食の素材が充実しているのは安住の家か、成俊の住処か…。
しかし、処理しきれずに『想―sou―』へと持ち込んでくるのは、確実に成俊だった。
買い集めるのはいいが、二人分の食費と消費量を考えろ…と言いたくなる日野なのだが、健康を意識して成俊なりに努力をしているのだと思えば、口も閉じてくる。
ただし、次から次へと買われる食材はいかがなものなのだろう。
自然と余ってくる、冷蔵庫の隅に追いやられてくるものたちを、成俊は定期的に店に運んでくれた。
久志「今日はなに？」
日野「テメーは作らねーんだから引っ込んでろーっ」
成俊「シュウマイ、作ったら、皮だけが余っちゃった」
久志「シュウマイ？それ、作ったのかよ～っ」(←市販品しか知らない人)
成俊「尚治が教えてくれたの、簡単だったよ」
一葉「享利さんはいつも手作りだよ」(平然)
那智「…一葉、いいもの、食べすぎだから…」
英人「このまえ、フカヒレシュウマイ食べた～(笑)」
久志「…(なんか、素材が違ってる…)…」
日野「…包めればどうにでもなるけれどな…。一分でおつまみコースでもやるか…」
日野の説明に全員が飛びついた。
お酒を飲む人がいるのはこのバーにあつまる人がいることで知れてくるけれど…。
子供たちの共同制作(？)はまた、喜ばれる存在になるはずだ。
そんな簡単にできるのであれば…と、さっそく準備に取り掛かる。
ちょっとだけ余ったシュウマイの皮は、全員を相手にしたら明らかに足りないものだったが、ストックしてあった『日野オリジナル』が登場すれば何の問題もない。
久志「ホント、日野って何でもできるんだな…」
日野「いいから包めよっ」
ベーコンとチーズを挟んだだけで次々とフライパンで焼いていく。
料理は簡単なものなのだと教えられたのかどうなのか…。
もちろん、久志に作る気などこれっぽっちもなかったが…。
カリカリとした食感は確かにお酒のおつまみとして合っていた。
成俊「父の日 に使えそうだね～♪」
久志「(父の日)…？…なんだか気の毒なような…」
一葉「享利さん、喜んでくれるかな…(ワクワク)」
英人「今日千城に食べてもらえればいいやぁ」(←自宅で何かをする気はない、つか、させてもらえない。)
那智「ヒサ～っ、ちゃんと作ってよ～っ」
久志「…いや、ホワイトデー、作ったし…」
那智「ヒサが作ったのが食べたいっ」(珍しく甘えておだてる←やる気無くしているのはこちらも一緒)
久志「おーっ。日野っ。がんばろうぜっ」
日野「…(なんて単純なやつ…)…」
那智に甘えられて久志は張り切り、また他の連中は保護者の喜んでくれる姿を思い浮かべて手を動かした。
日野が言ったように、要領良く一分でおつまみは仕上がらなかったけれど、いざ仕事上がりに登場された時、目の前で作ってあげる要領だけは覚えた人たちだった。
にっこりと笑ってくれる保護者の笑顔に、また何かを作ろうと意気込んでは、日野の頭を抱えさせることになるが…。
粉まみれ、玉子まみれ…。
材料を弄らせてはまともに済まないのは日野が一番良く知っている。
だけど保護者に喜ばれては逆らえることもない。
日野「てめーっ、洗いものくらいしろーっっっ」
久志「えー。みんな、食ってんのに～？」
日野「作ったら洗いものは発生するんだよっ」
神戸「せいぜいじゃれながら洗えばいいよ」
久志「俺、神戸さんのためなら…」
那智「ヒサッっ」
日野「…自分一人でやるよ…」(←何やら危険を感じた…)
一葉「高柳くんも家事になれてきたね～」(慣れてはいないが…)
那智「一葉も慣れた方がいいと思うよ…(ﾎﾞｿ)」
一葉「きょ、きょうりさん…」
安住「一葉は何も心配しなくていいんだよ」(ニコニコ宥めて)
佐貫「夕食パーティーでもするか」(←成俊の手を煩わせたくない人)
日野「俺…、結局作るんじゃん…｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡」
(甘やかしすぎるのもどうかと思う周りの連中だけど…)
久志「一番上手い飯が出てくるんだから、『毎日パーティー』歓迎です」
日野「手伝え――――――っ」
にほんブログ村
ぽちっとしていただけると嬉しいです。
書くことがなくなってはこの世界に逃げ込んでいる私…。ごめんなさい。
しかし、処理しきれずに『想―sou―』へと持ち込んでくるのは、確実に成俊だった。
買い集めるのはいいが、二人分の食費と消費量を考えろ…と言いたくなる日野なのだが、健康を意識して成俊なりに努力をしているのだと思えば、口も閉じてくる。
ただし、次から次へと買われる食材はいかがなものなのだろう。
自然と余ってくる、冷蔵庫の隅に追いやられてくるものたちを、成俊は定期的に店に運んでくれた。
久志「今日はなに？」
日野「テメーは作らねーんだから引っ込んでろーっ」
成俊「シュウマイ、作ったら、皮だけが余っちゃった」
久志「シュウマイ？それ、作ったのかよ～っ」(←市販品しか知らない人)
成俊「尚治が教えてくれたの、簡単だったよ」
一葉「享利さんはいつも手作りだよ」(平然)
那智「…一葉、いいもの、食べすぎだから…」
英人「このまえ、フカヒレシュウマイ食べた～(笑)」
久志「…(なんか、素材が違ってる…)…」
日野「…包めればどうにでもなるけれどな…。一分でおつまみコースでもやるか…」
日野の説明に全員が飛びついた。
お酒を飲む人がいるのはこのバーにあつまる人がいることで知れてくるけれど…。
子供たちの共同制作(？)はまた、喜ばれる存在になるはずだ。
そんな簡単にできるのであれば…と、さっそく準備に取り掛かる。
ちょっとだけ余ったシュウマイの皮は、全員を相手にしたら明らかに足りないものだったが、ストックしてあった『日野オリジナル』が登場すれば何の問題もない。
久志「ホント、日野って何でもできるんだな…」
日野「いいから包めよっ」
ベーコンとチーズを挟んだだけで次々とフライパンで焼いていく。
料理は簡単なものなのだと教えられたのかどうなのか…。
もちろん、久志に作る気などこれっぽっちもなかったが…。
カリカリとした食感は確かにお酒のおつまみとして合っていた。
成俊「父の日 に使えそうだね～♪」
久志「(父の日)…？…なんだか気の毒なような…」
一葉「享利さん、喜んでくれるかな…(ワクワク)」
英人「今日千城に食べてもらえればいいやぁ」(←自宅で何かをする気はない、つか、させてもらえない。)
那智「ヒサ～っ、ちゃんと作ってよ～っ」
久志「…いや、ホワイトデー、作ったし…」
那智「ヒサが作ったのが食べたいっ」(珍しく甘えておだてる←やる気無くしているのはこちらも一緒)
久志「おーっ。日野っ。がんばろうぜっ」
日野「…(なんて単純なやつ…)…」
那智に甘えられて久志は張り切り、また他の連中は保護者の喜んでくれる姿を思い浮かべて手を動かした。
日野が言ったように、要領良く一分でおつまみは仕上がらなかったけれど、いざ仕事上がりに登場された時、目の前で作ってあげる要領だけは覚えた人たちだった。
にっこりと笑ってくれる保護者の笑顔に、また何かを作ろうと意気込んでは、日野の頭を抱えさせることになるが…。
粉まみれ、玉子まみれ…。
材料を弄らせてはまともに済まないのは日野が一番良く知っている。
だけど保護者に喜ばれては逆らえることもない。
日野「てめーっ、洗いものくらいしろーっっっ」
久志「えー。みんな、食ってんのに～？」
日野「作ったら洗いものは発生するんだよっ」
神戸「せいぜいじゃれながら洗えばいいよ」
久志「俺、神戸さんのためなら…」
那智「ヒサッっ」
日野「…自分一人でやるよ…」(←何やら危険を感じた…)
一葉「高柳くんも家事になれてきたね～」(慣れてはいないが…)
那智「一葉も慣れた方がいいと思うよ…(ﾎﾞｿ)」
一葉「きょ、きょうりさん…」
安住「一葉は何も心配しなくていいんだよ」(ニコニコ宥めて)
佐貫「夕食パーティーでもするか」(←成俊の手を煩わせたくない人)
日野「俺…、結局作るんじゃん…｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡」
(甘やかしすぎるのもどうかと思う周りの連中だけど…)
久志「一番上手い飯が出てくるんだから、『毎日パーティー』歓迎です」
日野「手伝え――――――っ」
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きえちゃん、こんにちは～♪
私も余ったワンタンの皮で作るよ～。
大葉を半分と６Pチーズ１/３と牛肉の佃煮を少々入れ春巻みたく包んで揚げます。
佃煮がしょっぱいのでこのまま食べれます。
あ～ビール飲みたいヾ(^▽^)ノ
私も余ったワンタンの皮で作るよ～。
大葉を半分と６Pチーズ１/３と牛肉の佃煮を少々入れ春巻みたく包んで揚げます。
佃煮がしょっぱいのでこのまま食べれます。
あ～ビール飲みたいヾ(^▽^)ノ
チ様
おはようございます。
>はじめましていつも楽しく読ませていただいています『想』シリーズ、大好きですお子様連中に振り回される旦那様達、爆笑です一番好きなカプは千城×英人ですこれからも楽しい作品待ってます
ようこそおいでくださいました。
BLっぽくもないのにこの連中を気に入ってくださりありがとうございます。
無邪気な子供たちに保護者は振り回されていますよね～。
千城＆英人CPの話も、そのうち書けたらいいです。
お付き合いくださり、本当に感謝です。
コメントありがとうございました。
おはようございます。
>はじめましていつも楽しく読ませていただいています『想』シリーズ、大好きですお子様連中に振り回される旦那様達、爆笑です一番好きなカプは千城×英人ですこれからも楽しい作品待ってます
ようこそおいでくださいました。
BLっぽくもないのにこの連中を気に入ってくださりありがとうございます。
無邪気な子供たちに保護者は振り回されていますよね～。
千城＆英人CPの話も、そのうち書けたらいいです。
お付き合いくださり、本当に感謝です。
コメントありがとうございました。
さえ様
おはようございます。
> きえちゃん、こんにちは～♪
> 私も余ったワンタンの皮で作るよ～。
> 大葉を半分と６Pチーズ１/３と牛肉の佃煮を少々入れ春巻みたく包んで揚げます。
> 佃煮がしょっぱいのでこのまま食べれます。
> あ～ビール飲みたいヾ(^▽^)ノ
ワンタンの皮もおつまみになりますね～。
これから熱くなってきてビールも美味しい季節になりますね。
さえちゃんのおつまみ、とっても美味しそうです。
ビール抱えて飲みに行きたい♪
コメントありがとうございました。
おはようございます。
> きえちゃん、こんにちは～♪
> 私も余ったワンタンの皮で作るよ～。
> 大葉を半分と６Pチーズ１/３と牛肉の佃煮を少々入れ春巻みたく包んで揚げます。
> 佃煮がしょっぱいのでこのまま食べれます。
> あ～ビール飲みたいヾ(^▽^)ノ
ワンタンの皮もおつまみになりますね～。
これから熱くなってきてビールも美味しい季節になりますね。
さえちゃんのおつまみ、とっても美味しそうです。
ビール抱えて飲みに行きたい♪
コメントありがとうございました。
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