新しい家族の11話 その続き・・・ってところでしょうか。
和紀と清音に連れられて、日生の生活用品のお買いものです。
ショッピングモールに仲良くお出掛けの午後のひと時。
和紀は一番大きな網型のカートを手にした。
そこに日生を抱き上げて乗せる。
日生は隣にあった車の形をしたカートにも興味をそそられたのだが、何も言えなかった。
和紀「昨日は服、買うだけだったからさ。清音さん、どんなものが必要なのかな」
清音「そうですね。服もあれだけでは足りないですし。テーブルなどに当たっても怪我をしないための保護材とか」
和紀「あ、おもちゃも買ってあげたいんだ。お風呂で遊べるものも。そうそうっ、ボディーソープとか違うの?」
清音「もう大きくなっていますからあまり気にかけることはないと思いますけれど。無添加のものが良いかしらね」
和紀「ひなね、擦るとすぐ赤くなっちゃうんだよ。敏感肌なのかな」
清音「三隅さんが一度健康診断受けさせるって言ってましたよ。一度も病院などには行ったことはなかっただろうからと」
和紀「うんうん、それは大事。アレルギーとかもあると大変だからそこもちゃんと診てもらわないと。ね、ひな」
頭上で繰り広げられる会話は日生には理解できるものではなかった。
ただ、笑顔で同意を求められることに、分からなくても首は縦に動いた。
また衣類と服飾品売り場に連れていかれて、日生は何度も着せ替え人形のように次々と服を着せられて具合と印象を確かめられた。
カッコイイと思われる靴も選ばれた。
おもちゃ売り場では和紀の方がはしゃいでいたくらいで、清音が何度も注意をしていたくらいだ。
「ひな、機動戦隊のベルトだよ。あとこっちの忍者ごっこができる手裏剣セットも買おうか」
「和紀さん、買いすぎですよ。そんなにいっぺんに・・・」
「ミニカーセットがあるよ。あ、ジャングルジムもっ。雨降っても遊べるし」
清音の制する声など和紀には届いていないのが現状だった。
日生が普段使用する日用品も買い求める。
落としても振り回してもいいように、そこはプラスチック製品が選ばれた。
仕切りのついたお皿やキャラクターの描かれたお茶碗。
「ひな、どのデザインがいい?」
聞かれてもどれがいいなんて、自分で選んでいいのか、こわごわとしながら、数種類の中からひよこのイラストが描かれたものがかわいくて、それを手にすると、何故か笑顔で「それがいいんだね」と喜ばれた。
和紀にしてみたら、日生から自己主張してくれたことが、本当に嬉しかったのだ。
結局カート3個分のお買い上げとなって、父から預かったゴールドカードでお支払い。
店員は車まで荷物を運んでくれた。
「きょうのおやつは何、食べようか。ドーナツとかロールケーキとか、あ、和菓子のほうがいいかな」
日生が食に関して詳しくないのはもう分かったことだ。
和紀はできるだけ 何でも日生に世の中のことを教えてあげたかった。
だけど聞いている日生は、やっぱり何が示されているのか想像もできないでいる。
ショッピングモールの中、食品が並ぶ一角に連れていかれて、目にするもの、全てが美味しい匂いを漂わせて日生の胃袋を刺激してくれた。
昨日のポップコーンもおいしかったけれど・・・
「ひな。なにがいい?好きなもの選んでいいよ」
和紀に覗きこまれながら問われても選びきれるものではなかった。
困ったように俯いてしまう。
その心情は清音には計れるものだったのだろうか。
「どら焼きなんていかがでしょうか。手軽に食べられるものでしょうし」
そこは和菓子好きな清音の提案だったとは隠しておいて・・・
あずきとクリームチーズと抹茶クリームの三種類を買って、ベンチに並んで座って口にした。
それぞれ分けながら。
日生は和紀の膝にのって、少しずつ食べさせてもらっている。
結局のところ、大半は日生の口に収まった・・・とは、日生は知らなかった。
すっかりおなかいっぱいだ。
通り過ぎる人は少し不思議に思っていた人もいた。
父親にしては若いし、おばあさんというにも若すぎる女性。
だけど和紀と清音はどう見ても親子の関係にしか見えない。
他人の目なんてどうでも良いと思わされた時だったのかもしれない。
たとえ何があっても守ってあげよう。
和紀も清音も同じことを胸にいだいていた。
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ぼちってしてくれるとうれしいです。
和紀と清音に連れられて、日生の生活用品のお買いものです。
ショッピングモールに仲良くお出掛けの午後のひと時。
和紀は一番大きな網型のカートを手にした。
そこに日生を抱き上げて乗せる。
日生は隣にあった車の形をしたカートにも興味をそそられたのだが、何も言えなかった。
和紀「昨日は服、買うだけだったからさ。清音さん、どんなものが必要なのかな」
清音「そうですね。服もあれだけでは足りないですし。テーブルなどに当たっても怪我をしないための保護材とか」
和紀「あ、おもちゃも買ってあげたいんだ。お風呂で遊べるものも。そうそうっ、ボディーソープとか違うの?」
清音「もう大きくなっていますからあまり気にかけることはないと思いますけれど。無添加のものが良いかしらね」
和紀「ひなね、擦るとすぐ赤くなっちゃうんだよ。敏感肌なのかな」
清音「三隅さんが一度健康診断受けさせるって言ってましたよ。一度も病院などには行ったことはなかっただろうからと」
和紀「うんうん、それは大事。アレルギーとかもあると大変だからそこもちゃんと診てもらわないと。ね、ひな」
頭上で繰り広げられる会話は日生には理解できるものではなかった。
ただ、笑顔で同意を求められることに、分からなくても首は縦に動いた。
また衣類と服飾品売り場に連れていかれて、日生は何度も着せ替え人形のように次々と服を着せられて具合と印象を確かめられた。
カッコイイと思われる靴も選ばれた。
おもちゃ売り場では和紀の方がはしゃいでいたくらいで、清音が何度も注意をしていたくらいだ。
「ひな、機動戦隊のベルトだよ。あとこっちの忍者ごっこができる手裏剣セットも買おうか」
「和紀さん、買いすぎですよ。そんなにいっぺんに・・・」
「ミニカーセットがあるよ。あ、ジャングルジムもっ。雨降っても遊べるし」
清音の制する声など和紀には届いていないのが現状だった。
日生が普段使用する日用品も買い求める。
落としても振り回してもいいように、そこはプラスチック製品が選ばれた。
仕切りのついたお皿やキャラクターの描かれたお茶碗。
「ひな、どのデザインがいい?」
聞かれてもどれがいいなんて、自分で選んでいいのか、こわごわとしながら、数種類の中からひよこのイラストが描かれたものがかわいくて、それを手にすると、何故か笑顔で「それがいいんだね」と喜ばれた。
和紀にしてみたら、日生から自己主張してくれたことが、本当に嬉しかったのだ。
結局カート3個分のお買い上げとなって、父から預かったゴールドカードでお支払い。
店員は車まで荷物を運んでくれた。
「きょうのおやつは何、食べようか。ドーナツとかロールケーキとか、あ、和菓子のほうがいいかな」
日生が食に関して詳しくないのはもう分かったことだ。
和紀はできるだけ 何でも日生に世の中のことを教えてあげたかった。
だけど聞いている日生は、やっぱり何が示されているのか想像もできないでいる。
ショッピングモールの中、食品が並ぶ一角に連れていかれて、目にするもの、全てが美味しい匂いを漂わせて日生の胃袋を刺激してくれた。
昨日のポップコーンもおいしかったけれど・・・
「ひな。なにがいい?好きなもの選んでいいよ」
和紀に覗きこまれながら問われても選びきれるものではなかった。
困ったように俯いてしまう。
その心情は清音には計れるものだったのだろうか。
「どら焼きなんていかがでしょうか。手軽に食べられるものでしょうし」
そこは和菓子好きな清音の提案だったとは隠しておいて・・・
あずきとクリームチーズと抹茶クリームの三種類を買って、ベンチに並んで座って口にした。
それぞれ分けながら。
日生は和紀の膝にのって、少しずつ食べさせてもらっている。
結局のところ、大半は日生の口に収まった・・・とは、日生は知らなかった。
すっかりおなかいっぱいだ。
通り過ぎる人は少し不思議に思っていた人もいた。
父親にしては若いし、おばあさんというにも若すぎる女性。
だけど和紀と清音はどう見ても親子の関係にしか見えない。
他人の目なんてどうでも良いと思わされた時だったのかもしれない。
たとえ何があっても守ってあげよう。
和紀も清音も同じことを胸にいだいていた。
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ぼちってしてくれるとうれしいです。
日生と和紀が 買い物に出るとの情報を 三隅家に潜入している清音から知り 早速 店員に変身ですわ♪
「さえは もちろん スィーツショップ店員よ♪」
「ちーは、子供服売り場♪」
「niはねー、食品売り場で♪」
「私は! あれ?後 何処が残っているの?じゃ…掃除腐で…マタカ(-´ω`-)シュン」
では 皆さん、手抜かり無く しかと 日生と和紀のお世話をしましょう!
「「「「腐堕連者、Σ(;。`゜ω゜。)お゙----ッ」」」
腐堕連者とは、きえちん宅のイケメンズに 堕ちて腐った思考の女子(女史?)連合のことである。
勝手に命名、けいったん。((ヾ(○・ω・)ノ☆・゚::゚ヨロシク♪
「さえは もちろん スィーツショップ店員よ♪」
「ちーは、子供服売り場♪」
「niはねー、食品売り場で♪」
「私は! あれ?後 何処が残っているの?じゃ…掃除腐で…マタカ(-´ω`-)シュン」
では 皆さん、手抜かり無く しかと 日生と和紀のお世話をしましょう!
「「「「腐堕連者、Σ(;。`゜ω゜。)お゙----ッ」」」
腐堕連者とは、きえちん宅のイケメンズに 堕ちて腐った思考の女子(女史?)連合のことである。
勝手に命名、けいったん。((ヾ(○・ω・)ノ☆・゚::゚ヨロシク♪
きえ | URL | 2013-03-09-Sat 08:45 [編集]
けいったんさま すごい名付け
さすが昭和世代(←)漢字にするところが・・・
すごい警戒だね・・・
あーまー、保護者はそれくらいしないと・・・なんだけど
頑丈な城壁に守られて お子様は好きかってだろうね
お買い物に出るのだ
いきつけのショッピングモールには必要がいの監視カメラ多数
隅には「発信機貸出場所」という怪しい場所
もちろんそんなのは気にしないお子様は走り回る。
"探知機"がすごく役に立つと知ったのは数分後だ。
勝手に走り回る連中・・・
一葉「那智、あまりはやく動かないで・・・」
那智「先着品なのにっ」
違う場所で
成俊「どこいくの?」
英人「千城がVIPルーム用意してくれてるから」
甘いスイートを食べる手段は大きく違っていた。
でもやっぱり それぞれ楽しめるのである。
一葉「おいしかったねー」
成俊「うん、おいしかったねー」
那智「並ぶのが大変だけど」
英人「千城に言って 一か所に集めてもらおうよ」
梅も咲いた。桜ももうすぐ。
どうやら花見は、とんでもない宴会会場になりそうだ。
でも期待を寄せて 日野も久志も何も言わない。
そこは保育士の強み。。。
何かいているんだろー
さすが昭和世代(←)漢字にするところが・・・
すごい警戒だね・・・
あーまー、保護者はそれくらいしないと・・・なんだけど
頑丈な城壁に守られて お子様は好きかってだろうね
お買い物に出るのだ
いきつけのショッピングモールには必要がいの監視カメラ多数
隅には「発信機貸出場所」という怪しい場所
もちろんそんなのは気にしないお子様は走り回る。
"探知機"がすごく役に立つと知ったのは数分後だ。
勝手に走り回る連中・・・
一葉「那智、あまりはやく動かないで・・・」
那智「先着品なのにっ」
違う場所で
成俊「どこいくの?」
英人「千城がVIPルーム用意してくれてるから」
甘いスイートを食べる手段は大きく違っていた。
でもやっぱり それぞれ楽しめるのである。
一葉「おいしかったねー」
成俊「うん、おいしかったねー」
那智「並ぶのが大変だけど」
英人「千城に言って 一か所に集めてもらおうよ」
梅も咲いた。桜ももうすぐ。
どうやら花見は、とんでもない宴会会場になりそうだ。
でも期待を寄せて 日野も久志も何も言わない。
そこは保育士の強み。。。
何かいているんだろー
きえ | URL | 2013-03-09-Sat 11:53 [編集]
http://www.youtube.com/watch?v=IDUz2w-iC5c
今日はこの曲でした
毎日いっぱい 勇気とか 元気とかもらいます
歌詞につたえるものが とても深いように
私も何かそう・・・ だれかの心をひびかせるようなもの 書けたら良かったな
えへへへへ、自分のうでをしれってところだね
今日はこの曲でした
毎日いっぱい 勇気とか 元気とかもらいます
歌詞につたえるものが とても深いように
私も何かそう・・・ だれかの心をひびかせるようなもの 書けたら良かったな
えへへへへ、自分のうでをしれってところだね
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