R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。
また余計なことを一つ教えた…と神戸は心の中で思っていた。
日野が他の人間と性交渉をもつことなどないと信じているし、今回のように切羽詰まった状況に陥ることもきっと今後ないとは思うが、代用品があれば見境なくがっついてきそうな若さは感じる。
30代までまだ時間がある彼にすればやりたい盛りだろう。
他人の手垢で変な知識をつけて汚されたくなかったから妙なことは吹き込んでこなかったのに、一つ剥がれるごとに心配も増す。
もともとは自分好みになるよう育てた人物といっていい。
成り行き上のセックスで体感することのない、極限の状態で受ける快楽を早々に身体に叩きこんだ。
知ったからこそ、自分にも与えてくれる。
ほんの僅かでも放置された身体は自分で触ってしまいたくなるほど刺激を待っていた。
ただ手を出さずに済んだのは、身体を支える手を離したら後ろに倒れてしまうことと、日野が目的のものを手にして戻ってくるまでが早かったこと。
「本当にこんなので平気なの?」
背に腹は代えられないと、見せつけられた軟膏のチューブに再び頷く。
あとはうまく解してくれれば慣れた神戸なら受け入れられるだろう。
最初こそ抵抗を感じていたような指の動きも、滑りを使って潜れることを知ってしまえば続くものは早かった。
一番感じる場所を入念に弄られて身体がガクガクする。
幾度も足が落ちそうになって、結局日野の肩に片足を乗せられた。
「あああぁぁぁっっ、ショウっ…!!」
充分なほど解されているはずなのに、まだ甚振ろうというのは、慎重になっているからなのか、ただの意地悪なのか…。
さすがに突っぱねていた腕も痺れてきて、この体勢は限界だと身体が大きく揺らげば、日野自身も理解したようだった。
「やっぱいつもより、全然早いよな…。こんなところで燃えちゃった?」
普段の神戸であればまだ自分から強請るようなことはしないと言いたいようだ。
スポットライトに当てられた電気の熱だ…と返したいくらいだったが声もまともに発せやしない。
「ってか、俺が限界なんだけど…」
未だ、仕事をしていたままの恰好の日野がボトムの前を寛げ、反り立った熱を取り出した。
数度扱いた先端から光るものが出てくるのが視界に入ってきて、一層神戸を興奮の中へと落した。
「辛くさせたらごめん」
日野に一度両足をだらんと下ろされ、上体を起こされて腕を引き寄せるよう引っ張られて首へとしがみついた。
服越しではあってもようやく感じられた日野の体温が伝わってくるようで、神戸は無意識に両足を日野の腰に回して受け入れる体勢を作った。
大理石の台の、落ちる寸前まで日野の両腕に腰を抱えられて寄せられて、徐々に肉塊が捩じ込まれてくる。
「はぁ…っ!ぁああぁぁぁっっっ……っんっ!!!」
ぎゅっと日野にしがみつけば、入ってくる角度が更に増したように感じられる。
「ちょっと待って!!いくらなんでも、俺、長流支えきれないからっ!」
実際には神戸の身体は大理石の上から落っこちるところで、上体を上げたせいでしがみついた神戸の尾てい骨がかろうじて乗っていると言って良かった。
いくら日野より神戸が軽かろうが、全ての体重を預けるのは難しい。
このままでは二人して床の上に崩れ落ちる。
二人が結合できるギリギリの位置まで戻そうと腰を使われ、より一層深く突かれて首が仰け反りそうになるのを日野の掌に支えられた。
「んっぁあぁっ!!」
「長流、ホントごめん。ここ、長流を横にしてやれないし、頼むからつかまってて」
熱もこもって荒くなった息が耳元に吹きかけられる。
手も足も離したら抜け落ちるような錯覚が生まれた。
日野も中途半端な体勢に、台の上に手をつくことで安定を図りたかったようだ。
感じるのは熱ばかり。
それでも日野は片手で常に神戸の背中から頭を支え続けてくれていた。
激しく抜き差しをされる下半身から込み上げてくる射精感を、今ばかりは堰きとめる手段が何もなく、本能のまま甲高い嬌声が響き渡った。
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また余計なことを一つ教えた…と神戸は心の中で思っていた。
日野が他の人間と性交渉をもつことなどないと信じているし、今回のように切羽詰まった状況に陥ることもきっと今後ないとは思うが、代用品があれば見境なくがっついてきそうな若さは感じる。
30代までまだ時間がある彼にすればやりたい盛りだろう。
他人の手垢で変な知識をつけて汚されたくなかったから妙なことは吹き込んでこなかったのに、一つ剥がれるごとに心配も増す。
もともとは自分好みになるよう育てた人物といっていい。
成り行き上のセックスで体感することのない、極限の状態で受ける快楽を早々に身体に叩きこんだ。
知ったからこそ、自分にも与えてくれる。
ほんの僅かでも放置された身体は自分で触ってしまいたくなるほど刺激を待っていた。
ただ手を出さずに済んだのは、身体を支える手を離したら後ろに倒れてしまうことと、日野が目的のものを手にして戻ってくるまでが早かったこと。
「本当にこんなので平気なの?」
背に腹は代えられないと、見せつけられた軟膏のチューブに再び頷く。
あとはうまく解してくれれば慣れた神戸なら受け入れられるだろう。
最初こそ抵抗を感じていたような指の動きも、滑りを使って潜れることを知ってしまえば続くものは早かった。
一番感じる場所を入念に弄られて身体がガクガクする。
幾度も足が落ちそうになって、結局日野の肩に片足を乗せられた。
「あああぁぁぁっっ、ショウっ…!!」
充分なほど解されているはずなのに、まだ甚振ろうというのは、慎重になっているからなのか、ただの意地悪なのか…。
さすがに突っぱねていた腕も痺れてきて、この体勢は限界だと身体が大きく揺らげば、日野自身も理解したようだった。
「やっぱいつもより、全然早いよな…。こんなところで燃えちゃった?」
普段の神戸であればまだ自分から強請るようなことはしないと言いたいようだ。
スポットライトに当てられた電気の熱だ…と返したいくらいだったが声もまともに発せやしない。
「ってか、俺が限界なんだけど…」
未だ、仕事をしていたままの恰好の日野がボトムの前を寛げ、反り立った熱を取り出した。
数度扱いた先端から光るものが出てくるのが視界に入ってきて、一層神戸を興奮の中へと落した。
「辛くさせたらごめん」
日野に一度両足をだらんと下ろされ、上体を起こされて腕を引き寄せるよう引っ張られて首へとしがみついた。
服越しではあってもようやく感じられた日野の体温が伝わってくるようで、神戸は無意識に両足を日野の腰に回して受け入れる体勢を作った。
大理石の台の、落ちる寸前まで日野の両腕に腰を抱えられて寄せられて、徐々に肉塊が捩じ込まれてくる。
「はぁ…っ!ぁああぁぁぁっっっ……っんっ!!!」
ぎゅっと日野にしがみつけば、入ってくる角度が更に増したように感じられる。
「ちょっと待って!!いくらなんでも、俺、長流支えきれないからっ!」
実際には神戸の身体は大理石の上から落っこちるところで、上体を上げたせいでしがみついた神戸の尾てい骨がかろうじて乗っていると言って良かった。
いくら日野より神戸が軽かろうが、全ての体重を預けるのは難しい。
このままでは二人して床の上に崩れ落ちる。
二人が結合できるギリギリの位置まで戻そうと腰を使われ、より一層深く突かれて首が仰け反りそうになるのを日野の掌に支えられた。
「んっぁあぁっ!!」
「長流、ホントごめん。ここ、長流を横にしてやれないし、頼むからつかまってて」
熱もこもって荒くなった息が耳元に吹きかけられる。
手も足も離したら抜け落ちるような錯覚が生まれた。
日野も中途半端な体勢に、台の上に手をつくことで安定を図りたかったようだ。
感じるのは熱ばかり。
それでも日野は片手で常に神戸の背中から頭を支え続けてくれていた。
激しく抜き差しをされる下半身から込み上げてくる射精感を、今ばかりは堰きとめる手段が何もなく、本能のまま甲高い嬌声が響き渡った。
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