R18 性描写があります。ご注意ください。
「熱い…」
後孔に唾液をたっぷりと流し入れられ舌先で入口を舐め解され、ようやく一本の指が入り込んだところで鹿沼の声がした。
それでもまだ奥までは差し込まれなくて、きゅっと締まった感触に鹿沼の動きが止まった。
「ねえ、ローションとかありますか?」
この部屋に男を連れ込んだことだってほとんどないのだ。そんなものが存在などしているはずがない。首を横に振れば小さく舌打ちするのが聞こえた。
「ちょっと待ってて。俺も結構限界なんです。なんていったってゆうべっからお預け喰らわされていたんだから」
入口がきつかったのだろうか。乾燥する部屋ではすぐに乾いてしまう唾液に無理を感じたのか、スッと鹿沼はベッドを下りた。
何をするのかと見送った背中。初めて見る美しい筋肉に囲まれたような逞しい身体が陽の光で輝いたように見えた。
あの身体に抱かれるのか…と変に意識してしまう。ここまでだって肌に触れていたはずなのに、翻弄され続けて気付けなかった。
ゆうべからお預け…って…。思えば自分で煽っておきながら一人でさっさと眠ってしまったのだ。
鹿沼は雅臣と一緒に横で夜を共にしていたそうだ。
「寝顔をごちそうさまでした」とは言われたけど…一睡もできなかったという言葉には罪悪感も少しは生まれた。
鹿沼はなにかのボトルを片手に握り締めて戻ってきた。
「さっきオリーブオイルを見つけたんで…」
せっかく作ってくれた朝食もすでに冷めてしまっただろう。人の家のキッチンなのに許可なくひっかき回されていたのかと知れば雅臣はちょっとだけムッとした。
「あんまり見ないでよ…」
「苦情は後で聞きますよ。今はこっちが先」
勃起した雅臣の性に触れられれば興奮が再び宿った。
鹿沼の胡坐をかいた膝の上に枕を乗せられて、さらにその上で足を大きく開く体勢を取らされ、鹿沼の顔の下に秘部を晒すことになった。
眩しいくらいの太陽光が差し込んでいる中で一番恥ずかしい部分が開かれる…。
「やぁ…」
「すぐ気持ちよくしてあげます」
抵抗しようが、仰向けにもっと下半身を引っ張り上げられれば腹筋を使って起き上がる力もない。
ぬるぬるとした液体を指に絡みつかせて孔の上を撫でられてから一番長い指がゆっくりと入り込んでくる。
「あぁあああ…」
さっきよりもずっとスムーズな動きで、指の付け根が尻に当たったことで根元まで入ったのだと知る。
「動かして平気ですか?痛くない?」
「だ、いじょ…ぶ…」
鹿沼の声に熱が籠って待たせていることに申し訳なさが募る。一本の指であれば異物感はあってもまだするりと入ってくるようだった。
指を抜き差ししながら少しずつオイルを足されるとそのたびにぬぷぬぷと音がした。
鹿沼の視線が良く見えるだけに恥ずかしくて仕方ない。
初めて抱かれるのに、いきなりこんな体勢って…。
中をかき回していた指が中のポコッとした部分を掠めると雅臣の身体が大きく震えた。
「あっぁぁっ!!」
「良い感じ。指、増やしますよ」
一度感じる場所を知られてしまえば執拗な攻めが続いて、もうどんな姿を披露しているのか考える余裕もなくなった。
ようやく膝の上から下ろしてもらえた頃には、雅臣の腹の上は自分で零した先走りでドロドロだった。
体内を嬲る指先の動きも巧みで、ポイントを外されながらでも時折掠められて、雅臣は一度も果てさせてもらえないまま”懇願”させられた。
「イきたいですか?」
「…っ、…っきたい…」
「欲しいですか?」
「……しい…」
いつまで続くのか、こんな会話を繰り返させられて、でも叶えてくれない鹿沼が憎たらしい。
最初のセックスからこんなあさましい姿を見せてしまえば次から「恥ずかしい」の言葉もなくなりそうだ…。
シーツの上に寝かされて荒い呼吸を繰り返している雅臣の膝裏がまた抱え上げられた。
耐えていたのだと思う鹿沼の雄が、雅臣の孔が柔らかくなったことを確認するかのように入口に撫で付けられる。
「ふらふらしたらこんなのじゃ済まさないですよ」
これ以上の醜態を曝せというのだろうか。
…もう充分嫌いだよっ!という憎まれ口も出て来なかった。
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「熱い…」
後孔に唾液をたっぷりと流し入れられ舌先で入口を舐め解され、ようやく一本の指が入り込んだところで鹿沼の声がした。
それでもまだ奥までは差し込まれなくて、きゅっと締まった感触に鹿沼の動きが止まった。
「ねえ、ローションとかありますか?」
この部屋に男を連れ込んだことだってほとんどないのだ。そんなものが存在などしているはずがない。首を横に振れば小さく舌打ちするのが聞こえた。
「ちょっと待ってて。俺も結構限界なんです。なんていったってゆうべっからお預け喰らわされていたんだから」
入口がきつかったのだろうか。乾燥する部屋ではすぐに乾いてしまう唾液に無理を感じたのか、スッと鹿沼はベッドを下りた。
何をするのかと見送った背中。初めて見る美しい筋肉に囲まれたような逞しい身体が陽の光で輝いたように見えた。
あの身体に抱かれるのか…と変に意識してしまう。ここまでだって肌に触れていたはずなのに、翻弄され続けて気付けなかった。
ゆうべからお預け…って…。思えば自分で煽っておきながら一人でさっさと眠ってしまったのだ。
鹿沼は雅臣と一緒に横で夜を共にしていたそうだ。
「寝顔をごちそうさまでした」とは言われたけど…一睡もできなかったという言葉には罪悪感も少しは生まれた。
鹿沼はなにかのボトルを片手に握り締めて戻ってきた。
「さっきオリーブオイルを見つけたんで…」
せっかく作ってくれた朝食もすでに冷めてしまっただろう。人の家のキッチンなのに許可なくひっかき回されていたのかと知れば雅臣はちょっとだけムッとした。
「あんまり見ないでよ…」
「苦情は後で聞きますよ。今はこっちが先」
勃起した雅臣の性に触れられれば興奮が再び宿った。
鹿沼の胡坐をかいた膝の上に枕を乗せられて、さらにその上で足を大きく開く体勢を取らされ、鹿沼の顔の下に秘部を晒すことになった。
眩しいくらいの太陽光が差し込んでいる中で一番恥ずかしい部分が開かれる…。
「やぁ…」
「すぐ気持ちよくしてあげます」
抵抗しようが、仰向けにもっと下半身を引っ張り上げられれば腹筋を使って起き上がる力もない。
ぬるぬるとした液体を指に絡みつかせて孔の上を撫でられてから一番長い指がゆっくりと入り込んでくる。
「あぁあああ…」
さっきよりもずっとスムーズな動きで、指の付け根が尻に当たったことで根元まで入ったのだと知る。
「動かして平気ですか?痛くない?」
「だ、いじょ…ぶ…」
鹿沼の声に熱が籠って待たせていることに申し訳なさが募る。一本の指であれば異物感はあってもまだするりと入ってくるようだった。
指を抜き差ししながら少しずつオイルを足されるとそのたびにぬぷぬぷと音がした。
鹿沼の視線が良く見えるだけに恥ずかしくて仕方ない。
初めて抱かれるのに、いきなりこんな体勢って…。
中をかき回していた指が中のポコッとした部分を掠めると雅臣の身体が大きく震えた。
「あっぁぁっ!!」
「良い感じ。指、増やしますよ」
一度感じる場所を知られてしまえば執拗な攻めが続いて、もうどんな姿を披露しているのか考える余裕もなくなった。
ようやく膝の上から下ろしてもらえた頃には、雅臣の腹の上は自分で零した先走りでドロドロだった。
体内を嬲る指先の動きも巧みで、ポイントを外されながらでも時折掠められて、雅臣は一度も果てさせてもらえないまま”懇願”させられた。
「イきたいですか?」
「…っ、…っきたい…」
「欲しいですか?」
「……しい…」
いつまで続くのか、こんな会話を繰り返させられて、でも叶えてくれない鹿沼が憎たらしい。
最初のセックスからこんなあさましい姿を見せてしまえば次から「恥ずかしい」の言葉もなくなりそうだ…。
シーツの上に寝かされて荒い呼吸を繰り返している雅臣の膝裏がまた抱え上げられた。
耐えていたのだと思う鹿沼の雄が、雅臣の孔が柔らかくなったことを確認するかのように入口に撫で付けられる。
「ふらふらしたらこんなのじゃ済まさないですよ」
これ以上の醜態を曝せというのだろうか。
…もう充分嫌いだよっ!という憎まれ口も出て来なかった。
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鹿沼~
結構Sっ気ありますか?
昼日中からあんな格好であんなこととか、こんなこととか・・・。
恥らう姿を見てみたいのか、これからもっとすごい事してしまう予告か。
なんか雅臣かわいくなっちゃってますね。
鹿沼の思惑通り?
結構Sっ気ありますか?
昼日中からあんな格好であんなこととか、こんなこととか・・・。
恥らう姿を見てみたいのか、これからもっとすごい事してしまう予告か。
なんか雅臣かわいくなっちゃってますね。
鹿沼の思惑通り?
甲斐様
こんにちは。
> 鹿沼~
> 結構Sっ気ありますか?
あるかも…。
まぁ、私が書く攻め君なので…。(って私がSなのか?Mなのか?)
> 昼日中からあんな格好であんなこととか、こんなこととか・・・。
> 恥らう姿を見てみたいのか、これからもっとすごい事してしまう予告か。
> なんか雅臣かわいくなっちゃってますね。
> 鹿沼の思惑通り?
調教されています。
鹿沼好みに作り変えられていくんじゃないんでしょうか。
雅臣のことだから顔を見るたびにえっちを思い出しそうですね。
過去のお付き合いされた方々は優しかったので、こんな濃厚なのは体験をしたこともないでしょうし。
鹿沼はそんな過去のことは知らないだろうけど、雅臣にしてみれば塗り替えられているのと同じでしょう。
まぁそうそう簡単に雅臣の心がぜーんぶ『かぬまらぶらぶ』になるとは思えませんが。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
> 鹿沼~
> 結構Sっ気ありますか?
あるかも…。
まぁ、私が書く攻め君なので…。(って私がSなのか?Mなのか?)
> 昼日中からあんな格好であんなこととか、こんなこととか・・・。
> 恥らう姿を見てみたいのか、これからもっとすごい事してしまう予告か。
> なんか雅臣かわいくなっちゃってますね。
> 鹿沼の思惑通り?
調教されています。
鹿沼好みに作り変えられていくんじゃないんでしょうか。
雅臣のことだから顔を見るたびにえっちを思い出しそうですね。
過去のお付き合いされた方々は優しかったので、こんな濃厚なのは体験をしたこともないでしょうし。
鹿沼はそんな過去のことは知らないだろうけど、雅臣にしてみれば塗り替えられているのと同じでしょう。
まぁそうそう簡単に雅臣の心がぜーんぶ『かぬまらぶらぶ』になるとは思えませんが。
コメントありがとうございました。
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