この作品は以前【観潮楼企画】『秋の夜長に想像したもの』の続編にあたります。
しかし今回、観潮楼のお題とは関係のない季節と内容になっておりますので、この話は【観潮楼参加作品】としてはupいたしません。(目次だけは並べて置いておきます)
リクエストを頂き、あまりお待たせするのもどうかと思って現時点でのupとさせていただきました。
観潮楼の規約に基づき、イラストの掲載もありません。どうぞご了承ください。
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。
秋彦の陰毛は自分のものに比べてはるかに薄かった。
柔らかな毛を纏い、ふるふると震えてつるりとした先端が空気をあびた。
何かをねだるように、先端から蜜が浸み出ていることを、秋彦は酷く恥ずかしがった。
「や…っ、見ないで…」
その言葉にどれほどの抑制力があるというのだろう。
むしろ、煽るだけだ。
「あき…、ほんと我慢できないし…。一緒に擦っていい?」
聞くが早いか合わせるのが早いか。
自分の下衣をはいで一応たずねてみる。
重ねた身体の間に、誠一は手を這わせて、屹立する二つのものを握り締めた。
硬く張り詰めた怒張が、初めてなのにお互いの気持ち良さを味わおうと寄り添う。
挿れることなど、もう二の次だった。
果てたい欲望が全身を襲ってくる。
こりこりっと硬くなったもの同士が擦り合わされ、「あっあぁぁんっ…っ」と秋彦の、鼓膜を破ってしまいそうな嬌声が耳に届けば、あっという間に限界の境地を味わう。
思わず強く握ってしまった掌の中に、熱い液が零れ落ちてきた。
「やぁぁぁっ!!」
その声すら、麻薬に近い…。
二人分の体液を掌で受け止め、互いに息を荒げて何とか呼吸しようとする姿に誠一は小さな笑いを含めた。
もちろん、良しとしない秋彦である。
「な、に…?ごめ…、僕、誠ちゃんを…」
誠一は秋彦の首筋に埋めた顔を小さく振った。
「ちが…、あまりにも早くて自分でびっくりしたくらい…。やっぱ、生のあきは”上等”だったなって…」
想像していた世界とは全く異なった。
もっと余裕をもって秋彦を満足させてやるつもりだったのに…。
結局自分の欲求に突っ走っただけだ…。
「早くて…って、誠ちゃん、他にも、こういうこと、あるの…?」
不安な瞳が純真に見上げてくる。
それにいたたまれず、誠一は本音をバラした。
「あるわけないだろっ。そうじゃなくて、いろいろ想像してて……。本当はもっとあきを昂らせてから、…できたらつながれたら…って思っていたけど…」
あっけなく自分が放出の時を待てなかったのだ。
情けなさに頬を染める誠一だったが、そんなしゅんとした身体を秋彦が抱き込んだ。
「まだ、時間、いっぱいあるよね…?僕は誠ちゃんのことしか思っていないから…」
言葉の陰に「慌てなくていい」という台詞が見え隠れした。
自分の方がリードを保っていると思っていたのに、実際には進んでいたのは秋彦だったのか…?
「あき…」
まっすぐに向けられる瞳がまばゆい。
抱きしめられる腕が温かい。
これから一緒に住んでいく生活の中で、繋がれる時などいくらでもあるだろう。
それを予想させる秋彦の言葉に苦笑すら漏れる。
期待は当然、欲望だ。
「あぁ、俺だってあきのことしか考えられないよ…」
囁いた言葉が自分の胸にも染み込んでくる。
小さく頷いた秋彦の肌があまりにも温かかった。
想像と理想と現実…。
思い描いたものとは全く異なったけれど、手に入れられたことに間違いはない。
春は、もう間もなく…。
―完―
にほんブログ村
こんなとこで区切りました~っ!!(え?!Σ( ̄□ ̄;)満足いかない?!)
でもやることやったし…(まだお子様なので初期段階ってことで…なにぃ?!)…冷汗
新居?!(えーと…、安里たちも新居リクあって…いっそ、隣り合わせて住ませようか…)
嘘です…。
3←
しかし今回、観潮楼のお題とは関係のない季節と内容になっておりますので、この話は【観潮楼参加作品】としてはupいたしません。(目次だけは並べて置いておきます)
リクエストを頂き、あまりお待たせするのもどうかと思って現時点でのupとさせていただきました。
観潮楼の規約に基づき、イラストの掲載もありません。どうぞご了承ください。
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。
秋彦の陰毛は自分のものに比べてはるかに薄かった。
柔らかな毛を纏い、ふるふると震えてつるりとした先端が空気をあびた。
何かをねだるように、先端から蜜が浸み出ていることを、秋彦は酷く恥ずかしがった。
「や…っ、見ないで…」
その言葉にどれほどの抑制力があるというのだろう。
むしろ、煽るだけだ。
「あき…、ほんと我慢できないし…。一緒に擦っていい?」
聞くが早いか合わせるのが早いか。
自分の下衣をはいで一応たずねてみる。
重ねた身体の間に、誠一は手を這わせて、屹立する二つのものを握り締めた。
硬く張り詰めた怒張が、初めてなのにお互いの気持ち良さを味わおうと寄り添う。
挿れることなど、もう二の次だった。
果てたい欲望が全身を襲ってくる。
こりこりっと硬くなったもの同士が擦り合わされ、「あっあぁぁんっ…っ」と秋彦の、鼓膜を破ってしまいそうな嬌声が耳に届けば、あっという間に限界の境地を味わう。
思わず強く握ってしまった掌の中に、熱い液が零れ落ちてきた。
「やぁぁぁっ!!」
その声すら、麻薬に近い…。
二人分の体液を掌で受け止め、互いに息を荒げて何とか呼吸しようとする姿に誠一は小さな笑いを含めた。
もちろん、良しとしない秋彦である。
「な、に…?ごめ…、僕、誠ちゃんを…」
誠一は秋彦の首筋に埋めた顔を小さく振った。
「ちが…、あまりにも早くて自分でびっくりしたくらい…。やっぱ、生のあきは”上等”だったなって…」
想像していた世界とは全く異なった。
もっと余裕をもって秋彦を満足させてやるつもりだったのに…。
結局自分の欲求に突っ走っただけだ…。
「早くて…って、誠ちゃん、他にも、こういうこと、あるの…?」
不安な瞳が純真に見上げてくる。
それにいたたまれず、誠一は本音をバラした。
「あるわけないだろっ。そうじゃなくて、いろいろ想像してて……。本当はもっとあきを昂らせてから、…できたらつながれたら…って思っていたけど…」
あっけなく自分が放出の時を待てなかったのだ。
情けなさに頬を染める誠一だったが、そんなしゅんとした身体を秋彦が抱き込んだ。
「まだ、時間、いっぱいあるよね…?僕は誠ちゃんのことしか思っていないから…」
言葉の陰に「慌てなくていい」という台詞が見え隠れした。
自分の方がリードを保っていると思っていたのに、実際には進んでいたのは秋彦だったのか…?
「あき…」
まっすぐに向けられる瞳がまばゆい。
抱きしめられる腕が温かい。
これから一緒に住んでいく生活の中で、繋がれる時などいくらでもあるだろう。
それを予想させる秋彦の言葉に苦笑すら漏れる。
期待は当然、欲望だ。
「あぁ、俺だってあきのことしか考えられないよ…」
囁いた言葉が自分の胸にも染み込んでくる。
小さく頷いた秋彦の肌があまりにも温かかった。
想像と理想と現実…。
思い描いたものとは全く異なったけれど、手に入れられたことに間違いはない。
春は、もう間もなく…。
―完―
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こんなとこで区切りました~っ!!(え?!Σ( ̄□ ̄;)満足いかない?!)
でもやることやったし…(まだお子様なので初期段階ってことで…なにぃ?!)…冷汗
新居?!(えーと…、安里たちも新居リクあって…いっそ、隣り合わせて住ませようか…)
嘘です…。
3←
エチまでいかなかったのは少し残念ですが、何かこれはこの2人らしいかも(^^)
新居は本当にいっそ安里達のお隣にして、それぞれ恋愛について語れる仲になったら面白いかも…。ま、あくまで私の勝手な妄想ですのでお気になさらずに~(^・^)
新居は本当にいっそ安里達のお隣にして、それぞれ恋愛について語れる仲になったら面白いかも…。ま、あくまで私の勝手な妄想ですのでお気になさらずに~(^・^)
miki様
こんにちは~
早速のコメ、嬉しぃです~ぅ。
> エチまでいかなかったのは少し残念ですが、何かこれはこの2人らしいかも(^^)
> 新居は本当にいっそ安里達のお隣にして、それぞれ恋愛について語れる仲になったら面白いかも…。ま、あくまで私の勝手な妄想ですのでお気になさらずに~(^・^)
えちまでたどり着かなかった…(;一_一)ごめんなさいっ
リクまでいただいたのに、こんな結果で…(平伏せ、なんなら鞭でも…ピシッ...〆(;__)/|イタイ、ヤメテ、オネガイ)
でも二人らしいと言っていただけてちょっと嬉しかったです。
いずれまた、本当のえちを書かせていただきたいです。
(大人になった編みたいな感じで…)
観潮楼編マル秘アパート(マンションか?!)って登場しそうですね。
その際にはぜひ皆様からご指導を頂いてください。未成年。
コメント&リク、本当に感謝です。ありがとうございました。
こんにちは~
早速のコメ、嬉しぃです~ぅ。
> エチまでいかなかったのは少し残念ですが、何かこれはこの2人らしいかも(^^)
> 新居は本当にいっそ安里達のお隣にして、それぞれ恋愛について語れる仲になったら面白いかも…。ま、あくまで私の勝手な妄想ですのでお気になさらずに~(^・^)
えちまでたどり着かなかった…(;一_一)ごめんなさいっ
リクまでいただいたのに、こんな結果で…(平伏せ、なんなら鞭でも…ピシッ...〆(;__)/|イタイ、ヤメテ、オネガイ)
でも二人らしいと言っていただけてちょっと嬉しかったです。
いずれまた、本当のえちを書かせていただきたいです。
(大人になった編みたいな感じで…)
観潮楼編マル秘アパート(マンションか?!)って登場しそうですね。
その際にはぜひ皆様からご指導を頂いてください。未成年。
コメント&リク、本当に感謝です。ありがとうございました。
さえさん こんにちは♪
うわぁ~。。。
続きが気になる終わり方で、さえさんたらっ( ´艸`)
でも、誠一と秋彦は今はこのままな感じでいいと思います。
これから二人でいる時間はまだまた長いのだから。
続きは二人で住む所を一緒に探すところから?
それとも引っ越しからかなぁ~。
さえさんのことですから、いずれ続編を書いていただけると思っています。(何気にリクしてますが。。。(笑))
うわぁ~。。。
続きが気になる終わり方で、さえさんたらっ( ´艸`)
でも、誠一と秋彦は今はこのままな感じでいいと思います。
これから二人でいる時間はまだまた長いのだから。
続きは二人で住む所を一緒に探すところから?
それとも引っ越しからかなぁ~。
さえさんのことですから、いずれ続編を書いていただけると思っています。(何気にリクしてますが。。。(笑))
このコメントは管理人のみ閲覧できます
らぅら様
こんばんは。
> さえさん こんにちは♪
さえちゃんときえが一緒になってますかね~?????
(って私は別になんでもいいんですけど)
> うわぁ~。。。
> 続きが気になる終わり方で、さえさんたらっ( ´艸`)
また曖昧なものを書いてしまったきがしています。
> でも、誠一と秋彦は今はこのままな感じでいいと思います。
> これから二人でいる時間はまだまた長いのだから。
そうこの子たち、若いからね。
これからいろいろなことを体験していくのだと思いますよ。
> 続きは二人で住む所を一緒に探すところから?
> それとも引っ越しからかなぁ~。
> さえさんのことですから、いずれ続編を書いていただけると思っています。(何気にリクしてますが。。。(笑))
ハイ、いただくと思っていました。続編リク。
引っ越した後の、素敵ライフとかね。
私の頭の中もそれなりにいろいろ駆け巡っているので、またそのうちに登場するかもしれません。
お付き合い、コメント、ありがとうございました。
こんばんは。
> さえさん こんにちは♪
さえちゃんときえが一緒になってますかね~?????
(って私は別になんでもいいんですけど)
> うわぁ~。。。
> 続きが気になる終わり方で、さえさんたらっ( ´艸`)
また曖昧なものを書いてしまったきがしています。
> でも、誠一と秋彦は今はこのままな感じでいいと思います。
> これから二人でいる時間はまだまた長いのだから。
そうこの子たち、若いからね。
これからいろいろなことを体験していくのだと思いますよ。
> 続きは二人で住む所を一緒に探すところから?
> それとも引っ越しからかなぁ~。
> さえさんのことですから、いずれ続編を書いていただけると思っています。(何気にリクしてますが。。。(笑))
ハイ、いただくと思っていました。続編リク。
引っ越した後の、素敵ライフとかね。
私の頭の中もそれなりにいろいろ駆け巡っているので、またそのうちに登場するかもしれません。
お付き合い、コメント、ありがとうございました。
K様
こんばんは。
> はいっ 安里とお隣同士 大賛成です(^O^)/ でも 違うシチュでも 何でもいいです。またいつか 秋君達に会いたいな~
安里…半分冗談で書いたんですけど…。
【観潮楼】っていうアパートとか存在しそうで…。
まぁでも、またそのうち、ぽっと秋彦と誠一も登場しそうです。
なにかにつけて登場させそうで。
コメントありがとうございました。
こんばんは。
> はいっ 安里とお隣同士 大賛成です(^O^)/ でも 違うシチュでも 何でもいいです。またいつか 秋君達に会いたいな~
安里…半分冗談で書いたんですけど…。
【観潮楼】っていうアパートとか存在しそうで…。
まぁでも、またそのうち、ぽっと秋彦と誠一も登場しそうです。
なにかにつけて登場させそうで。
コメントありがとうございました。
きえさまぁ~!!
すっすみません、すみませんペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
きえさんって打ったつもりが。。。
さえさんと打ってしまっていたようです。。。il||li_○/ ̄|_il||li ナンテコッタ
しかも、ずっとさえさんってなってるし。。。(´_`。)
ほんと申し訳ないです。
以後、間違えないように気を付けます。
(*;ω人)ゴメンナサイ
すっすみません、すみませんペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
きえさんって打ったつもりが。。。
さえさんと打ってしまっていたようです。。。il||li_○/ ̄|_il||li ナンテコッタ
しかも、ずっとさえさんってなってるし。。。(´_`。)
ほんと申し訳ないです。
以後、間違えないように気を付けます。
(*;ω人)ゴメンナサイ
らぅら様
気にしていませんよ~。
これに懲りず、いつでもコメくださいね♪
皆様からエネルギーもらっていますので。
わざわざありがとうございました。
気にしていませんよ~。
これに懲りず、いつでもコメくださいね♪
皆様からエネルギーもらっていますので。
わざわざありがとうございました。
MO様
こんにちは。
>恐怖心を与えることなく、お互いの欲求を満たした誠一の行動(衝動?)は、大正解でしたね。二人は、これからどんどん成長していくんでしょうね~。素敵なお話を、ありがとうございました。
順序良く進んでいけばいいかなっていう二人でした。
秋彦をおびえさせることなく、まず『気持ちいいこと』から始めてみよう!って感じですか。
またいつか続編的なものが書けたらいいです。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
>恐怖心を与えることなく、お互いの欲求を満たした誠一の行動(衝動?)は、大正解でしたね。二人は、これからどんどん成長していくんでしょうね~。素敵なお話を、ありがとうございました。
順序良く進んでいけばいいかなっていう二人でした。
秋彦をおびえさせることなく、まず『気持ちいいこと』から始めてみよう!って感じですか。
またいつか続編的なものが書けたらいいです。
コメントありがとうございました。
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