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BLの丘
その心をつなぎとめるために 2
2013-05-03-Fri  CATEGORY: 吐息
美琴さんの慌ただしく動く姿は微笑ましかった。
自分から少しでも距離をとろうとするのか。動揺ともとれるものが新鮮でもある。
近づけば拒絶され、だけど本気で嫌がっていないところも分かる。
わかるからこそ、強引な動きにも出られる。

朝食はいつも美琴が作ってくれた。
三食きっちりととるとは、性格なのだろう。
べつに、自分だけなら食べなくても良い時間で・・・
生活時間の違いはすでに知られている。
今更合わせることも、合わせようともさせない心配りは美琴の過ごした背景があるからだろうか。
そんな朝を過ごして。

連休だ。休みだ。
あまり、出かけられなかったかもしれないけれど、ふたりの休みが重なれば体も動く。
「みことさーんっ、ツリーとか行く?なんだったら水族館とかさぁ」
とりあえず身近な観光スポットを提案してみた。
一日中ベッドの中・・・は間違いなく拒絶されるだろうから。
なにより、ふたりで出かけられることが嬉しかったのだが。

「行きたいのですか?それでしたら支度を・・・」
「普段着でいいってっ。あ、でも、みんなに見られるなら問題か・・・」

基準値は少し違っていたのだが、それも美琴らしいと微笑む。
ほくそ笑んでいれば背後から「行きますよ」と少し強い口調が聞こえた。

「はいは~い」
尻尾を振る犬のようであるかもしれないけれど、ご主人さまは愛おしい。
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ヤバイ あと数話とか書いて 力尽きた・・・
もう一話くらいはりつけたほうがいいかしらともおもうねぇ

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コメント

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コメントさえ | URL | 2013-05-03-Fri 13:09 [編集]
きえちん、必要そうな写メもぐもぐに乗せますわ♪
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