差し込まれた舌が口腔内を蹂躙した。痛いほどに吸い付かれ、絡められて、呼吸のタイミングすらつかめない。
貪られてその激しさに思いの丈を知る。
「…あっ…、よし…」
勢い余って俊輔の体がカーペットの上に押し倒される。
「好き…、俊輔のこと、好きだ」
「ん…」
圧し掛かってきた吉賀を、今度は抵抗することなく受け止めた。
こうして繋がれればお互いが安心できるものに変わるのだと思う。
またくちづけられて淫猥な水音が鼓膜に入り込んでくる。顎を伝う唾液を吉賀の舌が舐めとっていった。
きゅっと抱きしめられ、「良かった…」という吉賀の安堵のため息が聞こえた。
一時は伊佐のものになったと思っていたことが、腹を割って話してみれば自分の元に舞い戻って来たのだから、吉賀の気持ちも理解できる。
俊輔の手も吉賀の背中を撫でた。
「俺、吉賀に負担かけたくなくて…、迷惑とかかけたくなくて素直に吉賀の気持ち、受け入れられなかったんだ…」
「迷惑なんて…っ」
「だって支払のこととか、家族のこととかあって、…同い年の人たちと同じことできないじゃん。これまでも色々してもらっていたのに…」
「俺が好きでやってることだろ。俊輔が気にかけることじゃないって。それに頑張ってる俊輔見て、俺も励まされてた」
覗きこんできた吉賀がまた唇を啄ばんだ。
伊佐が無利子、無期限という返済プランを立ててくれたおかげで、追われるものから解放されたような気持ちがあった。
これが伊佐の言っていた『余裕』というものなんだろうか…。
「まだ家への仕送りとかあるから、給料、全部自分のものっていうわけにもいかないし、伊佐さんに返していくのもあるし」
「あの人に返すの?」
「うん…。なんていうか…、立て替えてくれた…っていう感じかな」
「そっか…」
部外者であるはずの伊佐と縁が切れないことは吉賀にとって良く思われていないことなのかもしれない。
だけど俊輔が迷わず吉賀の元に存在できれば、不要な不安に変わるのではないだろうか。
「吉賀…」
今度は俊輔から触れるだけのくちづけを渡した。少し驚いたような吉賀が一瞬目を見開いたけれど、すぐに嬉しそうに微笑む。
「俊輔ってこういうことするんだ~。すっげぇ嬉しいけど」
「あ…」
恥ずかしくなって視線を反らしてしまう。いつも控え目に、目立たないように暮らしてきた俊輔だったから、予想していない行動になってしまったようだ。
吉賀に思いを告げられる日だって、来るとは思っていなかった。
「帰らせたくないな…」
耳元に唇を寄せた吉賀がポツリと呟いた。
俊輔もここに残っても大丈夫な気がしてきた。昨日は一人の部屋を怖いと思ったが、久し振りであったからで、今では近くに吉賀もいてくれる状況となった。
過ごせない環境ではないだろう、と過っていくものがある。
「俊輔…」
再び重なっていく唇には自然と熱が籠る。深くかわされるキスは、否応なく体の奥に疼くものを宿した。
「んっ…、ふぅ…」
下半身をもじもじとさせることはついこの前も味わったような気が…。だけど溶けていく脳みそはきちんとした記憶を引き出してくれない。
「止まんないかも…」
「…ぅん…」
覆いかぶさってくる吉賀の中心から硬い刺激が当たった。
伊佐と共に味わった快感が俊輔の脳裏を巡る。
小さな呟きで返事をすると、吉賀は俊輔を抱えてベッドに横たえた。
「もう、傷つけるようなこと、しないから…」
「ん…」
囁かれてその言葉を信じる。包んでくれる腕に、全てを任せればいいのだという思いを持って、静かに目を閉じた。
伊佐からもらった服が性急に剥がされていった。
にほんブログ村
ぽちっとしていただけると嬉しいです。
貪られてその激しさに思いの丈を知る。
「…あっ…、よし…」
勢い余って俊輔の体がカーペットの上に押し倒される。
「好き…、俊輔のこと、好きだ」
「ん…」
圧し掛かってきた吉賀を、今度は抵抗することなく受け止めた。
こうして繋がれればお互いが安心できるものに変わるのだと思う。
またくちづけられて淫猥な水音が鼓膜に入り込んでくる。顎を伝う唾液を吉賀の舌が舐めとっていった。
きゅっと抱きしめられ、「良かった…」という吉賀の安堵のため息が聞こえた。
一時は伊佐のものになったと思っていたことが、腹を割って話してみれば自分の元に舞い戻って来たのだから、吉賀の気持ちも理解できる。
俊輔の手も吉賀の背中を撫でた。
「俺、吉賀に負担かけたくなくて…、迷惑とかかけたくなくて素直に吉賀の気持ち、受け入れられなかったんだ…」
「迷惑なんて…っ」
「だって支払のこととか、家族のこととかあって、…同い年の人たちと同じことできないじゃん。これまでも色々してもらっていたのに…」
「俺が好きでやってることだろ。俊輔が気にかけることじゃないって。それに頑張ってる俊輔見て、俺も励まされてた」
覗きこんできた吉賀がまた唇を啄ばんだ。
伊佐が無利子、無期限という返済プランを立ててくれたおかげで、追われるものから解放されたような気持ちがあった。
これが伊佐の言っていた『余裕』というものなんだろうか…。
「まだ家への仕送りとかあるから、給料、全部自分のものっていうわけにもいかないし、伊佐さんに返していくのもあるし」
「あの人に返すの?」
「うん…。なんていうか…、立て替えてくれた…っていう感じかな」
「そっか…」
部外者であるはずの伊佐と縁が切れないことは吉賀にとって良く思われていないことなのかもしれない。
だけど俊輔が迷わず吉賀の元に存在できれば、不要な不安に変わるのではないだろうか。
「吉賀…」
今度は俊輔から触れるだけのくちづけを渡した。少し驚いたような吉賀が一瞬目を見開いたけれど、すぐに嬉しそうに微笑む。
「俊輔ってこういうことするんだ~。すっげぇ嬉しいけど」
「あ…」
恥ずかしくなって視線を反らしてしまう。いつも控え目に、目立たないように暮らしてきた俊輔だったから、予想していない行動になってしまったようだ。
吉賀に思いを告げられる日だって、来るとは思っていなかった。
「帰らせたくないな…」
耳元に唇を寄せた吉賀がポツリと呟いた。
俊輔もここに残っても大丈夫な気がしてきた。昨日は一人の部屋を怖いと思ったが、久し振りであったからで、今では近くに吉賀もいてくれる状況となった。
過ごせない環境ではないだろう、と過っていくものがある。
「俊輔…」
再び重なっていく唇には自然と熱が籠る。深くかわされるキスは、否応なく体の奥に疼くものを宿した。
「んっ…、ふぅ…」
下半身をもじもじとさせることはついこの前も味わったような気が…。だけど溶けていく脳みそはきちんとした記憶を引き出してくれない。
「止まんないかも…」
「…ぅん…」
覆いかぶさってくる吉賀の中心から硬い刺激が当たった。
伊佐と共に味わった快感が俊輔の脳裏を巡る。
小さな呟きで返事をすると、吉賀は俊輔を抱えてベッドに横たえた。
「もう、傷つけるようなこと、しないから…」
「ん…」
囁かれてその言葉を信じる。包んでくれる腕に、全てを任せればいいのだという思いを持って、静かに目を閉じた。
伊佐からもらった服が性急に剥がされていった。
にほんブログ村
ぽちっとしていただけると嬉しいです。
『タイトルなし』になってますよ~
やっと素直になれた二人かな?
ラブラブなえちに突入ですね
やっと素直になれた二人かな?
ラブラブなえちに突入ですね
さえ様
おはようございます。
> 『タイトルなし』になってますよ~
> やっと素直になれた二人かな?
> ラブラブなえちに突入ですね
すみませ~ん(^_^;)
何かしらミスをする私です…
ようやく気持ちを伝えられた俊輔です。
ラブラブになってくれましたかね~。
コメントありがとうございました。
おはようございます。
> 『タイトルなし』になってますよ~
> やっと素直になれた二人かな?
> ラブラブなえちに突入ですね
すみませ~ん(^_^;)
何かしらミスをする私です…
ようやく気持ちを伝えられた俊輔です。
ラブラブになってくれましたかね~。
コメントありがとうございました。
拍手コメ名無し様
初めまして~、こんにちは。
>何度もすみません。名無しで途中送信ばかりの者です。(最初から、メモ帳で下書きしてから送れば良かった!)それで、えーと、気づいたら踏んでました、155555。そーっと読みに徹していた者がお願いするのも図々しいのですが…
OH!!キリ番!!!おめでとうございます(パチパチ)
ご申告ありがとうございます!!
私が朝来た時は10名足りなかった…(前だったんです)
朝早くからのご訪問、本当に感謝です。
そして頂いたリクエスト、考えますので少しお時間をください。
えぇ、比較的(?)簡単なお題だったので近日中に上がるかと思います。
あんなものを楽しみにしてくださるだなんて~(〃▽〃)
間違いとか失敗とか何もお気になさらず、じゃんじゃん打ち込んでやってください。
この上ない活力です。
コメントありがとうございました。
初めまして~、こんにちは。
>何度もすみません。名無しで途中送信ばかりの者です。(最初から、メモ帳で下書きしてから送れば良かった!)それで、えーと、気づいたら踏んでました、155555。そーっと読みに徹していた者がお願いするのも図々しいのですが…
OH!!キリ番!!!おめでとうございます(パチパチ)
ご申告ありがとうございます!!
私が朝来た時は10名足りなかった…(前だったんです)
朝早くからのご訪問、本当に感謝です。
そして頂いたリクエスト、考えますので少しお時間をください。
えぇ、比較的(?)簡単なお題だったので近日中に上がるかと思います。
あんなものを楽しみにしてくださるだなんて~(〃▽〃)
間違いとか失敗とか何もお気になさらず、じゃんじゃん打ち込んでやってください。
この上ない活力です。
コメントありがとうございました。
| ホーム |