R20 暴力的なシーンがあります。閲覧にはご注意ください。
男に渡されたメモに書いてあった住所は廃屋のビルだった。
この後に待ちうける未知なる世界に、恐怖を抱きながらなんとか感情を誤魔化して勤務を終え、震える足を指定された場所に向かわせた。
かつて聞いたことのある佐貫の連絡先の番号が、成俊の携帯電話の中に収められ、幾度もかけようかと映し出されていた。
しかしそれは繋がっていない。
成俊が行くのを待っていたように、ビルの扉の外には2人の男がいた。
どちらも、昼間見た男と変わらず、身綺麗な格好はしていなかった。
近付けば、垢の臭いでもしそうだ。
成俊の容姿は伝えられていたのだろう。
軽くボディチェックをされると扉の中に促された。両脇を男に抱えられていたから逃げようがなかった。
潰れた事務所のように、幾つかのデスクと椅子がある。
その最奥に、昼間声をかけてきた男がいた。
「大人しく来たか。そんなに佐貫が大事か?」
あんな男…と蔑む声が続く。
何故にここまで彼を憎むのか分からない成俊はその疑問をぶつけた。
「佐貫さんに何があったの…?」
「言葉にするには難しいな。まぁ、今から教えてやるけど」
恨み事をいう口調だ。
そう言いながら、二人の男に引っ張られた身体は空いていた椅子に座らせられ、両脚を双方に持ち上げられた。
「なにっ?!なにーっ?!」
空虚に成俊の動揺と拒絶の声が響き渡る。
佐貫の過去を単純に話してくれる内容ではないことを今更ながらに知った。
『強姦』という言葉が頭の中に木霊する。
自殺にまで追い込むような、酷いことをされるのだと本能が嗅ぎ取った。
「いやーっっっっっ!!!!!」
逃れようとした身体が無情にも鞭打たれて、足首は拡げられて椅子の肘掛けに括られ、両手は頭上から落ちる綱に結われる。
衣類はあっという間に錆びたカッターナイフで切り裂かれて開脚させられた秘部が晒された。
下肢と、白い肌に咲く胸の蕾が露わになった。
「俺たちはムショ暮らしだったから、男の体に慣れてるんだよねー。あんた、上物だ」
脇にいた一人の男が言う。
ムショの中に居た連中がどんな生活だったのかなど知らない。
褒められているらしい言葉も今の成俊にとっては恐怖の塊だ。
何をされるのかは、佐貫との行為があったせいで知れた…。
「やだっ、やだーっ、やだーっっっ」
排泄器官に異物を挿入されるのは受け入れがたい行為。
さらに佐貫に施してもらったような優しさもない。
この男たちに向けられるものは『恐怖』と『嫌悪』でしかない。
「うるせーっんだよっ」と言われながらもう一人の傍にいた男から両頬へのビンタが続いた。
「俺の弟がどんな目にあったのか、あんたも知ればいい。佐貫に死ぬまで後悔させてやる」
昼間見た男の非情な眼が成俊の目に焼きついた。
「あいつに、『幸せ』なんか絶対にやらねぇ」
佐貫が言っていた言葉が甦る。
「忘れろ」と言われた言葉…。「俺なんかといていいことなどない…」。
佐貫と関わってはいけないと、突き放された態度。
「いやだーっ、いやーっっ、やぁぁぁぁっーっ」
男に汚されるというよりも、佐貫に大事にしてもらった身体を失うようだった。
泣き叫ぶ成俊に向けられたのは、憎悪を表す『兄』と欲情を滾らせる『雄』だった。
心は決して受け入れないのに、身体だけが反応して、触られては幾度も射精を促される。
クスリを使われたときは、そのせいだと思えたが、今は身体が感じると分かるように刺激されて翻弄されているだけだ。
そのことがものすごくみっともない。
激しく行われる”挿入”という行為は、成俊の口腔も後孔も汚し続けた。
3人の男が代わる代わるに成俊の孔を責め続ける。
佐貫との行為に溺れた時とは全く異なる、屈辱にまみれた卑猥な音が成俊の鼓膜を犯した。
椅子に括りつけられたままで嬲られ、抵抗できなくなれば四つん這いにされ、また仰向けにされて全てを晒す…。
開口させられる道具を口に挟まれ、無理矢理喉奥に白濁の液を注ぎ込まれる。
痛みと下肢からくる刺激に悶絶し、強制的な排泄も繰り返された。
いつまで続くのかという、気を失う寸前、『兄』が成俊に囁いた。
「このままで佐貫に会いたいだろう?」
こんな姿を晒すなら、死んだ方がマシだ…。
自殺したという弟の姿が自分と重なる。
佐貫は『恋人』だった『弟』の果ての姿を見たのだろう…。
こうして凌辱され、薄汚くなった身体を、二度と優しく扱ってくれた人の前に晒せないと思う気持ちが分かる。
「おまえは死なせないよ。どんな扱いを受けたのか、自分の口で佐貫に言うんだ。『成視(なるみ)』の代わりに…」
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男に渡されたメモに書いてあった住所は廃屋のビルだった。
この後に待ちうける未知なる世界に、恐怖を抱きながらなんとか感情を誤魔化して勤務を終え、震える足を指定された場所に向かわせた。
かつて聞いたことのある佐貫の連絡先の番号が、成俊の携帯電話の中に収められ、幾度もかけようかと映し出されていた。
しかしそれは繋がっていない。
成俊が行くのを待っていたように、ビルの扉の外には2人の男がいた。
どちらも、昼間見た男と変わらず、身綺麗な格好はしていなかった。
近付けば、垢の臭いでもしそうだ。
成俊の容姿は伝えられていたのだろう。
軽くボディチェックをされると扉の中に促された。両脇を男に抱えられていたから逃げようがなかった。
潰れた事務所のように、幾つかのデスクと椅子がある。
その最奥に、昼間声をかけてきた男がいた。
「大人しく来たか。そんなに佐貫が大事か?」
あんな男…と蔑む声が続く。
何故にここまで彼を憎むのか分からない成俊はその疑問をぶつけた。
「佐貫さんに何があったの…?」
「言葉にするには難しいな。まぁ、今から教えてやるけど」
恨み事をいう口調だ。
そう言いながら、二人の男に引っ張られた身体は空いていた椅子に座らせられ、両脚を双方に持ち上げられた。
「なにっ?!なにーっ?!」
空虚に成俊の動揺と拒絶の声が響き渡る。
佐貫の過去を単純に話してくれる内容ではないことを今更ながらに知った。
『強姦』という言葉が頭の中に木霊する。
自殺にまで追い込むような、酷いことをされるのだと本能が嗅ぎ取った。
「いやーっっっっっ!!!!!」
逃れようとした身体が無情にも鞭打たれて、足首は拡げられて椅子の肘掛けに括られ、両手は頭上から落ちる綱に結われる。
衣類はあっという間に錆びたカッターナイフで切り裂かれて開脚させられた秘部が晒された。
下肢と、白い肌に咲く胸の蕾が露わになった。
「俺たちはムショ暮らしだったから、男の体に慣れてるんだよねー。あんた、上物だ」
脇にいた一人の男が言う。
ムショの中に居た連中がどんな生活だったのかなど知らない。
褒められているらしい言葉も今の成俊にとっては恐怖の塊だ。
何をされるのかは、佐貫との行為があったせいで知れた…。
「やだっ、やだーっ、やだーっっっ」
排泄器官に異物を挿入されるのは受け入れがたい行為。
さらに佐貫に施してもらったような優しさもない。
この男たちに向けられるものは『恐怖』と『嫌悪』でしかない。
「うるせーっんだよっ」と言われながらもう一人の傍にいた男から両頬へのビンタが続いた。
「俺の弟がどんな目にあったのか、あんたも知ればいい。佐貫に死ぬまで後悔させてやる」
昼間見た男の非情な眼が成俊の目に焼きついた。
「あいつに、『幸せ』なんか絶対にやらねぇ」
佐貫が言っていた言葉が甦る。
「忘れろ」と言われた言葉…。「俺なんかといていいことなどない…」。
佐貫と関わってはいけないと、突き放された態度。
「いやだーっ、いやーっっ、やぁぁぁぁっーっ」
男に汚されるというよりも、佐貫に大事にしてもらった身体を失うようだった。
泣き叫ぶ成俊に向けられたのは、憎悪を表す『兄』と欲情を滾らせる『雄』だった。
心は決して受け入れないのに、身体だけが反応して、触られては幾度も射精を促される。
クスリを使われたときは、そのせいだと思えたが、今は身体が感じると分かるように刺激されて翻弄されているだけだ。
そのことがものすごくみっともない。
激しく行われる”挿入”という行為は、成俊の口腔も後孔も汚し続けた。
3人の男が代わる代わるに成俊の孔を責め続ける。
佐貫との行為に溺れた時とは全く異なる、屈辱にまみれた卑猥な音が成俊の鼓膜を犯した。
椅子に括りつけられたままで嬲られ、抵抗できなくなれば四つん這いにされ、また仰向けにされて全てを晒す…。
開口させられる道具を口に挟まれ、無理矢理喉奥に白濁の液を注ぎ込まれる。
痛みと下肢からくる刺激に悶絶し、強制的な排泄も繰り返された。
いつまで続くのかという、気を失う寸前、『兄』が成俊に囁いた。
「このままで佐貫に会いたいだろう?」
こんな姿を晒すなら、死んだ方がマシだ…。
自殺したという弟の姿が自分と重なる。
佐貫は『恋人』だった『弟』の果ての姿を見たのだろう…。
こうして凌辱され、薄汚くなった身体を、二度と優しく扱ってくれた人の前に晒せないと思う気持ちが分かる。
「おまえは死なせないよ。どんな扱いを受けたのか、自分の口で佐貫に言うんだ。『成視(なるみ)』の代わりに…」
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R20の表示をここで初めて見たような気がしてドキドキしてしまいました
成俊さんは精神的にボロボロになってまだ立ち直ってもいない時なのに、またその上こんな目になわされるなんて痛すぎる
佐貫さんとの間に何があってこれほど恨まれているのかわかりませんが関係のない成俊さんを巻き込むなんてあまりにも身勝手過ぎる
早く助けに来て、、、
成俊さんは精神的にボロボロになってまだ立ち直ってもいない時なのに、またその上こんな目になわされるなんて痛すぎる
佐貫さんとの間に何があってこれほど恨まれているのかわかりませんが関係のない成俊さんを巻き込むなんてあまりにも身勝手過ぎる
早く助けに来て、、、
このコメントは管理人のみ閲覧できます
成くんがぁ~・・・。
あ~(号泣)
佐貫~ぃ早く助けてあげて~。
成くんを離しちゃダメだよ~。
きえちゃん、更新お疲れ様~。
成くんの幸せを願ってます~。
うるうる。。。
あ~(号泣)
佐貫~ぃ早く助けてあげて~。
成くんを離しちゃダメだよ~。
きえちゃん、更新お疲れ様~。
成くんの幸せを願ってます~。
うるうる。。。
成ちゃんの「いやぁぁぁぁーっ!」な抵抗に激しく萌えてしまった自分に酷く動揺してますw
Sの血がドクドクと・・・(危ない)
あぁ。佐貫さん遅いよ~~こんな展開が訪れるとは思ってもいなかったので衝撃です。
早く熱い胸板で(←意味不明)救い上げてあげてー!
Sの血がドクドクと・・・(危ない)
あぁ。佐貫さん遅いよ~~こんな展開が訪れるとは思ってもいなかったので衝撃です。
早く熱い胸板で(←意味不明)救い上げてあげてー!
甲斐様
おはようございます。
> R20の表示をここで初めて見たような気がしてドキドキしてしまいました
滅多に書くものではないですねー。
書いてて自分でも怖く感じて…。
> 成俊さんは精神的にボロボロになってまだ立ち直ってもいない時なのに、またその上こんな目になわされるなんて痛すぎる
> 佐貫さんとの間に何があってこれほど恨まれているのかわかりませんが関係のない成俊さんを巻き込むなんてあまりにも身勝手過ぎる
> 早く助けに来て、、、
そう、成俊、本当は関係ない存在なんですよね。
なんだけど巻き込まれてしまいました。
思い込みってすごいです。
佐貫のこと、徐々に徐々に出していくっていうようでもどかしいですよね。
流れ的に全部、いっぺんに明かすのもどうかなーと思って…。
コメントありがとうございました。
おはようございます。
> R20の表示をここで初めて見たような気がしてドキドキしてしまいました
滅多に書くものではないですねー。
書いてて自分でも怖く感じて…。
> 成俊さんは精神的にボロボロになってまだ立ち直ってもいない時なのに、またその上こんな目になわされるなんて痛すぎる
> 佐貫さんとの間に何があってこれほど恨まれているのかわかりませんが関係のない成俊さんを巻き込むなんてあまりにも身勝手過ぎる
> 早く助けに来て、、、
そう、成俊、本当は関係ない存在なんですよね。
なんだけど巻き込まれてしまいました。
思い込みってすごいです。
佐貫のこと、徐々に徐々に出していくっていうようでもどかしいですよね。
流れ的に全部、いっぺんに明かすのもどうかなーと思って…。
コメントありがとうございました。
s様
おはようございます。
> 成俊くん、試練が続来ますね。
> でも、きっと立ち直れると思う。
> 周りには頼れる人たちがいるからね。。。。
成俊に試練与え過ぎ?!
えぇ、成俊の周りにはたくさんの救ってくれる人がいます。
どっちを向いても守ってくれる人ばかりだと…
(肝心の佐貫がどこ向いているんだか…)
コメントありがとうございました。
おはようございます。
> 成俊くん、試練が続来ますね。
> でも、きっと立ち直れると思う。
> 周りには頼れる人たちがいるからね。。。。
成俊に試練与え過ぎ?!
えぇ、成俊の周りにはたくさんの救ってくれる人がいます。
どっちを向いても守ってくれる人ばかりだと…
(肝心の佐貫がどこ向いているんだか…)
コメントありがとうございました。
さえちゃん
おはようございます。
> 成くんがぁ~・・・。
> あ~(号泣)
> 佐貫~ぃ早く助けてあげて~。
> 成くんを離しちゃダメだよ~。
思いっきり泣かせてしまいましたねー。
さえちゃん、ごめんね。
成俊も泣いてたけど…。
> きえちゃん、更新お疲れ様~。
> 成くんの幸せを願ってます~。
> うるうる。。。
成俊も幸せを掴めるように努力させたいです(?)
コメントありがとうございました。
おはようございます。
> 成くんがぁ~・・・。
> あ~(号泣)
> 佐貫~ぃ早く助けてあげて~。
> 成くんを離しちゃダメだよ~。
思いっきり泣かせてしまいましたねー。
さえちゃん、ごめんね。
成俊も泣いてたけど…。
> きえちゃん、更新お疲れ様~。
> 成くんの幸せを願ってます~。
> うるうる。。。
成俊も幸せを掴めるように努力させたいです(?)
コメントありがとうございました。
ヨッシ様
おはようございます。
> 成ちゃんの「いやぁぁぁぁーっ!」な抵抗に激しく萌えてしまった自分に酷く動揺してますw
> Sの血がドクドクと・・・(危ない)
ヨッシ様、Sなのかっ!!!φ(..)メモメモ
> あぁ。佐貫さん遅いよ~~こんな展開が訪れるとは思ってもいなかったので衝撃です。
> 早く熱い胸板で(←意味不明)救い上げてあげてー!
佐貫、どこで何しているんでしょう。
成俊も一言連絡入れればいいものを…。
しょ、衝撃でしたか…。
> 熱い胸板(爆)
きっと萌(燃)えている(何に?!)
コメントありがとうございました。
おはようございます。
> 成ちゃんの「いやぁぁぁぁーっ!」な抵抗に激しく萌えてしまった自分に酷く動揺してますw
> Sの血がドクドクと・・・(危ない)
ヨッシ様、Sなのかっ!!!φ(..)メモメモ
> あぁ。佐貫さん遅いよ~~こんな展開が訪れるとは思ってもいなかったので衝撃です。
> 早く熱い胸板で(←意味不明)救い上げてあげてー!
佐貫、どこで何しているんでしょう。
成俊も一言連絡入れればいいものを…。
しょ、衝撃でしたか…。
> 熱い胸板(爆)
きっと萌(燃)えている(何に?!)
コメントありがとうございました。
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