを飲むことに全く抵抗がない。
休日の付き合いともなれば安住も平気で口を付けたし、誘われて断りきれない野崎も薄いものを口に含む。
神戸「少しは成長したの?一葉ちゃんと那智ちゃん」
安住「牛とヤギの区別はつくようになったよ」
千城「先生がいいからな」(←鼻高々)
宮原「指導料、これ以上儲けてどうするのさ」
野崎「社長はそのようなことをする方ではありません」
神戸「随分肩を持っちゃって…」
宮原「美琴さんっ!!」
野崎「そういう意味ではなく……」
安住「相変わらず墓穴掘ってるね(笑)」
水谷「おまえたちが来ると、つくづく世の中は平和だなと思わされるよ」(呆れ)
神戸「水谷さんが自ら波乱を招いているだけじゃなくて?」
水谷「節度は守っている」
他全員「「良く言う～ぅぅぅっ」」
水谷「…」
散々な下ネタを繰り広げたあと(←内容は読者様のご想像で…)、夕刻にも近くなり、「そろそろ」と千城と神戸と安住が席を立ち始めた。
外には榛名家の専属の運転手が控えているはず…、と思って出てみれば、いない。
神戸「あれ?どうしたの?メーデーじゃないよね?ボイコット?」
安住「今日はハロウィンでしょ」
千城「野崎、呼び出せっ!」
野崎「連絡してみます。皆さま、お席に着いてお待ちください」
そう言って野崎は裏口へと下がっていった。
「ん?」と気付いたのは宮原と水谷だった。
が、表情に出すことはない。
しばらくすると、コンコンと表の入り口のドアをノックする音が聞こえた。
開店までまだ1時間はあるこの店に、早く訪れる客など滅多にいるものではない。
宮原はピクンと予感のようなものを頭に浮かべながら、鍵を開けた。
「「「トリック・オア・トリート!!!」」」
黒いとんがり帽子をかぶり、黒いマント(裾にはジャックランタンを象ったかぼちゃの刺繍が施されている)を羽織って、3人の子供たちが飛び込んできた。
呆気に取られていたのはカウンターに座った連中だった。
英人「おかし～っ!!」
那智「いたずらされちゃうんだよ」
一葉「できたら、もらえれば…(おどおど)」
日野「口実作りやがって…」
ヒサ「けどおもしろそうじゃん」
キャッキャッとはしゃいだ子供たちがカウンターに流れ込めば、待っていましたと言わんばかりに野崎が焼き上がったパンを出してきた。
野崎「お菓子ではなくて申し訳ないのですが、焼き立てのパンですよ。こしあんとつぶあんとクリームパンだそうです」
宮原「いつの間に～っ?!」
野崎「私ではないです。さえ様から是非お子様たちへとお預かりしておりました」
一葉「さぁちゃん、また自分で作ったの～っ?!」
野崎「今回は3種類あるそうですよ。それと栗まんじゅうもいただきました」
千城「迎えに行かせたのは野崎の仕業か」
神戸「確かに子供たちだけで平らげられたら満足できないよね」
安住「催促しちゃいそうだ」
ヒサ「…(エサでつるなぁ)…」
日野「…(心得ているっていうんだよ)…」
水谷「…(連携プレーのほうがこえーよ)…」
にほんブログ村
予想外に時間がかかってしまいました。
さえちゃん、いつもごちそうさまですっ!!
おやつ写真は全部さえちゃんの手作りです。勝手に持ち帰らないでくださいね。
別宅にも十三夜おやつあります。ご覧になりたい方はごちそうになってください。おやつ
今更描いているところを見られてもいいのではないか、と思う大人族なのであるが、「「「やぁだぁ～」」」という三重奏に逆らうことも出来ず、飼育員に任せて避難所へと向かうのだった。
水谷をはじめ、千城と神戸、宮原は、昼間からアルコールを飲むことに全く抵抗がない。
休日の付き合いともなれば安住も平気で口を付けたし、誘われて断りきれない野崎も薄いものを口に含む。
神戸「少しは成長したの?一葉ちゃんと那智ちゃん」
安住「牛とヤギの区別はつくようになったよ」
千城「先生がいいからな」(←鼻高々)
宮原「指導料、これ以上儲けてどうするのさ」
野崎「社長はそのようなことをする方ではありません」
神戸「随分肩を持っちゃって…」
宮原「美琴さんっ!!」
野崎「そういう意味ではなく……」
安住「相変わらず墓穴掘ってるね(笑)」
水谷「おまえたちが来ると、つくづく世の中は平和だなと思わされるよ」(呆れ)
神戸「水谷さんが自ら波乱を招いているだけじゃなくて?」
水谷「節度は守っている」
他全員「「良く言う～ぅぅぅっ」」
水谷「…」
散々な下ネタを繰り広げたあと(←内容は読者様のご想像で…)、夕刻にも近くなり、「そろそろ」と千城と神戸と安住が席を立ち始めた。
外には榛名家の専属の運転手が控えているはず…、と思って出てみれば、いない。
神戸「あれ?どうしたの?メーデーじゃないよね?ボイコット?」
安住「今日はハロウィンでしょ」
千城「野崎、呼び出せっ!」
野崎「連絡してみます。皆さま、お席に着いてお待ちください」
そう言って野崎は裏口へと下がっていった。
「ん?」と気付いたのは宮原と水谷だった。
が、表情に出すことはない。
しばらくすると、コンコンと表の入り口のドアをノックする音が聞こえた。
開店までまだ1時間はあるこの店に、早く訪れる客など滅多にいるものではない。
宮原はピクンと予感のようなものを頭に浮かべながら、鍵を開けた。
「「「トリック・オア・トリート!!!」」」
黒いとんがり帽子をかぶり、黒いマント(裾にはジャックランタンを象ったかぼちゃの刺繍が施されている)を羽織って、3人の子供たちが飛び込んできた。
呆気に取られていたのはカウンターに座った連中だった。
英人「おかし～っ!!」
那智「いたずらされちゃうんだよ」
一葉「できたら、もらえれば…(おどおど)」
日野「口実作りやがって…」
ヒサ「けどおもしろそうじゃん」
キャッキャッとはしゃいだ子供たちがカウンターに流れ込めば、待っていましたと言わんばかりに野崎が焼き上がったパンを出してきた。
野崎「お菓子ではなくて申し訳ないのですが、焼き立てのパンですよ。こしあんとつぶあんとクリームパンだそうです」
宮原「いつの間に～っ?!」
野崎「私ではないです。さえ様から是非お子様たちへとお預かりしておりました」
一葉「さぁちゃん、また自分で作ったの～っ?!」
野崎「今回は3種類あるそうですよ。それと栗まんじゅうもいただきました」
千城「迎えに行かせたのは野崎の仕業か」
神戸「確かに子供たちだけで平らげられたら満足できないよね」
安住「催促しちゃいそうだ」
ヒサ「…(エサでつるなぁ)…」
日野「…(心得ているっていうんだよ)…」
水谷「…(連携プレーのほうがこえーよ)…」
にほんブログ村
予想外に時間がかかってしまいました。
さえちゃん、いつもごちそうさまですっ!!
おやつ写真は全部さえちゃんの手作りです。勝手に持ち帰らないでくださいね。
別宅にも十三夜おやつあります。ご覧になりたい方はごちそうになってください。おやつ
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s様
こんばんは。
>ハロウィンと言えばこの子たちですよね！久しぶりに会えてうれしかったです＾＾
私の中でも子供の行事というイメージがありました。
けど民族的なものに関するとまた違うんですよね。
とはいえ、はしゃいでいるこの子たちです。
イベントはなんでもいいんでしょうかね。
たまにぽつりと登場します。
コメントありがとうございました。
こんばんは。
>ハロウィンと言えばこの子たちですよね！久しぶりに会えてうれしかったです＾＾
私の中でも子供の行事というイメージがありました。
けど民族的なものに関するとまた違うんですよね。
とはいえ、はしゃいでいるこの子たちです。
イベントはなんでもいいんでしょうかね。
たまにぽつりと登場します。
コメントありがとうございました。
可愛い子供３人に大人達もメロメロですね（笑）
一葉の『できたら・・・』に爆笑しましたｗ
今回はみこっちゃんが子供たちの提案?に乗った感じですね。
さえさんの手作りパンとおまんじゅうは
美味しそう♪
一葉の『できたら・・・』に爆笑しましたｗ
今回はみこっちゃんが子供たちの提案?に乗った感じですね。
さえさんの手作りパンとおまんじゅうは
美味しそう♪
らぅら様
おはようございます。
> 可愛い子供３人に大人達もメロメロですね（笑）
> 一葉の『できたら・・・』に爆笑しましたｗ
>
> 今回はみこっちゃんが子供たちの提案?に乗った感じですね。
みこっちゃん、後ろで手を引いてましたね。
一葉ってば相変わらずオドオドしてて…。
あとで読み返していたときに、「いたずらされちゃうんだよ」って
おまえらいつもいたずら三昧じゃないかー?と一人つぶやいていました(笑)
> さえさんの手作りパンとおまんじゅうは
> 美味しそう♪
さえちゃんにはいつもおやつを作ってもらっています。
感謝です。
コメントありがとうございました。
おはようございます。
> 可愛い子供３人に大人達もメロメロですね（笑）
> 一葉の『できたら・・・』に爆笑しましたｗ
>
> 今回はみこっちゃんが子供たちの提案?に乗った感じですね。
みこっちゃん、後ろで手を引いてましたね。
一葉ってば相変わらずオドオドしてて…。
あとで読み返していたときに、「いたずらされちゃうんだよ」って
おまえらいつもいたずら三昧じゃないかー?と一人つぶやいていました(笑)
> さえさんの手作りパンとおまんじゅうは
> 美味しそう♪
さえちゃんにはいつもおやつを作ってもらっています。
感謝です。
コメントありがとうございました。
Happy Halloween
素敵なお話しありがとう～
おやつを作るときえちゃんがひーちゃん達の話を書いてくれるので、これからもどんどん作ります
って催促してるのは私ですね
きえちゃんありがとう
素敵なお話しありがとう～
おやつを作るときえちゃんがひーちゃん達の話を書いてくれるので、これからもどんどん作ります
って催促してるのは私ですね
きえちゃんありがとう
さえちゃん、こんにちは～。
おやつありがとうございました♪
> Happy Halloween
> 素敵なお話しありがとう～
> おやつを作るときえちゃんがひーちゃん達の話を書いてくれるので、これからもどんどん作ります
> って催促してるのは私ですね
> きえちゃんありがとう
さえちゃんがぜひ子供たちに食べさせて、と腕をふるってくれるので、お子様たちも楽しみにしています。
大人もその味を知っちゃったから、今度から奪い合いが始まりますね。
って、え?!話が思い浮かぶかな～…。
無い脳みそを発酵させてお待ちしております。
コメントありがとうございました。
おやつありがとうございました♪
> Happy Halloween
> 素敵なお話しありがとう～
> おやつを作るときえちゃんがひーちゃん達の話を書いてくれるので、これからもどんどん作ります
> って催促してるのは私ですね
> きえちゃんありがとう
さえちゃんがぜひ子供たちに食べさせて、と腕をふるってくれるので、お子様たちも楽しみにしています。
大人もその味を知っちゃったから、今度から奪い合いが始まりますね。
って、え?!話が思い浮かぶかな～…。
無い脳みそを発酵させてお待ちしております。
コメントありがとうございました。
美味しそうなアンパンですね
つやつやしていて銀座の老舗パン屋さんのみたいです
ハロウィンといえばコスプレ（？）
コスプレといえば・・・
まんまと大人たちの策略に引っ掛かって
いたずらされちゃうお子ちゃまたちバージョンも想像してしまいました。
つやつやしていて銀座の老舗パン屋さんのみたいです
ハロウィンといえばコスプレ（？）
コスプレといえば・・・
まんまと大人たちの策略に引っ掛かって
いたずらされちゃうお子ちゃまたちバージョンも想像してしまいました。
甲斐様
こんなところまでご足労いただきまして…。
> 美味しそうなアンパンですね
> つやつやしていて銀座の老舗パン屋さんのみたいです
つやつやですよ。
売り物ですか?って聞きたくなりますよね。
> ハロウィンといえばコスプレ（？）
> コスプレといえば・・・
> まんまと大人たちの策略に引っ掛かって
> いたずらされちゃうお子ちゃまたちバージョンも想像してしまいました。
いたずらされちゃうのかっ!!
そうか、奥が深かった…。
いたずらをしたところでお返しは倍でって感じですね。
えーっと…、それはご想像にお任せして…(←投げだしている 汗)
コメントありがとうございました。
こんなところまでご足労いただきまして…。
> 美味しそうなアンパンですね
> つやつやしていて銀座の老舗パン屋さんのみたいです
つやつやですよ。
売り物ですか?って聞きたくなりますよね。
> ハロウィンといえばコスプレ（？）
> コスプレといえば・・・
> まんまと大人たちの策略に引っ掛かって
> いたずらされちゃうお子ちゃまたちバージョンも想像してしまいました。
いたずらされちゃうのかっ!!
そうか、奥が深かった…。
いたずらをしたところでお返しは倍でって感じですね。
えーっと…、それはご想像にお任せして…(←投げだしている 汗)
コメントありがとうございました。
町はいつになく仮装したお子達が多いよ！（笑）
ただ君たちの都市でｽﾀｰｳｵｰｽﾞは死なんはずなんだけど(*'ω'*)
トリック・オア・トリート♪ 私のおやつもあげるよ。
ただ君たちの都市でｽﾀｰｳｵｰｽﾞは死なんはずなんだけど(*'ω'*)
トリック・オア・トリート♪ 私のおやつもあげるよ。
nichikaちゃん、忘れてない～(*^^*)
お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ！な皆に会いに来ました～♪
きえちゃんがお話書いてくれないからお菓子作る頻度が少なくなってるよ～。
今日は寒いからちびっこ達は保護者にぴっとりとくっついていることでしょうね♪
お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ！な皆に会いに来ました～♪
きえちゃんがお話書いてくれないからお菓子作る頻度が少なくなってるよ～。
今日は寒いからちびっこ達は保護者にぴっとりとくっついていることでしょうね♪
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