東根若美(ひがしね わかみ)は弟のお願いにしばし首をかしげてしまった。
ここは若美が経営する和食処で、休日の外食に・・・と寄った真室(まむろ)と湯田川あつみが、夕食のために訪れている。
カウンター席に並んで座った二人の前に立った若美は、定食の料理を出しながら、どうにもまどろっこしい発言に、それでも耳を傾けた。

「お兄ちゃん、前にも会ったことがあるでしょ。高畠(たかはた　はぎお)さんの恋人さんが病気になっちゃったから、栄養のあるもの、作ってほしいんだって」

また弁当の依頼か・・・と思うものの、継ぎ足されてくるあつみの解説に、家で寝込んでいるのだと知れば・・・

「直接作ってやつたほうがいいんじゃないか？迷惑でなければ家に上がらせてもらえないか聞いてくれ」
どうしたって"出来たて"がいいに決まっている。
様子を見させてもらえれば、何を作ったらいいのかも分かりやすい。

その確認を取らせると、すんなりとOKのメール返事が来た。
『こちらこそお手間取らせます』というペコリマーク(m(__)m)付きだった。

月曜日はちょうど店も定休日なので自由がきく。
更に聞けば、看病のために高畠も休みをとっているらしい。

そして昼前にお宅に伺わせてもらって驚いた。
出迎えてくれたのは高畠同様ガタイの良い男二人。
・・・え？どちらもピンピンしているんじゃ・・・という内心は飲み込んだ。
そしてどうみても恋人同士には見えない。

若美「えーと・・・ご要望を伺ってから作ろうかと思ったのですが・・・」
萩生「あぁ、そうですね。使いづらいキッチンかもしれませんけど、どうぞ」
雄和「由利、のど、通るかな」
萩生「由良は何でも良さそうだけど」

咲きほこるクエスチョンマーク。
無難なところで用意してきた食材を置かせてもらって。
失礼ながらも、二人に呼ばれてついていった先には、ベッドに横たわる同じ顔のふたりがいて、目を見開いてしまった。
片方は、何か守るように、もうひとりを腕にかかえていた。

・・・ふたごかぁ・・・
この時になってようやくこの家にいる人間を把握した。

萩生「由良、ごはん作ってくれる人が来たよ」
由良「・・・(起こされた)　・・・ユーリ、起きられる？何食べたい？」
由利「んー、・・・ゆらぁ・・・」
雄和「いやいや、由良はだめだろ」
由良「(ｷﾞﾛﾘ)ユーリは寝起きなのっ」
寝起き一番に発されるセリフに、少々ため息が混じる恋人を気に毒に思いつつ。

容体を見ては、おかゆあたりが良さそうだと判断した若美だった。

冷蔵庫も勝手に開けて良い、という気前の良い言葉に甘えさせてもらって、看病を続ける二人を後に、若美はキッチンに戻る。
いつ作られたのか、詰め込まれたタッパーの中身、いつ買われたのか、葉の色が変わりかけた野菜。
安売りのシールが貼られた惣菜のパックなどを見つけては、なんとなくこの家の食生活がみえてしまうところが、悲しいサガでもあった。

ふたり仲良く並んで眠っている姿を思い出しながら、ふと、まだ小さかったころの真室を思い出す。
同室だったせいもあるが、なにかにつけて淋しがる真室は、よく若美の布団にもぐりこんできた。
9歳の年の差も、弟を可愛く感じさせてくれたものだ。

双子の結びつきとは、自分たちとは違う感覚があるのだろうか。
そんな素朴な疑問を持ちながら、兄弟を思う気持ちに差はないだろうと結論付けた。

そして慣れないキッチンでも、手際良く材料を揃えては、調理器具をあやつる若美だったのだ。


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ぼちってしてくれるとうれしいです。

若美お兄ちゃん視点で書いてみました。

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若美お兄ちゃん！大好きー。
双子ちゃんの為に、出張してくれたのね。
良い人だあ、お兄ちゃん。

それにしても、由良はハギーと暮らすようになってダメ子ちゃんになっちゃったの？
由利といた時は、余り物で春巻きとか作ってなかったっけ？←うろ覚え

ハギー、甘やかしすぎです。
仕事も休むなんて・・・
ゆーわさんもだけど。

あなたたち、アマアマ旦那選手権にエントリーしてあげるわね。頑張ってー。

由利由良、やっぱり一緒だと安心だよね？

こんにちは
由良おにいちゃんはダメダメちゃんにはなっていないと思うけど。
甘えているっていうことで(誤魔化す)
ほ、ほら、今は病人だしね・・・(汗)

春巻きっ?!
スッゴイびっくりして　探しに行ってきました。
よく覚えてるなぁ・・・
作った　とは書いてないけど、冷凍春巻きはありましたね。
本当にすごいよ、読者様の記憶力。
もう、やたらなことは書けないね(どこでボロが出るんだか・・・すでにボロだらけなのに)

アマアマ旦那選手権(大爆)
参加者名簿、欲しいです(←作者、記憶にないので・・・)

弱っているときほど、由利由良は一緒にいたがるんだろうね
そして呼び合うんだろうね。

またね～

由利と由良が　一緒に寝込んでいる姿は　熱にうなされている本人達には悪いけど、やっぱ可愛いよね♪

あつみも　雄大も　そんな２人を見せられたら　ちょっと複雑ながらも　微笑ましく感じているのでは？


実は　実家の母が、一昨日から　嘔吐と下痢が続いて　ダウンしてしまって

実家が　我が家の近くで　日に何度も様子＆世話に行ってますが、中々　私の言う事を聞いてくれなくて　大変です(苦笑)
今日は　幾分　元気になったみたいで　いつもの様に　言いたい放題になってますけどね。

イケメンに滅法弱い私の母ですから　若美の言う事なら　聞いてくれるかも♪( ＾o＾)ρ (＾0＾ ) ﾊｲ！ ｱｰﾝｼﾃ！

こんばんは
一大事に飛び起きました

若美を出張に行かせたいです～ぅ
でも関西か・・・とおいな・・・

お母様　一日も早く良くなりますように(祈り)

いいか悪いかは栄養士さんとかに聞いていないので詳しくないですが
うちのおかゆの作り方
①じゃがいもいっこをふかす　ゆでても　レンジでチンでもいいけど
②温かいごはん(お茶碗の半分くらい)とだし汁一カップを用意する
③好きな野菜(にんじんたまねぎほうれんそうブロッコリー　なんでもいいんだけどさ)
それも茹でて用意しておく
④ぜんぶミキサーに入れてかける

ハンドミキサーでもいいしブレンダーでもいいし。
全部混ざってレンジでチンしていつでも食べられます
あるいみ　余り野菜のごったまぜって感じだけど。
いっぺんにあれこれ食べられない時、流し込むようで・・・・
だしが濃いのがいいかと思います　個人的な意見で

お口にあうかどうかはまた分かりませんが
一口でも食べられて元気になってほしいですね。
何かの参考になれたらいいな。

またね

いまさらですが　嘔吐と下痢って。。。
若美じゃだめじゃん
佳史の出番ですね～。
(まさに泊まり込み看病)
きえちんのそばにもこんなお医者さんいないかなぁ

いい加減な祈祷師きえちんもお参りするからね
(－人－)ｵｲﾉﾘ

そうですよね、若美じゃなくて　佳史Drの出番でしたね！
私も　うっかりしてたぁ～(￣∇￣*)ゞｴﾍﾍ♪

気も　見た目も若い勝気な母ですが、本人が思ってるより　体は　年相応になっているのを　分かっていないようで…

兄は　「母の思う通りに　さしてやれ」、と言いますけどねー

今頃は　消灯の時間で　お寝んねかな　きえちんは？
ｵﾔ+｡::ﾟ｡:.ﾟ｡+｡ｚＺ(＿　＿)Ｚｚﾟ+｡::ﾟ｡:.ﾟ｡+｡ｽﾐ

由良は、具合が悪いからかあ・・・
て、本当だろうか？ははは。
由良、やれば何でもできる子だしね。
きえちんが言うんだから、間違いない(笑)

あ、選手権名簿、作る？
少し待ってくれたら、私の独断と偏見のエントリーした旦那さん達をお知らせいたします。


師匠、お母さん大丈夫？
下痢嘔吐症なのかしらね？
あれって、感染力強いらしいから、師匠も移らないように手洗いしっかりしてね。
て、大丈夫なんだっけ？それで。
お母さん、辛いだろうけど、優しい娘さんがいてくれるから安心でしょう。
きえちんのお粥、今度試してみます。
美味しそー。

お母様　(←そんなすぐに良くはならないよっと言われそう)
佳史に見てもらって　若美にご飯作ってもらうのがいいね
好きに過ごすのも気分転換ができていいと思います
あと　会話かな。
口喧嘩でもなんでも　人がそばにいる　って思えるのは励みになります。たぶん・・・
嘔吐下痢は感染力強いから　手洗い大事です
けいったんさまも健康に気を付けてね～


ちー様　是非名簿♪
それをもらってアンケートでも貼ってみるかな(←いらないことをするな)
みんなから意見もらっても書かない可能性大だけど・・・
楽しそうです。
由良は萩生がいると甘えちゃうんです
由利が相手だとがんばるのに。
その扱いの差が・・・
でも萩生　分かっているからいいんだよね

下痢・嘔吐　原因が分かればよいのですが。
不足する　水分をしっかり取って下さいね　お白湯でも。
下手な正○丸　などよりは　ビフィズス菌などのほうがお腹にはよいとか。

とにもかくにも　うがいと　手洗いですね。　お大事に　早く落ち着きますように。
周りに目を向けると　梅が見ごろになってましたよ