2ntブログ
ご訪問いただきありがとうございます。大人の女性向け、オリジナルのBL小説を書いています。興味のない方、18歳未満の方はご遠慮ください。
BLの丘
七色の虹 18
2012-09-29-Sat  CATEGORY: 七色の虹
性描写があります。閲覧にはご注意ください。

(何回も言いますけれど(言ったか?)、18歳未満の方は来てはいけませんよ。そこの高校生、あと、2年か3年待ちなさい。ブログがあるかはどうかとして…。
18歳になっても卒業してから来なさい。それとバナーの持ち帰りは許しますけれど(いや、高校生には許せませんが)文章の持ち帰りはダメです。イラストはもちろんのこと。一言、言いなさい。それ。常識です。許可するかしないかはこちらで、貴方の判断ではないんです。知りましょうね。)


次の時間まで待てなかった?
そう言われればそれまで…。
えーと、明日は…なぞ…。




口腔に飲みこまれた性器に纏わされる唾液と、体内から零れる先走りで、厭らしいほどの水音が部屋の中に響いた。
同じく由良の嬌声も…。
「はぁ…っ、も…ぅ…」
こみ上がってくる射精感を留める術を知らない。
ビクッと腰を突き上げてしまっては、喉奥に突っ込まれたせいか、高畠の唇が外れた。
ぬるぬるとした体液が後孔まで滴れている。
由良は快感から遠のかれたもどかしさのなかにいた。
あともう少しで吐精できたはずなのに…。
イかせてくれないことに、体に蠢く苦しさを感じて眦に涙が浮かんだ。
恨みがましく見上げてしまうと、困惑した高畠の視線に出会った。
「一緒に…って思っても…。由良、辛いよな…?」
待たせている意味を問うのか。
高畠だって我慢しているところはあるのだろう。
由良を昂らせて、自身の解放を望む瞬間。
…共に…と願うことは決して間違った感情ではないけれど…。
由良のほうが快感を追い求め過ぎていたことに気付かされる。

「あ…、ごめ…」
「いいよ。由良、一度、イっとけ」
促される言葉には申し訳なさしか浮かばなかった。
「でも…っ」
「いい…。そのほうがたぶん、俺もラク…」
一瞬意味が分からなく、脳裏が疑問を過ったが、考える間を持たせずに高畠の口淫が再び繰り返されてしまった。
「はぁ…ぅ…」
生温かなものに包まれること…。
由利の手で感じたものとは明らかに違うもの…。
昇り詰めるのはあっという間で、茎を唇と舌で刺激され、双球は手で揉み扱かれて…。
「はぅ…っ、でる…っ」

ビクビクッと腰から太腿が痙攣した。
胸は上下し、激しく酸素を求める。
射精の瞬間は何も考えられなくなる。
気持ち良さだけが全身を駆け抜けて、快楽の時間を貪った。

高畠の口の中に吐き出してしまったと気付けたのはどれくらい後だっただろう…。

力を失っていく性器から、生ぬるい唇が離れて、同時にドロリとしたものが双球から門渡りに吐き出された。
それはまさに、今、由良が出した精子だった。
より大きく足を拡げるように膝頭を掴まれる。
温かった液体は徐々に空気の温度を纏って冷えた。
その体液を掬った指が、窄まった禁断の襞をこねくり回した。
「あぁぁっ、やぁ…っ」
自分でも見たことのない場所を、視姦され、いじられて、吐精したばかりの敏感な体が震えた。
すぐに指の先が入り込み、異物を吐き出そうと力が込められる。
自分のことしか、考えられなかった…。

「由良、力抜け…」
「やぁ…っ」
気持ち良かった瞬間から一転。僅かな痛みに、安心していた高畠への信頼もどこか解けていく。
「やだっ、やめ…っ、やめてっ…」
その場所が秘められたところだという抵抗感も由良の中にあったのかもしれない。
涙を零しては嫌がる由良を、高畠は悲しそうに見ていた。
スッと引かれた指。覆いかぶさっては全身で抱きしめてくれる腕と体。浮いた涙を唇が吸い取り、耳元で「ごめん…」と囁かれる。
太腿に当たる布越しでも分かる熱くて硬いものが、なんであるのかなど、気付くのは簡単だった。

…自分だけが良い思いをした…。
その現実がありながら、高畠は今でも苦痛を与えたことを優先して謝ってくる。
それこそが、彼の優しさなのだろう。
自分勝手であることを由良は恥じた。
次に流れた涙は高畠に向けられた感謝と思われている嬉しさ。
「萩生…」
呼びかけては、首筋に埋められた顔を上げさせる。
恐怖にまみれた心と体が、落ち着いて、全てのものを受け入れようと覚悟を決めた。
分かっていたことのはずだ…と言い聞かせる。
この瞬間があるからこそ、由利と雄和のように、お互いを繋げる絆を深められるのだろう。

「いいよ…」
小さく呟いた由良に、高畠の瞳はまだ戸惑いを残していた。
「でも…」
由良はそっと息を詰める。
「馬鹿…。ヤるんだったら、ヤれよ…。途中で諦めてどうするの。そんな意気地なし…」
この期に及んで、それもどんな台詞だ…と思いながら、誘いかけた由良の意思を、やっぱり高畠は汲み取ってくれた。
『いやよいやよ、も、好きのうち…』
ぼんやりとそんなことを思っていた由良だった。

にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ 
ポチってしていただけると嬉しいです(///∇//)

那智がツンデレ貴公子ナンバーワンだと思っていたけれど…。
由良、トップに躍り出られるのでは…と考えてしまいました。

関連記事
トラックバック0 コメント4
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
連コメですわよ♪ヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ
コメントけいったん | URL | 2012-09-29-Sat 19:27 [編集]
??r(・x・。)アレ???
今日の2回目の更新は、意図的なの?

此処に来て最後の最期に躊躇う高畠に言った 由良の言葉に (▼∀▼)ニヤリッ
さすが 由良!ツンデレだぁねぇ~(*>ω<*)ぷっー

高畠、男の根性を見せたれやぁーー!←何か違う?(笑)

それはそうと きえ様
更新冒頭の 赤文字の警告文ですが、何処ぞの誰かが 不埒な真似をしたのでしょうか?
そんな奴は 私が成敗してやりましょうぞっ!
トリャァ!!(*`・ω・)_/スパッ (・| |・)ヒィッ!...byebye☆
小悪魔来た!
コメントちー | URL | 2012-09-29-Sat 20:36 [編集]
あー、キタキタ。小悪魔由良ちゃん。
まあ、小悪魔になりきれないのが可愛いよね。
いやいや言ったくせに、意気地無しって。
まさにツンデレですなあ。

ハギー、本気見せちゃう?
優しいだけの男じゃないよねー。
でもさあ、白いのだけじゃちょっと・・・
ゴニョゴニョ。


リンリンリン!
「隊長、隊長!た、大変ですっ!」
『ん?何が・・・』
「小娘がきえ王国に潜り込んだ模様ですっ!」
『な、なんと小娘がか?小娘は入国禁止であるぞ!』
「ちー、見廻り強化しますから、隊長も師匠と頑張って下さいねっ!」
『おうっ、頑張れ・・・(師匠って誰?)』

なんて、いつもの妄想でーす(笑)
でもね、けいったん奥さまと隠れ隊員の皆様と成敗しちゃうよん。
Re: 連コメですわよ♪ヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ
コメントたつみきえ | URL | 2012-09-30-Sun 06:59 [編集]
けいったん様
おはようございます。

> ??r(・x・。)アレ???
> 今日の2回目の更新は、意図的なの?

少々言いたくて、時間を待たずにupしてしまいました。

> 此処に来て最後の最期に躊躇う高畠に言った 由良の言葉に (▼∀▼)ニヤリッ
> さすが 由良!ツンデレだぁねぇ~(*>ω<*)ぷっー
>
> 高畠、男の根性を見せたれやぁーー!←何か違う?(笑)

どこまで気が強い性格なのでしょう(笑)
まったくぅぅぅって感じです。
でもそんな由良でも高畠は赦しちゃうんだよね~。
余計に由良は鼻が延びていっちゃうというのに。

> それはそうと きえ様
> 更新冒頭の 赤文字の警告文ですが、何処ぞの誰かが 不埒な真似をしたのでしょうか?
> そんな奴は 私が成敗してやりましょうぞっ!
> トリャァ!!(*`・ω・)_/スパッ (・| |・)ヒィッ!...byebye☆

どちら様が読んでくれているかは、もう自己責任でお任せするしかないんですけれどね。
見知らぬところで文章貼り付けられているっていうのはねぇ。
まぁ、紹介っていうか、『こんなお話、読んでま~す』っていうコメント付きで自ブログにそのまま転載されちゃうのは…。
よくよく読まないと本人が書いているように見られますからね。
プロフィールには堂々と『高校生』って書かれているし…(;一_一)
あちゃ~ぁって感じでした。
気付いた方がいたら教えてくださいって私からのお願いなんですけれど。
コメントありがとうございました。
Re: 小悪魔来た!
コメントたつみきえ | URL | 2012-09-30-Sun 07:05 [編集]
ちー様
おはようございます。

> あー、キタキタ。小悪魔由良ちゃん。
> まあ、小悪魔になりきれないのが可愛いよね。
> いやいや言ったくせに、意気地無しって。
> まさにツンデレですなあ。

嫌がっていたのにねぇ。
挙句の果てには言葉責めですか。
浮かばれない高畠だ…。

> ハギー、本気見せちゃう?
> 優しいだけの男じゃないよねー。
> でもさあ、白いのだけじゃちょっと・・・
> ゴニョゴニョ。

そこのところはね、適当に想像してやってください。
何もないよりはいいでしょうってことで。
高畠も『ラク』って言っているくらいだし。
由良のことを考えるから、強引には進まない男です。

> リンリンリン!
> 「隊長、隊長!た、大変ですっ!」
> 『ん?何が・・・』
> 「小娘がきえ王国に潜り込んだ模様ですっ!」
> 『な、なんと小娘がか?小娘は入国禁止であるぞ!』
> 「ちー、見廻り強化しますから、隊長も師匠と頑張って下さいねっ!」
> 『おうっ、頑張れ・・・(師匠って誰?)』
>
> なんて、いつもの妄想でーす(笑)
> でもね、けいったん奥さまと隠れ隊員の皆様と成敗しちゃうよん。

年齢制限、出しているんですけれどね~。
たまにちっこいのが紛れ込むんですよ。
門に鍵かけているわけではないから仕方ないんですけれど。
覗かれるだけだったら大目に見てあげるんですが、盗難にあっちゃうとね。
是非見張りと見回りの強化をお願いしますm(__)mペコ
コメントありがとうございました。
トラックバック
TB*URL
<< 2024/05 >>
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -


Copyright © 2024 BLの丘. all rights reserved.