R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。
男は初めてだと言っていた日野も、女であればそれなりに喰いつくしてきた数はあるわけで…。
その上、物事を習得する要領の良さはこんなところでも実力を発揮している。
受け身に回らない時の日野にはそれなりに余裕もあるようで、キスの一つでも神戸が追い込まれるくらいの術はとっくに持ち合わせていた。
身体についてはこれまでいろいろなことを日野に教え込んだことが功を奏したのか、災いとなったのか、今となっては神戸を追い詰める攻め具と化していた。
もともと抱かれることのほうが好きな神戸だ。
相手から求められてくることは歓迎と言って良かったから嬉しいことに間違いはないのだが…。
「ね、…、ほん、とに、ここ…で…?」
神戸は息を上げながら、シンクの淵に両手を乗せて前かがみになりつつも身体を支えた。
自分だけが中途半端に衣類を剥ぎ取られ、上半身に桜色のシャツだけが残り袖から抜け落ちる寸前だ。
業務用のカウンター内ということで、床も石張りだったから、裸足になることに抵抗を感じて靴下だけを穿いていたのが、より卑猥な印象だった。
背後に立った日野が神戸の片足を持ち上げてシンクに引っかけるようにすれば、嫌でも床に着いた方の足まで引き上がり、つま先で立つ体勢に身体が震える。
大理石の天板をはめこんだ調理台を含め、全てが日野の使いやすい高さになっていたため、神戸が足を上げるには少々の難があった。
「だって待てないんじゃないの?」
「だからって、すぐそこ、じゃん…」
店の奥には休憩室として使える部屋も作った。
バスタブのあるバスルームまで完備させたせいで、部屋自体は10畳ほどと狭くなってしまったが、それでも寝泊まりができると思えば重宝している。
いつもであれば奥の部屋へと流れ込むのだが、この場所でけしかけてしまった神戸に日野は何かを言いたげだった。
蜜を零すほどまでに成長してしまった自身を、後ろから揉み扱かれ、神戸はぶるっと大きく震えた。
堪え性はあるほうだと思っていても、最近の日野の攻め方は執拗だったし、どうやったら神戸が音をあげるのかをすでに熟知している。
こんな日野の性格は末恐ろしいとたまに思う時すらあった。
「ここでヤりたくて煽ったくせに?」
一瞬でも頭を過ったことを見透かされていたことが神戸はなんとも悔しかった。
以前の方が従順で可愛げがあったと憎たらしくもなる。
だが普段の年齢差を感じさせない態度は一緒にいて気兼ねもなく居心地がいいし、遠慮なく神戸を可愛がってくれる性行為にも不満はない。
確かに慣れない雰囲気に興奮するところはある。
それが正直に身体に表れていると自分で分かるし日野も気付いている。
体の芯では愉しんでいる部分があっても、認めるのはやっぱり恥ずかしいし悔しい。
「ショ、ウ…っ」
「たまには…。ね、許して」
耳元で甘え縋ってくる声に、表向きの抵抗しようとした意志は脆くも崩れ去ろうとしていた。
この使い分けた囁きに神戸は弱くなっているようだった。
こんなふうに強請られれば、この頃では時々しか見られない下手に出る姿が可愛かった。
なにより、必ず神戸が満足する方向に持っていくから、という約束も言葉の裏に隠されている。
一週間ぶりと思えば、身体がドロドロになるほど行為に溺れたい気持ちに逆らえない。
「じゃ、せめて何か、足…。高いの、ここ…」
体勢が苦しいと訴えてみれば、日野は「うん、分かった」と素直に頷いた。
「待ってて。今上げてあげるから」
それから一度足を下ろさせてくれて…。
神戸の身体の向きを日野へと向きあうように回転させられる。
神戸にはいま日野が告げた言葉の意味を単純に台を作ってくれるものだと思っていたが、この状態はどうも違うらしい。
日野に引かれるように少しだけ隣に移動し、向かい合った日野が神戸の腰に掌を当てると「よっ」と掛け声をかけて調理台の上に座らされた。
座った、というより、淵に腰かけたという方が正しい。
大理石の冷たさが温まった尻の肌を一気に冷やした。
「つめたっ」
ビクンッと神戸の身体が揺れた。
「あ、ごめん。何か敷いて上げれば良かった。でもすぐ体温であったまるよ」
神戸の動揺などさほど気にした様子もなく、日野は神戸の足首を掴むと同じように調理台の淵へと乗せる。
気付けば、M字開脚という体位が出来上がっていた。
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何でこんなのを書いているんだろう…
『新装開店』、全く意味ないし。
表舞台(?)のプラトニックさに早々飽きているのか?!
いえ、プラトニックがいいんです。本当は、きっと…(たぶん…)
お気に召しましたらぽちってね!
男は初めてだと言っていた日野も、女であればそれなりに喰いつくしてきた数はあるわけで…。
その上、物事を習得する要領の良さはこんなところでも実力を発揮している。
受け身に回らない時の日野にはそれなりに余裕もあるようで、キスの一つでも神戸が追い込まれるくらいの術はとっくに持ち合わせていた。
身体についてはこれまでいろいろなことを日野に教え込んだことが功を奏したのか、災いとなったのか、今となっては神戸を追い詰める攻め具と化していた。
もともと抱かれることのほうが好きな神戸だ。
相手から求められてくることは歓迎と言って良かったから嬉しいことに間違いはないのだが…。
「ね、…、ほん、とに、ここ…で…?」
神戸は息を上げながら、シンクの淵に両手を乗せて前かがみになりつつも身体を支えた。
自分だけが中途半端に衣類を剥ぎ取られ、上半身に桜色のシャツだけが残り袖から抜け落ちる寸前だ。
業務用のカウンター内ということで、床も石張りだったから、裸足になることに抵抗を感じて靴下だけを穿いていたのが、より卑猥な印象だった。
背後に立った日野が神戸の片足を持ち上げてシンクに引っかけるようにすれば、嫌でも床に着いた方の足まで引き上がり、つま先で立つ体勢に身体が震える。
大理石の天板をはめこんだ調理台を含め、全てが日野の使いやすい高さになっていたため、神戸が足を上げるには少々の難があった。
「だって待てないんじゃないの?」
「だからって、すぐそこ、じゃん…」
店の奥には休憩室として使える部屋も作った。
バスタブのあるバスルームまで完備させたせいで、部屋自体は10畳ほどと狭くなってしまったが、それでも寝泊まりができると思えば重宝している。
いつもであれば奥の部屋へと流れ込むのだが、この場所でけしかけてしまった神戸に日野は何かを言いたげだった。
蜜を零すほどまでに成長してしまった自身を、後ろから揉み扱かれ、神戸はぶるっと大きく震えた。
堪え性はあるほうだと思っていても、最近の日野の攻め方は執拗だったし、どうやったら神戸が音をあげるのかをすでに熟知している。
こんな日野の性格は末恐ろしいとたまに思う時すらあった。
「ここでヤりたくて煽ったくせに?」
一瞬でも頭を過ったことを見透かされていたことが神戸はなんとも悔しかった。
以前の方が従順で可愛げがあったと憎たらしくもなる。
だが普段の年齢差を感じさせない態度は一緒にいて気兼ねもなく居心地がいいし、遠慮なく神戸を可愛がってくれる性行為にも不満はない。
確かに慣れない雰囲気に興奮するところはある。
それが正直に身体に表れていると自分で分かるし日野も気付いている。
体の芯では愉しんでいる部分があっても、認めるのはやっぱり恥ずかしいし悔しい。
「ショ、ウ…っ」
「たまには…。ね、許して」
耳元で甘え縋ってくる声に、表向きの抵抗しようとした意志は脆くも崩れ去ろうとしていた。
この使い分けた囁きに神戸は弱くなっているようだった。
こんなふうに強請られれば、この頃では時々しか見られない下手に出る姿が可愛かった。
なにより、必ず神戸が満足する方向に持っていくから、という約束も言葉の裏に隠されている。
一週間ぶりと思えば、身体がドロドロになるほど行為に溺れたい気持ちに逆らえない。
「じゃ、せめて何か、足…。高いの、ここ…」
体勢が苦しいと訴えてみれば、日野は「うん、分かった」と素直に頷いた。
「待ってて。今上げてあげるから」
それから一度足を下ろさせてくれて…。
神戸の身体の向きを日野へと向きあうように回転させられる。
神戸にはいま日野が告げた言葉の意味を単純に台を作ってくれるものだと思っていたが、この状態はどうも違うらしい。
日野に引かれるように少しだけ隣に移動し、向かい合った日野が神戸の腰に掌を当てると「よっ」と掛け声をかけて調理台の上に座らされた。
座った、というより、淵に腰かけたという方が正しい。
大理石の冷たさが温まった尻の肌を一気に冷やした。
「つめたっ」
ビクンッと神戸の身体が揺れた。
「あ、ごめん。何か敷いて上げれば良かった。でもすぐ体温であったまるよ」
神戸の動揺などさほど気にした様子もなく、日野は神戸の足首を掴むと同じように調理台の淵へと乗せる。
気付けば、M字開脚という体位が出来上がっていた。
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何でこんなのを書いているんだろう…
『新装開店』、全く意味ないし。
表舞台(?)のプラトニックさに早々飽きているのか?!
いえ、プラトニックがいいんです。本当は、きっと…(たぶん…)
お気に召しましたらぽちってね!
寒いですね 今年!!
ここ大好きですョ。
20代 30代は 謎です。自分自身も含め 。その後年齢も。
だから読みたいのかしら?
ここ大好きですョ。
20代 30代は 謎です。自分自身も含め 。その後年齢も。
だから読みたいのかしら?
k.k様
こんにちは。
> 寒いですね 今年!!
寒いです~。k.k様もどうぞご自愛くださいませ。
> 20代 30代は 謎です。自分自身も含め 。その後年齢も。
謎ですよね~。好奇心旺盛なんですかね。
そしていろいろと覚えていくその後…。
自分の年齢もそうですが、中身も年齢層が上がっていきます…。
大好き、言ってくださいましてありがとうございます♪
頑張って続けていけたらいいです。
コメントありがとうございました!!
こんにちは。
> 寒いですね 今年!!
寒いです~。k.k様もどうぞご自愛くださいませ。
> 20代 30代は 謎です。自分自身も含め 。その後年齢も。
謎ですよね~。好奇心旺盛なんですかね。
そしていろいろと覚えていくその後…。
自分の年齢もそうですが、中身も年齢層が上がっていきます…。
大好き、言ってくださいましてありがとうございます♪
頑張って続けていけたらいいです。
コメントありがとうございました!!
きえ | URL | 2010-03-31-Wed 10:04 [編集]
MO様
こんにちは。
>開店 おめでとうございます。
ありがとーございまーす。
MO様からの花輪があったはず…!!
>千城も、神戸も、採算度外視の自分達にとって都合の良い隠れ家のようですが、これからが日野の腕の見せ所のようですね。今晩の神戸は、日野に翻弄されそうですね。
『かけがえ~』が神戸に翻弄された(堕ちた)日野編だったので、今度は成長した日野編(つうか、神戸視点)です。
しばらくは小切手もあるので、採算なんてどうでもいい神戸のようです。
これからいろーんな面で頑張る日野ですから、どうぞ応援してやってください。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
>開店 おめでとうございます。
ありがとーございまーす。
MO様からの花輪があったはず…!!
>千城も、神戸も、採算度外視の自分達にとって都合の良い隠れ家のようですが、これからが日野の腕の見せ所のようですね。今晩の神戸は、日野に翻弄されそうですね。
『かけがえ~』が神戸に翻弄された(堕ちた)日野編だったので、今度は成長した日野編(つうか、神戸視点)です。
しばらくは小切手もあるので、採算なんてどうでもいい神戸のようです。
これからいろーんな面で頑張る日野ですから、どうぞ応援してやってください。
コメントありがとうございました。
えっち度No.1のこの二人がでてきたからには、もうどんどんやっちゃってください。
甘さもエロスも盛りだくさんで楽しめます。
さすがに日野ちゃんなだけあって、覚えは早いし応用もきく、ほんといい子だこと。
今までに培ってきたテクに甘え上手という新技でグレードアップですね。
「たまには…。ね、許して」なんていわれたら神戸さん何でも許しちゃいたくなりますよねぇ。
でも、この甘えんぼさんは神戸さん限定でしょうけど。
甘さもエロスも盛りだくさんで楽しめます。
さすがに日野ちゃんなだけあって、覚えは早いし応用もきく、ほんといい子だこと。
今までに培ってきたテクに甘え上手という新技でグレードアップですね。
「たまには…。ね、許して」なんていわれたら神戸さん何でも許しちゃいたくなりますよねぇ。
でも、この甘えんぼさんは神戸さん限定でしょうけど。
甲斐様
こんにちは。
調理台…、そのための調理台です(?!)
> えっち度No.1のこの二人がでてきたからには、もうどんどんやっちゃってください。
はっはっはっ!!!
お許しが出たので日野も頑張ることでしょう。
神戸も充分堪能できるのではないでしょうか。
> さすがに日野ちゃんなだけあって、覚えは早いし応用もきく、ほんといい子だこと。
先生も良ければ生徒もできる子でした。
その上甘え上手?!
副産物まであって神戸は大満足だと思います。
えぇ、もちろん、神戸限定ですよ。
でなきゃ、またお縛りの刑が…
(日野って学習能力高そうだなぁ…)
コメントありがとうございました。
こんにちは。
調理台…、そのための調理台です(?!)
> えっち度No.1のこの二人がでてきたからには、もうどんどんやっちゃってください。
はっはっはっ!!!
お許しが出たので日野も頑張ることでしょう。
神戸も充分堪能できるのではないでしょうか。
> さすがに日野ちゃんなだけあって、覚えは早いし応用もきく、ほんといい子だこと。
先生も良ければ生徒もできる子でした。
その上甘え上手?!
副産物まであって神戸は大満足だと思います。
えぇ、もちろん、神戸限定ですよ。
でなきゃ、またお縛りの刑が…
(日野って学習能力高そうだなぁ…)
コメントありがとうございました。
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